子どもと縄跳びの練習を始めてみると、「思っていたよりうまく跳べていない」と思ったことはありませんか?
単純な遊びのように見える縄跳びですが、実は複数の要素が組み合わさった意外と難しい運動です。
縄を回しつつ足をそろえて跳ぶという動作は、大人は無意識にできますが子どもにとっては難易度が高いため難しく感じることが多いです。
しかし、縄跳びに必要な動きを1つひとつ継続して取り組み徐々に慣れていけば、できない子どもでも上手に縄跳びができるようになります。
この記事では、縄跳びが苦手な子ども向けの適切な練習法を解説していますので、ぜひ親子で楽しみながら実践してみてください。
目次
縄跳びができない子どもによくある3つの原因

縄跳びができない子どもには主に3つの原因があります。
・両足跳びに慣れていない
・縄を回す動きが難しい
・縄の動きとジャンプのタイミングを合わせられない
ここでは上記3つの原因を説明していくので、お子さまに当てはまっているかどうかチェックしてみてください。
両足跳びに慣れていない
子どもは身体的に発達していく過程にあり、年齢や発達の段階によっては足をそろえて跳ぶことが困難な場合があります。
また、子どもは日常生活での運動やアウトドア活動を通じてさまざまな身体運動機能を習得しますが、跳ぶ動作の経験がほとんどない場合は不慣れなままになることもあります。
縄を回す動きが難しい
縄を回す動作は両方の手を一緒に動かし、左右同じくらいの力で跳びやすいスピードに適度にコントロールしつつ腕を一回転させます。
しかし、発達途中の子どもは手首をうまく回せなかったり、左右の力のバランスが悪いことも多く、縄を回転させることがうまくできない状況でもあります。
縄の動きとジャンプするタイミングを合わせられない
縄をうまく回すことができてジャンプが得意な子どもでも、縄の動きに合わせてジャンプするタイミングを調整できない場合も少なくありません。
手と足で異なる動きを同じタイミングで行うことが難しく、スムーズな動きになりません。
これは直感的な理解が必要なものなので、ジャンプする瞬間のコツをつかむまで、継続的に取り組む必要があります。
縄跳びの土台づくり|事前に行いたい基本トレーニング

縄跳びができない子どもにとって、いきなり縄を使った練習はハードルが高く、苦手意識につながりやすいポイントです。
そのため、まずは「縄なし」で身体の動きを整えることが、縄跳びができない状態から抜け出す近道になります。
ここでは、縄跳びができない子どもでも取り組みやすい、段階的な練習方法を紹介します。
両足ジャンプでリズム感を養う
まずはジャンプだけの練習から始めてみましょう。
その場で両足をそろえて跳び、できるだけ同じ場所で着地することを意識しながら、リズムよく繰り返していきます。
このとき大切なのは、高さではなくリズムです。
「ぴょん、ぴょん」と声に出しながらでも、リズムを感じて跳べるようにしてみてください。
この練習は、自宅はもちろん、公園などでも手軽に取り組めるファーストステップです。
トランポリンなどの遊具を活用するのもよいですし、地面に丸を描いて「ここから出ないように跳んでみよう」といった遊び感覚で取り入れるのもおすすめです。
タオル回しで「縄を回す感覚」を身につける
縄の代わりに、タオルで体の動きを練習するのがおすすめです。
フェイスタオルの端を軽く結んで少し重さを出すと、縄に近い感覚で回すことができます。
片手で回してみたり、両手で持って前に回したりと、円を描くように動かす練習を繰り返していくことで、少しずつ縄を回す動きに慣れていきます。
タオルは柔らかく、当たっても痛くないため、縄跳びができない子どもでも安心して取り組めます。自宅でも気軽に取り入れやすく、遊びの延長として続けやすい練習方法といえるでしょう。
このような動きを重ねることで、自分の身体の動きをイメージする力(ボディイメージ)も育ち、縄跳びに必要な動作が少しずつスムーズになっていきます。
縄跳びは準備が大切!

縄跳びの練習を始める前に、まず子どもに縄が合っているかどうかをチェックしましょう。
縄が軽かったり長かったりすると跳びづらいため、子どもが努力していてもうまくいかない原因になります。
縄の選び方
子どもが縄跳びで使う縄は、ビニール製よりも布製の縄タイプのものがおすすめです。
ビニール製よりも重さがあるため回しにくいと思われがちですが、布製は適度な重さがあるので回す力がかかりやすく、子どもにとっては扱いやすいです。
縄を回した時にぐにゃぐにゃと波打って回すのが難しそうなら、縄にトイレットペーパーの芯を通してみると重さが縄の中心に集まり、回しやすくなります。
縄の長さ
子どもたちに対しては縄の長さも重要です。
縄の長さは、縄の中央部を足で踏み、両手で持って肘を曲げた状態で縄がきちんと張っている長さが理想的です。
長すぎると力がうまくかからず回しにくいので、両手で持つところで調整するか、縄の中心に結び目を作って短くすると使いやすくなります。
縄跳びができるようになるための練習方法

では、具体的にどんなトレーニングをすれば縄跳びが跳べるようになるのでしょうか。
縄跳びで必要な動きを一つひとつ順を追って練習し、スムーズにできたら一連の動きをつなげて跳んでみましょう。
段階を踏んで取り組むことで、縄跳びができない子どもでも無理なく上達していきます。
縄を地面において跳ぶ
最初は縄を地面に置いて両足でジャンプすることから始めましょう。
両足を揃えてジャンプができるようになったら、リズムよく跳んでみるのもポイントです。
何回か繰り返して縄をうまくジャンプできるようになれば、次のステップへ進みましょう。
縄を片手で回す
次は縄跳びを片手で持って後ろから前へ回し、腕を回す練習をします。
縄跳びが重くて難しければタオルや紐なども代用できるので、子どもたちが楽しめるものを使うといいですね。
左右の手や腕を使って順番に回転させ、円を描くように回せるまで続けて練習することで、手首・腕・肩を大きく使う身体の動かし方に慣れ親しんでいきます。
縄を両手で前に回す
次は両手で縄を持って足の後ろに置き、両手を一緒に後ろから前へ回すトレーニングです。
まずは、体全体で縄を体の前に出すことから始めていきましょう。
慣れてきたら、縄を出すイメージとして“きれいな円を描くように”縄を前に出せると良いです。
何度も繰り返すことで動きに慣れ、手首や腕を回しやすくなってきます。
また、左右の力のバランスが悪い子には、周りで見ている大人が子どもの正面に立って一緒に行ってあげるとわかりやすいです。
足の前にある縄を跳ぶ
後ろから前に縄を回せるようになったら、いよいよ縄を跳ぶことにチャレンジです。
まだ続けては跳ばずに、「前にきた縄を跳びこえるイメージで縄が前にくる」→「ジャンプして縄を跳びこえる」を繰り返しましょう。
何度も練習を重ねることで、縄を前へ回しつつ次のジャンプへの準備を整えることができるようになります。
縄を回しつつジャンプする動作がスムーズに行えるようになれば、「縄を回す→ジャンプして縄を跳びこえる」動作をつなげてやってみましょう。
「できない」はもう終わり!縄跳びのコツ

基本的な動作を順を追って行うことで身体の使い方を理解し、徐々に縄跳びに必要な動きに慣れていきます。
ここではさらに上達するポイントをお伝えします。
両足を揃えてジャンプする
足をそろえて跳ぶことができれば、縄跳びが早く上手になります。
タオルを足元に敷いたり縄で円を作ってはみ出さないよう跳んだり、ケンケンパやトランポリンなどの遊びを取り入れてみると楽しくトレーニングできます。
跳んだ後、なるべく同じ位置に着地できるように誘導してあげるといいでしょう。
グリップは全ての指で握らない
グリップの持ち方も大切になってきます。
小さな子どもは手のひら全体でギュッとグーで握りやすいですが、リモコンを持つみたいに人差し指を前にして指で軽く握ります。
手に力が入ると腕や肩全体にも力が入り、縄を回す動作がスムーズにいかなくなります。
指で軽く握って力加減を調整できるとうまく跳べるようになります。
ジャンプするリズムを意識する
最初は縄を跳ぶ瞬間のコツがわからない子どもたちが多いため、前に回して縄を跳ぶ瞬間に、大人が「はい!」と声をかけてあげるとコツをつかみやすいです。
大人が跳ぶところを見ても真似できない感覚なので、タイミングをつかむまではしっかり声をかけてあげると良いでしょう。
視線と跳び終わった後の手が重要
前跳びを跳ぶ時は、視線が地面に向くと次の動作に移行できません。
まずは1回をきれいに縄を回して跳ぶことから始めましょう。
連続跳びができない子の特徴として、跳び終わった後に手が止まってしまう子がいます。
跳び終わった後に「バンザイ」を意識させると縄が連続で前に出てきやすくなってきます。
新聞紙で縄跳びを調整
縄がうまく前に出てこない場合や、回しにくいと感じる場合は、新聞紙やチラシを使って持ち手を長くする工夫も効果的です。
縄跳びの持ち手部分に新聞紙を巻きつけて少し長さを出すことで、腕を動かしやすくなり、縄が前に出やすくなります。
特に、腕を大きく回す動きができない子どもや、縄がうまく前に出てこない場合には、動きのサポートにつながることもあります。
自宅にあるもので手軽に試せる方法なので、「なかなか縄跳びができない」と感じている場合は、一度取り入れてみるのも良いでしょう。
飽きてしまったら遊びで克服|縄跳びを楽しく続ける方法

縄跳びをうまく跳ぶことだけを考えて練習すると、飽きてしまったり継続して練習することが嫌になってしまいます。
そうならないために色々な遊びを交えつつ練習を続けていき、縄跳びができないから卒業しましょう。
個人で楽しむ縄跳びゲーム
1人でも楽しめる縄渡りや縄ジャンプなどのゲームも取り入れると、縄をさらに身近に感じてもらうことができます。
縄渡りは、地面に縄を置いて、その上を平均台を渡るように歩くゲームで、縄ジャンプも地面に縄を置いてジャンプする遊びです。
前向きでジャンプできるようになったら横向きや後ろ向きに跳んでもいいですし、また、まっすぐではなくグネグネ蛇行させても楽しいです。
友達や家族と楽しむ縄跳びゲーム
友達や家族で楽しめるゲームは、電車ごっこやプロペラ・大波小波などがあります。
電車ごっこは縄に親しむことができ、プロペラや大波小波は跳ぶ瞬間のコツをつかむための練習に適しています。
プロペラは縄をぐるぐると回転させながら跳ぶゲームで、大波小波は縄の端を持って揺れ動かしながらジャンプをするゲームです。
動く縄を見てジャンプする瞬間のコツをつかむことで、縄跳びを上手に跳ぶための感覚が養われます。
前跳びができたら挑戦したい|縄跳びのいろいろな跳び方

縄跳びは、前跳びだけでなく、さまざまな跳び方があり、ステップアップしていく楽しさも感じられる運動です。
前跳びができるようになってきたら、「こんなこともできるようになるんだ」とイメージを広げてみましょう。
子どもたちにとって憧れや目標になる動きを知っておくことで、「やってみたい」という気持ちが高まり、練習へのモチベーションアップにもつながります。
後ろ跳び
前跳びに慣れてきたら、次は後ろ跳びに挑戦してみましょう。
縄の回し方が逆になるため最初は難しく感じますが、動きに慣れることでリズム感やバランス感覚がさらに養われます。
前跳びと同じように、一定のリズムで跳ぶことを意識しながら、少しずつ連続して跳べるように練習していきましょう。
交差跳び
交差跳びは、腕を前でクロスさせながら跳ぶ動きです。
少し難易度は上がりますが、見た目にも変化があり、縄跳びの楽しさが広がります。
最初は大きく腕を交差させることを意識すると、動きが安定しやすくなります。
また、交差跳びのバリエーションとして、前跳びと交差を交互に繰り返す「あや跳び」もあります。
腕の動きがやや複雑になるため難易度は上がりますが、交差跳びに慣れてきたらチャレンジしてみるのもおすすめです。
二重跳び
二重跳びは、1回のジャンプで縄を2回回す跳び方です。
難易度は高くなりますが、前跳びに慣れてきた子どもであれば、少しずつチャレンジしていくことができます。
二重跳びは、ジャンプの高さと縄を回すスピードの両方が求められるため、最初はうまくいかなくても問題ありません。
焦らず繰り返し練習していくことが大切です。
また、二重跳びでは縄選びも重要なポイントになります。
前跳びとは異なり、軽くて回転スピードを出しやすいビニール製の縄跳びの方が跳びやすく、連続して成功しやすくなります。
環境や道具を工夫することで、できるようになるきっかけにもつながるため、ぜひ取り入れてみてください。
縄跳びができない!?苦手意識を持たせない練習方法|まとめ
縄跳びに必要な一つひとつの動きは、発達途中の子どもたちにとって難しい動作です。
子ども一人ひとりの発達スピードも違うため、縄跳びができるからすごくて、できないからかっこ悪いというわけではありません。
子どもが縄跳びを苦手に感じないよう、楽しみを交えつつ徐々に経験を重ねることが重要です。
基本から学び、コツをつかんで自信を持って楽しめるように、サポートしていきましょう。
しかし、仕事や家事が忙しくてなかなか教えられない方もいるかと思います。
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