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逆上がりができない!成功のコツや練習方法から指導方法まで徹底解説

逆上がりができない!成功のコツや練習方法から指導方法まで徹底解説

「お友達はできるのに、うちの子はできない…」
「逆上がりができないのはなぜ?」
「どうやったらできるのか分からない」

など、逆上がりができないと悩んでいませんか?

逆上がりができないのには、原因があります。
その原因を知りコツをつかんで練習すれば、きっとできるようになるはずです。

逆上がりは子どもにとっては大きなチャレンジですよね。
チャレンジ成功のためにも、ぜひ親子で一緒に取り組みましょう。

この記事では、逆上がりができない原因やできるようになるコツ、さらに練習方法から教え方まで徹底解説します。

逆上がりができないのには原因がある!

逆上がりに挑戦するこども①

「原因が分からず子どもに教えられない」

「なぜかうまくいかない」

と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

ここでは、なぜ子どもたちは逆上がりに苦戦するのか、原因を解説しているので、親子で一緒に壁を乗り越えましょう。

逆上がりができない原因|①体幹が弱い

逆上がりをするためには腕や足の筋力、さらに体幹が必要となります。

ですが、子どもは体が未発達のため筋力や体幹がまだしっかりと鍛えられていません。

成長とともに筋力の発達も見込めますが、原因を解決するには筋力や体幹を鍛える事が必要です。

体幹トレーニングは適切かつ、継続的におこなう事が大切なのでしっかりとサポートしてあげましょう。

逆上がりができない原因|②鉄棒の高さが身長に合っていない

逆上がりに挑戦する際、鉄棒の高さは非常に重要な要素となります。

しかし実際には特に意識する事なく、なんとなくで選んでいないでしょうか?

子どもに合った鉄棒の高さは胸の高さなので、できる限り身長に合った鉄棒を選んで練習をしましょう。

小さい子どもの場合は丁度良い高さの鉄棒がない事もあるので、その時はなるべく低い鉄棒を使ってください。

もし低い鉄棒がなければ、下にマットを重ねるなどして高さを合わせてあげましょう

家庭用の鉄棒であれば幼児向けの小さなサイズがありますので、そちらを活用するのもおすすめです。

身長に合った鉄棒を使う事で、子どもはより安定した姿勢で取り組めるようになるため、大人がしっかりと鉄棒の高さが合っているか見極めてあげましょう。

逆上がりができない原因|③恐怖心がある

「落ちたらどうしよう」と体を逆さまにする行為から恐怖心でできない場合もあります。

「鉄棒から落ちた人を見てしまった」「出来ない事で友達からバカにされた」などの経験が恐怖心をより高めないように、なるべく安心感を与える環境で鉄棒を使わない練習などを活用し、少しずつに子どもの自信を育みましょう。

逆上がりができるのはいつから?

逆上がりに挑戦するこども②

お子さまの発達の違いや筋力などによって個人差がありますが、低年齢から取り組んだ場合は小学生になる前にできる子もいます。

友達ができるからといって焦る必要はなく、それぞれの子どもの能力や成長段階を考慮して無理のない範囲で取り組むようにしましょう。

子ども自身がやる気を起こした時に1度挑戦してみると良いですね。

逆上がりができるようになる4つのステップ

逆上がりに挑戦するこども③

逆上がりができるためのポイントは、コツを押さえて練習する事です。

以下4つのステップを紹介しますのでぜひ取り組んでみてください。

逆上がりができるようになるステップ|①足の使い方を知ろう

逆上がりの成功には正しい足の使い方が重要です。

足の使い方のポイントを紹介します。

①構えの立ち位置に気をつける
構える時は鉄棒を中心に足を前後に開いて立ちます。

②大きく蹴り上げる
空に向かって真上に蹴り上げてください。
斜め前に蹴り上げると、体が鉄棒から離れてしまうのでうまく回れません。

さらに、子どもの頭上に手を置いて「ここを足で蹴ってね」と教えてあげると、子どもも分かりやすいのでおすすめです。

逆上がりができるようになるステップ|②手と腕の使い方を知ろう

手や腕をなんとなく使っていませんか?

なんとなく使ってしまうと、癖付いてしまったり逆上がりができるまでの道のりが遠くなってしまうため、しっかり確認しておきましょう。

①鉄棒をしっかりと握る
手のひら全体でしっかりと握ります。

   握り方は順手(上から握る)、逆手(下から握る)のどちらでも良いです。
子どもの握りやすい方でかまいません。

②肘を曲げて体を鉄棒に引き付ける
肘を伸ばしたままだとうまく回転できません。

②を意識しているのに回転できない時は腕の筋力が弱い事が考えられます。

筋力UPの為に鉄棒でななめに懸垂をする「ななめ懸垂」をするとよいでしょう。

逆上がりができるようになるステップ|③回転する感覚を身につけよう

逆上がりができるためには回転する感覚も必要です。

腕の使い方がよくなり、体幹も強くなっても、回転する感覚がつかめないとうまく回れるようにはなりません。

前転や後転など自宅で回る感覚を身につける事は成功の近道になります。

逆上がりができるようになるステップ|④体幹を鍛えよう

体幹を鍛える事は重要ですが、いざ体幹を鍛えようと思っても「どうしたら体幹が鍛えられるのか」「どうやって教えたら良いのか」と悩みますよね。
そんな時は、プロの力に頼る事をおすすめします!

東海エリアを中心に全国で教室を展開している『JPCスポーツ教室』は、子どもの体幹トレーニングに特化したスポーツ教室です。

『JPCスポーツ教室』の体幹トレーニングでは、特殊なマットの上で走ったりジャンプしたりする事で無意識的に体幹を鍛えることができます。

家庭ではしない非日常的な動きを取り入れているため、体を動かして脳を刺激することで運動能力の底上げが期待されるでしょう。

運動能力は、今後あらゆるスポーツに取り組む際にも重要になるので幼少期のうちから高めておきたいです。

体幹や運動能力を高めたいと思った方はぜひ一度、お近くの教室へお問い合わせください。

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逆上がりの練習方法

逆上がりに挑戦するこども④

コツをつかんだあとは実際の練習に取り掛かりましょう。

ここでは、自宅でもできる練習方法を紹介しているのでぜひ参考にしてください。

鉄棒を使わない練習方法

逆上がりができない子どもは、まず鉄棒を使わない練習から始めましょう。

身体全体の筋力を養いながら、逆上がりの動作を模倣する事で回転や体の使い方の感覚が身につくとスムーズに逆上がりの練習に入れます。

【①後転】
後ろに転がることで回転する感覚を身につけます。
後転がむずかしい場合は、体操座りをして膝を手で抱え込み、そのまま後ろに転がって元の位置に戻るゆりかごのような動きをしてください。
これは、腕の力や腹筋も同時に鍛えられます。

【②お尻を持ち上げる】
足を振り上げてお尻を持ち上げる練習です。
体操座りをしたあとそこから手をお尻より後ろにつき、お尻を持ち上げてください。
お尻を持ち上げたら、足を交互に上げます。

足を交互に上げる時は、逆上がりで足を蹴り上げるようなイメージで上に蹴ってみましょう。

鉄棒を使った練習方法

鉄棒を使わない練習で感覚を身につけたら、実際に鉄棒を使って練習します。

これまで練習した事を頭の中でイメージしながら取り組みましょう。

【①ぶら下がり】
まず、鉄棒にぶら下がってみましょう。
肘を曲げ、さらに体を丸めた状態でぶら下がります。

【②豚の丸焼き】
鉄棒の真下から両手で鉄棒をつかみジャンプして両足で鉄棒を挟みぶら下がります。
この時、頭を後ろに倒して逆さまになる感覚を感じましょう。

【③足抜き回り】
足抜き回りは、回転する感覚をつかむための練習になります。
鉄棒を肩幅にあわせて握り、握った手と手の間に足を入れてそのまま後転のように回りましょう。
着地をしても手を放さずに、逆回転をして元の位置に戻ります。

安全面には十分に配慮してください。

子どもに教えるときの5つのポイント

逆上がりに挑戦するこども⑤

子どもに逆上がりを教える時はやり方を教えるだけではなく、接し方や前向きになるような雰囲気作りにも気をつけましょう。

これらに気をつけることで、前向きな気持で子どもに取り組んでもらいやすくなります。

ぜひ、これから紹介する「5つのポイント」に気をつけながら教えてみてください。

一緒に楽しむ

子どもに練習を楽しんでもらうためには、親も一緒に楽しんで練習しましょう。

まずは、「鉄棒が好き」「練習が楽しい」と思ってもらうことが逆上がり達成への近道となります。

さらに、親子で一緒に取り組む事で絆が深まり、楽しい時間が共有できるため思い出作りにもなるでしょう。

無理強いさせない

練習を始める時は、まず子どもの意見を聞きましょう。

逆上がりが上達したいと思っていても、練習を続けていると「今日はやりたくない」と思う日も出てくるはずです。

そんな時に無理強いをして練習をさせてしまうと、子どもの持つ力や可能性を引き出せなくなってしまいます

ここはグッと我慢をして、無理強いせずに子どもの気持ちが落ち着くまでお休みする事も必要かもしれません。

コミュニケーションをとって楽しく取り組めるように導いてあげましょう。

成長を褒める

逆上がりに限らず子どものやる気を伸ばすために、褒めて自己肯定感を高める事は大切です。

褒める時には、具体的な行動や努力する姿勢・これまでの過程を褒める事がポイントになります。

ただ過剰に褒めるのは、褒められる事が目的となってしまい、チャレンジする姿勢が薄れていく事につながりかねませんので注意が必要です。

仮に失敗しても、あきらめずに練習を続ける事の大切さを伝える事も忘れないようにしましょう。

安全面に気をつける

逆上がりをおこなう際は、鉄棒から手が離れて地面に落ちてケガをする可能性があります。

ケガを防ぐためにも、大人が体を支えてあげたり地面にマットを敷くことで安全面に気をつけましょう。

また、初めての場合や自信がない場合は、専門の指導者や経験者の監督のもとでおこなう事をおすすめします。

子どもが安心して練習に取り組めるようにサポートするのは最低限の親の役目ではないでしょうか。

逆上がりに関するよくある疑問

疑問を浮かべるこども⑥

逆上がりを練習する上でよくある疑問を2つご紹介します。

逆上がりの練習をしていて疑問が浮かんだ場合はぜひチェックしてみてください。

逆上がりができていたのにできなくなったのはなぜ?

①体重が増えた ②筋力、体幹が弱くなった

など身体の状態の変化があげられます。

さらに、練習の疲れやモチベーションの低下、正しい姿勢の維持が難しくなったなどの要因も考えられます。

再びできるためには、体力や筋力UPをはかり、正しいフォームでの練習を行いましょう。

継続的に練習に取り組む事で、再び逆上がりができるかもしれません。

無理のない範囲で挑戦してみてください。

ステップなしで逆上がりするにはどうしたらいいの?

ステップなしの場合は腕の力がより重要になりますが、コツをつかめば意外と簡単にできるようになります。

① 足を伸ばし手の幅よりもやや広めに手を置きぶら下がる
② 肘を曲げあごを鉄棒の高さまであげる
③ 鉄棒の高さまであごを上げたら、体をまるめて足を上にあげる
④ 体を鉄棒に引き寄せて足を鉄棒側の後方に持っていく

ここまでできれば、あとは勝手に体が回転します。

ステップなしでできると、足のつかない高さの鉄棒でも逆上がりをする事が可能になりますが、マットを下に置くなどしてくれぐれも安全には気をつけて取り組んでください。

逆上がりができない!成功のコツや練習方法を解説|まとめ

逆上がりができない原因や逆上がりができるようになるポイント・練習方法、さらに効果的な教え方などをご紹介しました。

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鉄棒はもちろん、跳び箱やマット運動などの器械運動や体幹あそびも行っており、様々な運動を通して自分の体の使い方を知ることができます。

トレーニングだけでなく「挨拶・礼儀・後片付け」など、社会に出たときに困らないようコーチが指導していくため、運動能力と併せて社会性やコミュニケーション力を身につけさせたいという方は、ぜひ最寄りの教室にお越しください!

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