足が速いことに憧れを抱く小学生は多く、「どうしたら足が速くなるの?」と子供から聞かれたことがある保護者の方もいるのではないでしょうか。
小学生は運動能力を伸ばしやすい時期であり、ポイントを押さえながら練習することで効果的に走力を高めることができます。
そこで、今回は小学生におすすめの足が速くなる方法や裏ワザを解説します。
親子でできるトレーニング方法も紹介しますので、ぜひ親子で楽しく練習に取り組んでみてください。
目次
まずは正しい姿勢・走り方を確認しよう
足が速くなる方法を試す前に、まずは今の走り方を確認しましょう。
小学生の場合、筋力や体力以前に、走る際のフォームが原因でスピードが出にくくなっていることも少なくありません。
ここでは、正しいフォームや今の走り方のチェック方法をご紹介します。
正しいフォームとは
足が速くなる方法には様々ありますが、まずは正しいフォームを確認するのが大切です。
・体:やや前傾
・脇:軽く締めている
・肘:90度
・腕:前後まっすぐに振る
・手:ゆで卵をつかむように軽く握る
・着地:足裏全体
・太もも:しっかり上がっている
・つま先:前を向いている
正しいフォームで走るだけでも、足の速さは変わってきます。
これらのポイントを踏まえたうえで、今の走り方をチェックしてみてください。
今の走り方をチェックしてみよう
次はいよいよ、今の走り方をチェックしていきましょう。
フォームを確認する際は、保護者の方が子どもの走っている姿をスマホで撮って、一緒に確認するのがおすすめです。
撮影するときは、正面と横の両方から撮るようにしましょう。
- 上半身が大きく左右にぶれていないか
- 猫背・前かがみになりすぎていないか
- 腕が前後に振れているか
- 前を見て走れているか
これらのポイントを一緒に確認することで、どう改善すればよいか把握することができます。
【目標を確認!】小学生の平均タイムを一覧でご紹介
足が速くなる方法をご紹介する前に、小学生のお子さんの今の実力をチェックしてみましょう。
スポーツ庁が調査した令和7年度における小学生50m走のタイムを男子・女子別に分けてまとめたので、比較しながら参考にしてみてください。
| 学年 | 50m走 (男子) | 50m走 (女子) |
|---|---|---|
| 小学1年生 | 11.54秒 | 12.01秒 |
| 小学2年生 | 10.66秒 | 11.03秒 |
| 小学3年生 | 10.00秒 | 10.45秒 |
| 小学4年生 | 9.62秒 | 10.05秒 |
| 小学5年生 | 9.27秒 | 9.67秒 |
| 小学6年生 | 8.91秒 | 9.27秒 |
【小学生向け】足が速くなる方法:意識したい走り方のポイント
小学生のうちから足が速くなる方法を実践する際、意識しておきたいポイントとして以下の4つがあります。
- 体の軸を意識する
- 腕を大きく素早く振る
- 膝を高く上げつま先で走る
- 足の形が三角形になるように意識する
上記を意識して走るだけでも、かけっこのタイムを縮めることが期待できるでしょう。
以下ではそれぞれのポイントについて、詳しく解説していきます。
また、小学生のお子さんの走り方に違和感を覚える場合は、以下の記事で考えられる原因や対処法を紹介しているので、足が速くなる方法を試す際に、併せてチェックしてみてください。
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子どもの走り方がおかしい?原因と対処法について詳しく解説します!|JPCスポーツ教室
①体の軸を意識する
速く走るためには、走るときに足の裏で地面をしっかりと捉えて、地面の反動を前に進むエネルギーに変えることが重要です。
そして、地面からの反動をしっかり受け止めるには体の軸を意識することが不可欠になります。
体の軸を安定させると、足が速くなるだけでなく楽に走れるようにもなり、事故やケガ防止にも繋がります。
体の軸を安定させるためには、体幹トレーニングなどを取り入れるのがおすすめです。
②腕を大きく素早く振る
速く走るためには腕を大きく素早く振ることがポイントです。
正しく腕を振れば骨盤の動きがスムーズになり、足も連動して効率よく前に出せるようになるため、姿勢と一緒に正しい腕の振り方も体に覚えさせましょう。
肘が伸びた状態だと遠心力で腕振りが遅くなるため、肘は伸ばさず90度に曲げたまま振るのがコツです。
③膝を高く上げ足裏全体で走る
「膝が高く上がっているか、つま先を使って走れているか」も足が速くなる方法として大切なポイントです。
膝を高く上げるとストライド(歩幅)が広くなってスピードが出しやすくなります。
また、かかとから着地するとブレーキがかかって思うように前に進まないため、足裏全体(つま先寄り)で着地して走ることを意識しましょう。
地面を強く蹴るのではなく、なわとびのように軽く弾むようなイメージで前に進むのがコツです。
④かかと・ひざ・おしりで三角形を作るよう意識する
足が速くなる方法は「地面からの反動を前に進むエネルギーに変える」こととお伝えしましたが、小学生ではエネルギーが上方向に逃げてしまうことも多いです。
エネルギーを前方向に向けるためには、かかと・ひざ・おしりで三角形を作るイメージで走ることを意識しましょう。
ポイントは、後ろ足を前に出す際に、軸足と前に出す足の形が三角形になるようにすることです。
小学生のお子さんが感覚を掴みにくそうにしている場合は、膝を前に出すことを意識するように伝えてみましょう。
【小学生向け】足が速くなる方法:親子でできる!トレーニング方法
ここまで、足が速くなる方法としてフォームや腕・足の使い方をご紹介してきましたが、最も大切なのは日々の反復練習やトレーニングです。
ここからは、親子でも実践できる足が速くなる方法・トレーニング方法を紹介します。
①前倒トレーニング
走る際は前傾(身体をまっすぐにした状態で地面に倒れ込む姿勢)が大切です。
前傾を意識すると地面に向かって転倒しないように足が大きく前に出るため、勝手にストライドの幅が広くなり速く走れます。
前傾のコツを掴むトレーニング方法としては、身体をまっすぐにした状態で壁に向かって倒れ込む方法があります。
- 壁に向かってまっすぐに立つ
- 両腕を壁に伸ばす
- 前傾で壁に向かって倒れこむ
- 手をついて、体が壁に対して45度になるようにする
- 10回繰り返す
親子で取り組む際は、体の角度が45度になっているか保護者の方が確認してあげるとよいでしょう。
②壁トレーニング
壁トレーニングは前倒トレーニングの発展形で、地面をしっかり捉える感覚を身につけるのに有効です。
壁に両手をつくまでの手順は前倒トレーニングと同じで、壁に手がついたらその状態のまま足を上下に動かします。
- 壁に向かってまっすぐに立つ
- 両腕を壁に伸ばす
- 前傾で壁に向かって倒れこむ
- 手をついて、体が壁に対して45度になるようにする
- 膝を高く上げて、20回から30回ほど足踏みする
親子で取り組む際は、足踏みの回数を数えてあげたり、子どもが手足を滑らせないようサポートしてあげたりしましょう。
③縄跳びトレーニング
姿勢や脚力の強化ができる「縄跳び」は、足が速くなる方法としてとてもおすすめのトレーニングです。
跳び方は前跳び、もしくは二重跳びがおすすめです。以下のポイントを意識して跳びましょう。
- 地面からの反発を意識する(ぴょんぴょん跳ねる意識)
- 地面に着いている時間を短くする
- 高くジャンプする
保護者の方は、縄跳びを跳んでいる時の姿勢がまっすぐになっているか、回数を重ねるうちにジャンプの位置が低くなっていないかをチェックしてあげてください。
④ヒールウォーク(かかと歩き)
ヒールウォークは、小学生でも手軽にできる足が速くなる方法です。
ヒールウォークは、走るときに大切な足首の柔軟性を鍛えることができるほか、走る際につま先が下がる癖を直す効果があります。
- まっすぐに立つ
- その姿勢のまま、つま先をあげる
- つま先が下がらないようにゆっくり歩く
- 10歩×2セットから、無理のない範囲で繰り返す
保護者の方は、トレーニング中、つま先が下がっていないか確認してあげてください。
【小学生向け】足が速くなる方法:体幹トレーニング
小学生の足が速くなる方法として、体幹の強さも非常に重要な要素です。
体幹とは、腹筋や背筋を中心とした体の軸となる部分のことで、走るときの姿勢を安定させる役割を担っています。
体幹が安定していると、腕や脚の動きがスムーズに連動し、少ない力でも効率よく前に進みやすくなります。
ここでは小学生におすすめの体幹トレーニングを紹介しますので、ぜひ試してみてください。
①フロントブリッジ
フロントブリッジは、体幹全体を鍛える基本的なトレーニングです。
また、姿勢を保つ意識をすることで、走る際の正しいフォームを保つ練習となります。
- うつ伏せになり、肘を胸の脇におく
- 肘と前腕、つま先で支えながら腹筋に力を入れて体を引き上げる
- 頭からかかとのラインが直線になるような状態で10秒~20秒キープする
保護者の方は、腰が反っていないか、お尻が上がりすぎていないかを確認してあげてください。
②サイドブリッジ
サイドブリッジは、腹横筋(体幹をぐるりと囲む筋肉)と腹斜筋(腹部の横にある筋肉)を鍛えることができるトレーニングです。
また、ランニング中の左右の身体のブレを防ぐ効果もあります。
サイドブリッジのやり方
- 右半身が下側になるように横たわる
- 肘が肩の真下にくるように置く
- 肘と前腕、右足で支えながら腹筋に力を入れて体を引き上げる
(肩と肘が床に垂直になるようにする) - 頭からかかとのラインが直線になるような状態で10秒~20秒キープする
- 逆側(左半身)でも同じことを行う
保護者の方は、頭からかかとまで一直線を保っているかを確認してあげてください。
【小学生向け】足が速くなる方法:遊びや他の競技で鍛える
ここまで自宅で出来る足が速くなる方法をご紹介してきましたが、「トレーニング感が強くて飽きてしまう」という方もいるかもしれません。
小学生はまだまだ集中力が散漫な時期で、楽しくないことは続けられないという場合も多いでしょう。
そこでここでは、小学生におすすめの、遊びや他の競技で足が速くなる方法をご紹介していきます。
①鬼ごっこ
鬼ごっこは、スタートダッシュや切り返しの動きが自然と身につく遊びです。
追いかけたり逃げたりする中で、とっさに加速する力や方向を変える力が養われます。
より脚力を鍛えるためには、片足とび(ケンケン)やスキップ縛りの鬼ごっこをするのもおすすめです。
楽しみながら取り組めるため、小学生でも飽きずに続けられるのが魅力です。
②水泳
水泳は、走るために必要な体幹と股関節・足首の柔軟性が自然と鍛えられる競技です。
水泳は体幹が非常に重要なスポーツであり、しっかりと姿勢を維持する力が身につきます。
また、クロールのバタ足では足首の柔軟性が向上し、平泳ぎでは股関節を大きく動かすため可動域が広がり、走る際のストライドを大きく取れるようになります。
泳げない場合も水の中で遊ぶだけで体力がつくため、走るトレーニングに飽きたときはプールや海に行ってみてください。
③サッカーやバスケなどの球技
サッカーやバスケットボールなどの球技は、瞬発力や方向転換の速さが自然と鍛えられる競技です。
ドリブルやパスを受ける動きの中で、急なストップ&ダッシュを繰り返すため、走るために必要な瞬発力が養われます。
また、相手をかわす際の切り返しやステップワークによって、体の軸をぶらさずに方向を変える力も身につきます。
楽しみながら取り組めるので走るのが苦手な子どもでも続けやすく、競技を通じて「速く走れるようになりたい」というモチベーションを高められるのも魅力です。
今すぐ実践できる!足を速くするための裏ワザを解説
ここまで、足が速くなるために意識したいことや、小学生におすすめの足が速くなる方法・トレーニングをご紹介してきました。
ここからは、今すぐ実践できる走るときの裏ワザをご紹介していきます。
誰にでもできる簡単な裏ワザばかりなので、0.1秒でもタイムを縮めたい方はぜひ試してみてください。
裏ワザ①かかとに小さなクッションを入れる
最もお手軽に足が速くなる方法は、かかと部分に小さなクッションを入れることです。
前述の通り、速く走るためには前傾姿勢を意識することが大切です。
かかとにクッションを入れて走ると自然と前傾姿勢になるので、その状態で走っているうちに前傾姿勢の感覚を掴むことができるでしょう。
ただし、慣れていないうちは逆に走りにくくなってしまうので、慣れるまで何度か練習したり、クッションの高さを調整したりしてみてください。
裏ワザ②靴ひもをしっかり結ぶ
靴ひもをしっかり結ぶのは当たり前のことのように思われますが、速く走るためにはとても大事な裏ワザです。
靴ひもが緩んでいると、走っている時に靴の中で足がずれてエネルギーが無駄に逃げてしまいます。
靴を足にフィットさせた状態で走るだけでスピードが出せるようになるので、走る時は子どもの靴ひもが緩んでいないか確認してみてください。
裏ワザ③輪ゴムを親指にかける
輪ゴムを親指にかけるのも、すぐできる簡単な裏ワザです。
まず輪ゴムを2つ用意し、以下の手順で親指にかけてみてください。
- 輪ゴムを足首に通す
- 一度ひねって足の親指に引っ掛ける
- 逆側の足でも同様に輪ゴムをかける
輪ゴムがあるおかげで足の親指に力が入りやすくなり、しっかり地面を踏んで走りやすくなります。
裏ワザ④呼吸を止めない
足が速くなる方法として、呼吸を止めないことも裏ワザの一つです。
短距離走なら呼吸を止めて走った方がいいと思われがちですが、実は呼吸を止めないで走る方が最後まで体力をキープすることができます。
リズムよく走れば自然と呼吸ができるので、余計なことは考えずリラックスした状態で走り、ラストスパートは息を少しずつ吐き出しながら全力で駆け抜けましょう。
子どもの足が速くなるために保護者が意識すべきこと
速く走れるようになるためには、上記のような足が速くなる方法の実践や子ども自身の努力が大切ですが、何より保護者の方が子どもと一緒にトレーニングに取り組むことも欠かせません。
ここからは、小学生のお子さんの足が速くなるために保護者が意識すべきことを紹介します。
小学生が理解できる言葉で説明する
小学生のお子さんに足が速くなる方法や走る際の正しいフォームを説明するときは、できるだけ小学生が理解できるような簡単な言葉を使うように意識しましょう。
難しい言葉や長い説明はせずに、可能な限りオノマトペやわかりやすい言葉を交えながら、足が速くなる方法を具体的に伝えることをおすすめします。
子どもによっては動画や写真、イラストを見た方が理解しやすい場合もあるため、お子さんの様子を見ながら試行錯誤してみてください。
スポーツ教室の利用を検討する
スポーツ教室に通えば、足が速くなる方法や体の使い方をプロが教えてくれます。
自宅での練習だけでは気づきにくいポイントも、それぞれのレベルに合わせて指導してくれるのが大きなメリットです。
JPCスポーツ教室では、豊富な知識を持つプロフェッショナルが、子ども一人ひとりの身体能力や性格に合わせて指導を行っています。
安全面にも配慮しながら、無理のないペースで運動に取り組める環境が整っています。
常に無料体験や見学も行われているため、足が速くなる方法を実践する場として、選択肢のひとつとして検討してみてはいかがでしょうか。
JPCスポーツ教室 お近くの教室を探す遊びながら足が早くなる!JPCスポーツ教室のトレーニング
体幹トレーニングは自宅でも実践できますが、正しい姿勢や体の使い方を本格的に学ぶには、専門的な体幹トレーニングの指導を受けるのもおすすめです。
JPCスポーツ教室では、小学生を対象に体幹を重視したトレーニングを行い、走るために必要な体の軸づくりを基礎から丁寧に指導しています。
自宅での練習だけでは不安を感じる場合や、より効率的に取り組みたい場合は、選択肢のひとつとして検討してみてください。
マットトレーニングで、早く走る感覚を自然と掴める
JPCスポーツ教室「体操体幹トレーニング」の特徴の1つが、足が速くなる方法を自然と掴めるようになる特殊なマットトレーニングです。
低反発と高反発を兼ね備えたマットでのトレーニングは普通の地面よりも反発する力を感じやすいため、速く走る時の“地面をしっかり捉える感覚”を自然に掴むことができます。
また、マットの上を走ったりジャンプすることで体幹が刺激され、無意識に体幹が鍛えられる効果もあります。
楽しく脚力を上げるトレーニングができる
基本的に足が速くなる方法やトレーニングは地味で大変なものが多いため、遊びたい盛りの小学生にとって継続するのは難しいでしょう。
当教室の「体操体幹トレーニング」では、友達との協力や対決する要素を取り入れることで、ゲーム感覚で楽しみながら練習に取り組むことができます。
子どもが「スポーツって楽しい」と思えることを大切にしながらサポートするので、無理なくトレーニングできます。
小学生の足が速くなる方法!自宅でできる裏ワザと正しい走り方を徹底解説|まとめ
小学生の足が速くなる方法は、まず正しい姿勢や走り方を知ることから始まります。
体の使い方を意識し、腕の振り方や膝の上げ方といったポイントを押さえるだけでも、走りやすさは変わってきます。
また、走りを安定させるためには体幹の働きも重要ですので、自宅でできる体幹トレーニングを取り入れながら、小学生でも無理のないペースで続けていきましょう。
JPCスポーツ教室では、子どもの成長に合わせた指導を行い、運動の基礎づくりをサポートしています。
「足が速くなる方法・裏ワザを知りたい」「運動全般の基礎を育てたい」など、興味のある方はぜひ一度無料体験にお越しください!
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羽島本店
経歴
岐阜県立岐阜城北高校卒業後、中学硬式野球クラブチームの監督を2年間務める。(全国大会ベスト4)
現在JPCスポーツ教室の本部統括を務め、羽島本店の指導員として在籍中。
SV(スーパーバイザー)として主に関東エリアの店舗管理を行う。
資格
KOBA式体幹トレーニング Bライセンス
KOBA式体幹トレーニング Aライセンス
KOBA式体幹トレーニング Sライセンス