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体幹が弱い子の特徴とは?親子で1日5分の遊びも解説!

体幹が弱い子の特徴とは?親子で1日5分の遊びも解説!

すぐ疲れて運動を嫌う子どもを見ていると、

「うちの子もしかして体幹が弱いのかな…」
「体幹の弱い子ってどんな特徴があるのだろう…」

などと、親は心配になりますよね。

特に小学校入学前だと、「授業に集中できないのでは」と気がかりなことも多いのではないでしょうか。

そんな保護者の方に向けて、この記事では体幹が弱い子どもの特徴から体幹を鍛えるメリット、親子で楽しく体幹を鍛えられる室内遊び・外遊びをご紹介します。

体幹が弱い子どもの特徴を知りたい方や、親子で楽しく体幹をつける方法を知りたい方はぜひ最後まで読んでみてくださいね。

体幹が弱い子どもの特徴は?

テレビを見る子ども

まずは体幹が弱い子どもの特徴を3つご紹介します。

・運動を嫌い、疲れやすい
・長時間立つ・座るが困難
・手先を使った取り組みが苦手

お子さまに当てはまる特徴がないか、確認していきましょう。

運動を嫌い、疲れやすい

体幹が弱い子どもの特徴の1つ目として、「運動を嫌っていて疲れやすい」ことが挙げられます。

持久力が弱いとすぐ疲れてしまうので、周りと同じ運動をしても人一倍疲れを感じてしまうことがあります。

そうすると「運動=疲れること」と思うようになってしまい、運動に楽しさを見出せなくなりかねません。

また「まっすぐ走るのが難しい」「階段を嫌う」「頻繁に転ぶ」なども、持久力が弱いことが原因の可能性があるため子どもの動きや行動をよく観察しましょう。

長時間立つ・座るが困難

体幹が弱い子どもの特徴2つ目は「長時間立つ・座るが困難」です。

体幹筋(体の中心の筋力)が弱いと、体を支えられず姿勢も安定しないため、そのまま小学校へ上がると「怠けている」と指摘されてしまう可能性があります。

もし、授業がつまらないから姿勢が崩れるのではなく、体幹が弱いことが原因なら辛い思いをするのは子ども自身です。

日頃から、「壁に寄りかかる」「猫背になる」「体がふにゃふにゃになる」「椅子から降りて寝転がる」などの様子があれば、体幹を鍛える遊びを少しずつ取り入れてみましょう。

手先を使った取り組みが苦手

体幹が弱い子どもの特徴3つ目は「手先を使った取り組みが苦手」です。

子どもの体は、中心から先端の手や足へと成長し、さまざまなことを楽しめるようになります。

しかし、体の中心がしっかりしていないと「鉛筆を持てない」「ハサミを使えない」「折り紙が苦手」など手先の取り組みがうまくできません。

好奇心旺盛な幼児期にできないことが増えると、周りからも指摘され自己肯定感が低くなってしまいます。

もし子どもの手先の動きが気になったら、先に体を動かし体幹を鍛えてみましょう。

体幹を鍛えるメリットは?

運動する子どもたち

体幹を鍛えるメリットを、大きく3つご紹介します。

・体育や外遊びが楽しくなる
・持久力・集中力がつく
・細かい作業に抵抗感がなくなる

順番に解説していきますね。

体育や外遊びが楽しくなる

体幹を鍛えることで、体幹筋が強化されます。

体を支える筋力がつくと、学校の体育や友達との外遊びで体を動かすことを楽しめるだけでなく、怪我をしにくい体づくりにもつながります。

子どもが楽しく安全に過ごすために、体幹を鍛えるのはとても大切ですね。

持久力・集中力がつく

体幹を鍛えると姿勢が良くなるため、持久力や集中力もつきます。

姿勢が整うと長時間座ることが苦にならないので、授業にも集中でき、学力向上が期待できるのは親も子も嬉しいですよね。

宿題など最後までやり抜く力や、集会の立ちっぱなしにも耐えられるようになるので、周りからの評価も変わり自信につながります。

細かい作業に抵抗感がなくなる

体幹を鍛えると、体の軸が安定することで細かい作業に抵抗感がなくなります。

次第に手足に力がつくと、ハサミを使ったり字を書いたりなど手先の取り組みを楽しめるようになるため、子ども自身のストレスが緩和されるでしょう。

今までできなかったことができるようになると自然とチャレンジ精神も育つため、子どもの好奇心の芽を摘まないためにも体幹を鍛えることは重要といえます。

楽しく体幹を鍛える!1日5分の室内遊び3選

雑巾がけをする子ども

楽しく体幹を鍛えるためには、遊びやゲーム感覚で行うことが大切です。

ここでは1日5分室内でできる遊びを3つご紹介します。

・かかしポーズ
・だるまさんがころんだ
・雑巾掛け

仕事が忙しくて頻繁に外遊びに連れて行くのが難しい、という方でも手軽に取り入れられるため是非参考にしてください。

かかしポーズ

「かかしポーズ」は腹筋や背筋などの体幹筋が鍛えられるため、自然と姿勢が安定していきます。

①両手を横に広げる
②片足をあげる
③10秒ほどキープ(反対も同様)

慣れたらキープする時間を1秒ずつ増やしたり、足をより高く上にあげたりして難易度をあげましょう

例えば、子どもたちの好きな音楽をかけて「音が止まったらかかしポーズ!」などのルールを決めて行うとより楽しめます。

遊ぶ際は布団やマットの上など、親がすぐサポートできる環境で行ってくださいね。

だるまさんがころんだ

「だるまさんがころんだ」は、実は体幹トレーニングにふさわしいゲームといわれています。

なぜなら「目・耳・体」3つを同時に使って体幹筋を鍛えられるからです。

目:鬼が振り向いた瞬間を、目で追う練習ができる
耳:鬼の声をよく聞かなきゃいけないため、声を聞く練習になる
体:目と耳、2つの情報から体の動きを瞬間的に止める練習になる

また小学校へ上がった際、先生が黒板に書く字を目で追ったり、話しをよく聞く力も養われたりするため、子どもたちの精神的ストレスも少なくなります。

ゲーム感覚で「〇〇ちゃんが転んだ!」と言いながら部屋を移動したり「〇〇ちゃんがしゃがんだ!」など声かけを工夫して遊んでみましょう。

雑巾掛け

雑巾掛けは全身を使うため、体幹を引き締めるのに良い動作です。

「雑巾掛け=掃除」となりがちですが、子どもたちの遊びにするため次のように工夫してみましょう。

・お母さんのお手伝い
・親子で競争
・配達屋さんごっこ

「お母さんのお手伝い」として行ってみたり親子で競争したりするとお子さまも楽しみやすく、生活の中にも取り入れやすいです。

他にも、雑巾の上に小さなおもちゃを乗せて配達屋さんになることで、ただの雑巾掛けが楽しい遊びに変わります。

運動会で使われるBGMをかけながら行うとよりお子さまも楽しみながら全身を動かすことができます。

楽しく体幹を鍛える!1日5分の外遊び3選

外でボール蹴りをする子ども

室内遊びの次は、外で体幹を鍛えられる3つの遊びをご紹介します。

・なわとび
・しっぽとり
・ボール蹴り

どれも5分程度で楽しくできるものなので、生活の中で手軽に取り入れてみましょう。

なわとび

「なわとび」は上半身をまっすぐ伸ばしながらジャンプするので、腹筋や背筋などの体幹筋が鍛えられ姿勢が良くなります。

体幹筋が鍛えられると、猫背が改善されて長時間座っていられるようになるので、学校の授業も苦になりません。

なわとびが苦手な子は、なわを使わずその場で5回10回とジャンプしたり、トランポリンで遊んだりすると良いです。

慣れたら、なわとびを使ってテンポ良く跳ぶ練習をして色々な跳び方にも挑戦していきましょう。

また、縄跳びは体幹が鍛えられるだけでなく、記憶力も向上すると言われています。

着地の際、両足の骨から記憶力を強化させる「オステオカルシン(Osteocalcin)」という特殊なタンパク質が分泌されるため、記憶力の向上が期待されることが脳科学でも証明されました。

なわとびが苦手なお子さまに向けて、下記の記事では

しっぽとり

「しっぽとり」は縦横無尽に動き回るので、体幹筋がよく働きます。

さらに目でしっぽを追いかけたり、手を伸ばしたりすることで目や手の協調性が育つなど色々な要素を養える遊びです。

・ハサミで線の上を切れる
・折り紙をきれいに折れる
・字を書くのが楽しくなる

協調性を身につけると手先の力もつくため、文字書きや工作がより楽しく感じられます。

また親子のスキンシップにもなりますので、ぜひ取り入れてみてくださいね。

ボール蹴り

幼児にとって「ボール蹴り」は片足で踏ん張り、もう片方の足でボールを蹴るためのバランス感覚が必要になるため、子どもにとってはボールを投げるよりも難易度が高いです。

まずは、広い公園や周りに人がいないところで自由にボールを蹴らせてあげましょう。

次に、向かい合った相手のところにボールを蹴ったり、わざと斜めに蹴ったりして目と体を動かす範囲を広げていくと眼球運動や体力向上にもなります。

体幹が弱い子供の特徴って?親子で1日5分の遊びも解説!|まとめ

この記事では、体幹が弱い子どもの特徴や体幹を鍛えるメリット・遊びをご紹介しました。

遊びの中で楽しく体幹を鍛えることは、子どもの体だけでなく自己肯定感も育てます。

体幹トレーニングに特化した「JPCスポーツ教室」では、運動嫌いな子どもでも楽しく体を動かし、苦手なことにも積極的に挑戦できるよう運動のプロコーチが全力でサポートしています。

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