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跳び箱はコツをおさえれば跳べる!基礎から応用までの徹底ガイド

小学校の体育の授業でよくある跳び箱運動は、障害物を跳び越すことで「基礎的な体力・跳躍力・機敏性・身体を操る支配力」の向上を目標にしている運動です。

また、跳び箱を跳び越すことにより、注意力・勇気・決断力・自信・チャレンジ精神などの精神要素の成長も見込まれています。

しかし、跳び箱に不安と怖さを感じてしまうと多くの子どもが跳ぶことができなくなります。

この記事では、跳び箱が苦手と感じるすべての人へ、基本から応用までのコツをわかりやすく解説します。

跳び箱を苦手に思う子どもが多いのはなぜ?

跳び箱を痛がる子ども

子どもたちが跳び箱を苦手と感じる多くの理由は、身体的な能力で跳べないというよりも、不安や恐れを感じてしまうことにあります。

不安や恐れがあると、もともとは跳べるはずの力や技術があっても跳びにくくなってしまいます。

では、どうすれば不安や恐れを克服し、跳び箱が跳べるようになるのでしょうか?

多くの子どもが跳び箱に苦手意識を持つ理由

跳び箱は、普段の生活には使わない体の動きなので不安や恐れを感じやすいと言われています。

障害物に向かって走る、踏み切る時に両方の足をそろえて跳ぶ、お尻がふわっと浮いて不安定な体勢になる、など普段の生活では経験しない動作で跳び超えます。

また、跳び箱から落ちたりけがをしてしまったりと、過去の失敗があると次に挑戦するのが怖くなり、さらに強く苦手に感じてしまうことになります。

それを克服するための心構えについて

跳び箱を苦手と感じる子へは「できてるよ!」「もう少し!」など前向きな声かけをしたり、徐々に進めていくことが、自分で跳べるイメージを育むためには欠かせません。

また、跳べるようになった子の話を聞いてどんな気持ちなのかを共有してモチベーションを高めたり、ビデオや写真で成長過程を目で見て確認し、自信につなげるのも有効です。

環境面では周りに十分なマットを敷いたり、大人がすぐに手助けできる位置に待機してくれていると不安な気持ちが和らぎ、チャレンジする勇気がわいてきます。

跳び箱の正しい姿勢と助走のコツ

跳び箱に挑む子ども

跳び箱での跳躍を成功に導くためには、助走から跳躍、そして着地までの一連の動作を「正しい姿勢で行うこと」が重要です。

このプロセスをマスターできるとけがのリスクが減るため、跳び箱を安全に楽しみやすくなります。

助走の重要性と正しい姿勢を理解して実践することは、跳び箱への不安と恐れを克服し、自信を持ってチャレンジするための鍵になります。

では、跳び箱での跳躍を安全かつ効率的に行うための基本的なコツを紹介します。

助走の重要性

跳び箱の跳躍を成功に導くためには、正しい姿勢を維持しつつ、リズム感と適切なスピードを兼ね備えた助走が重要です。

跳び箱に不安や怖さを感じると助走で勢いが落ちてしまい、跳ぶ力が不足してしまいます。

助走により身体が自然なリズムをつかむことで、最適なタイミングでロイター板を踏み切ることができるため、このリズム感は跳び箱の跳躍を成功させるためには不可欠です。

また、助走によって身体が前傾姿勢になると跳躍時のバランスや空中での姿勢制御がしやすくなり、安全な着地につながります。

跳ぶ際の正しい姿勢について

跳び箱を跳ぶ際には、助走から踏み切り、空中から着地まで正しい姿勢を保つことが大切です。

助走では重心を低く保ちつつ、リラックスして自然に腕をふり、踏み切る時は足を確実に伸ばし、身体を前に傾けて前方方向にエネルギーを集中させましょう。

空中では胸を開き、顔は前方に向け、膝の位置に応じて姿勢を調整しながら足先から着地し、膝を柔らかく使って衝撃を吸収します。

これらの基本を繰り返し練習することによって、跳び箱への不安や恐れを克服し、技術の向上を可能にします。

跳び箱を上手に跳ぶポイントと手順

開脚跳びをする子ども

跳び箱を跳ぶ上での基礎段階がマスターできたら、次は実際に跳んでみましょう。

ここでは跳び箱を上手に跳ぶためのポイントと手順を紹介しているので、挑戦する前に一度確認しておくことをおすすめします。

開脚跳びの技術的なポイント

開脚跳びは跳び箱運動における基本的な技術で、正確なフォームを身につけることが重要です。

跳び箱の真ん中より奥へ手をつき、力強く身体を引き上げ、左右バランスよく開脚して全身のバランスを取り着地へ向けた姿勢をとります。

ここでバランスが崩れると、倒れてしまったり、着地まで辿り着かず跳び箱の上でお尻をついてしまいます。

開脚跳びの技術的なポイントは以下の通りです。

・腕の力で身体を支えられるようになること
・手で跳び箱を押し出すこと
・顔を前に出し空中で前傾姿勢になること
・開脚できる柔軟さを身につけること

上記のポイントをふまえて、跳び箱にチャレンジしてみましょう。

跳び箱を跳ぶまでのステップを確認する

開脚跳びのポイントがおさえられたら、いよいよ跳び箱にチャレンジです。

ここでは、跳び箱を跳ぶ手順をポイントを紹介しながら詳しく解説します。

step1:助走スピードは落とさない

跳び箱に不安と怖さを感じると助走で勢いを落としやすくなりますが、跳び箱を跳ぶためには一定の速さが必要で、速度を落としてしまうと跳ぶことができません。

走ってきたままの勢いで、一方の足で踏み切って両足で踏み込みます。

助走は跳躍の勢いをつけるために重要なので、自分に合った助走距離を見つけ、勢いを失うことなく跳び箱に近づきましょう。

step2:ロイター板をしっかり踏み込む

走ってきた勢いを落とさないスピード感で歩幅を合わせて片足で踏み切り、両足をそろえて思い切ってロイター板を踏み込みます

ロイター板の奥の方が反動が強いので、なるべく跳び箱側で踏み切りましょう。

力強い踏み切りが高く遠くへ跳ぶ基礎となります。

step3:手は奥につく

両足そろえて踏み切ったら、腕をしっかり前に出して跳び箱の真ん中より奥側に手をつき、体を前に引き寄せるようにします。

手をつく位置が前すぎると体が浮かず、ぶつかったり、跳び箱の上にお尻をついてしまうことになります。

そして目線にも注意する必要があります。

つい手元を気にしてしまいますが、目線が下がるとバランスが崩れやすいので、しっかり前を向いて跳ぶ方向を意識しましょう。

step4:お尻をあげて体は水平に

跳び箱を跳び超えるためには、体重を後ろから前に移動させる必要があります。

重心の移動がうまくいかないと跳び箱は跳びこえられないので、お尻を上にあげて、顔を前に出すイメージで空中で前傾姿勢をとるようにしましょう。

また、足をしっかり開きバランスをとりつつ、足先まで引き締めましょう。

自宅でできる練習方法と練習の効果

家で体を動かす親子

跳び箱を上手に飛ぶために大切なのは、腕で体を支えることと重心の移動です。

自宅で跳び箱を用意するのは難しいので、ここでは自宅でもできる練習方法をご紹介します。

自宅や近所の公園でできる練習方法

手押し車やカエル跳び・馬跳びなどは、代表的な跳び箱の練習方法です。

手押し車:腕で身体を支えお尻を高くあげる感覚に慣れる
カエル跳び:前に手をついてジャンプすることで跳ぶ瞬間の感覚をつかむ
馬跳び:実際の跳び箱をイメージしやすい練習ができる

家や公園などでも実践可能なので、少しずつトレーニングを積み跳び箱に必須な体の動きに慣れていきましょう。

馬跳びは低い高さから始め、大人が見守りながらの練習をおすすめします。

練習のポイント

跳び箱の練習は「低い高さから始める」「助走の練習をする」「イメージトレーニングや動画を見る」ことも大切です。

跳び箱は低い高さから始めることで不安と怖さをやわらげ、自信を持ってチャレンジできるようになるでしょう。

助走の練習をすると、歩幅の合わせ方や踏み切りのタイミングやリズムがつかみやすいです。

また、イメージトレーニングや正しい姿勢の動画を見ることで、良いイメージを持ちながら跳び箱にチャレンジできます。

これらのアクティビティをすることで跳び箱に対する不安や怖さをやわらげ、跳び箱に必須な体の動きに親しめるので早く上達できるようになります。

跳び箱はコツをおさえれば跳べる!|まとめ

跳び箱をうまく跳ぶためには、下記のコツを押さえることがポイントです。

・助走のリズムとスピードの調整
・踏み切りの技術
・空中での姿勢を保ったまま安全に着地する方法をマスターする

しかし、仕事で忙しい日々を送っている方は、なかなかつきっきりで練習を見てあげられる時間が取りにくいこともあるでしょう。

体幹に特化したトレーニングを専門的に行っている「JPCスポーツ教室」では、体幹トレーニングのほかにも跳び箱などの器械運動も行っています。

在籍している運動のプロであるコーチが、一人ひとりのレベルに合わせてお子さまが飽きないような授業内容を組むため、モチベーションを保ったまま跳び箱の練習を続けることができます。

跳び箱だけでなく、マット運動や鉄棒などもトレーニングメニューに含めることができるので、体育の授業の対策もしっかり行うことが可能です。

トレーニングの体験や見学も受け付けているため、ぜひ最寄りのJPCスポーツ教室にお越しください!

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