柔軟性・筋力・体幹など身体能力の向上が期待できる体操教室は、子どもに人気の習い事です。
しかし、子どもを小学生から体操教室に通わせていいものかがわからず、一歩踏み出せないという人もいるでしょう。
そんな人のために、この記事では体操教室に小学生から通わせた方が良い理由や、体操教室に通うメリットなどを解説します。
子ども体操教室に通わせようか悩んでいる人は、ぜひこの記事を読んで今後の判断材料にしてください。
目次
小学生から体操を始めた方がいい理由
結論から言うと、なるべく小学生の早いうちから体操を始めることをおすすめします。
その理由は以下の3つです。
- 成長期のため基礎筋力が身につきやすい
- リズム感が身につく
- 表現力が豊かになる
それぞれについて解説していきます。
理由①成長期のため基礎筋力が身につきやすい
小学生の時期、特に低学年から高学年にかけては子どもが大きく成長する時期となっています。
この時期に体操を学んでおけば、全身をバランス良く鍛えることができます。
鉄棒や跳び箱などの運動を通して、体を支えたりコントロールする力が自然と育っていくでしょう。
また、小さいうちから体幹を養っていけばケガの予防にもつながります。
理由②リズム感が身につく
小学生のうちから体操を経験することで、リズム感も養われます。
体操は動作一つひとつにリズムが重要で、このリズム感は音楽やダンス・他のスポーツにも大いに役立ちます。
小学生のうちから体操で様々な動きを経験することで、体全体の調和を整える感覚が身につくのです。
理由③表現力が豊かになる
体操は子どもの表現力を豊かにします。
自分の演技をどう見せるか、どう表現するかを学ぶことで自己表現の幅が広がり、それが自信につながります。
演技を通して得られる達成感は子どもたちの心を強くし、さらに表現を深めていくきっかけとなるでしょう。
また、表現力は大きくなってからではなかなか身につきにくい能力でもあるため、なるべく小学生の早いうちから体操を習わせて表現力を養うことをおすすめします。
このように、小学生から体操を始めることは、身体的な成長だけでなく心の成長にも大きく影響します。
体操教室は、子どもたちが持っている無限の可能性を引き出す最適な習い事と言っていいでしょう。
子どもを体操教室に通わせる3つのメリット
子どもを体操教室に通わせることには、以下の3つのメリットがあります。
- 運動能力の発達を助ける
- 柔軟性や体幹が身につく
- 協調性が身につく
それでは1つずつ見ていきましょう。
①運動能力の発達を助ける
子どもを体操教室に通わせる大きなメリットの1つが「子どもの運動能力の発達を助ける」という点です。
体操教室では、「走る・跳ぶ」といった基本的な動作を通じて、子どもたちの運動能力や体力を大きく向上させます。
特に、6歳頃までに神経系が大きく発達するため、この時期に体操を始めると運動神経も発達しやすいでしょう。
また、近年コロナ禍等の影響で子どもの体力低下が問題となっていますが、体操教室は運動不足を解消し、心身の健康をキープできます。
②柔軟性や体幹が身につく
体操教室を通じて子どもたちにもたらされる2つ目の大きなメリットは、「柔軟性や体幹が身につく」という点です。
体操教室の始まりには、身体を温め、怪我を防ぐために準備運動が欠かせません。
この時に行われる柔軟ストレッチは、子どもたちの柔軟性を高めて身体をより柔らかくする効果があります。
また、跳び箱や鉄棒・平均台など様々な器具を使用した器械運動は、ただ体を動かすだけでなく、体幹も鍛えることができます。
体幹が鍛えられることで体のバランスを取る力が向上し、運動やスポーツだけでなく、勉強への集中力アップにつながるでしょう。
③協調性が身につく
体操教室に通わせることの3つ目のメリットは、「協調性が身につく」という点です。
体操教室では、子どもたちが他の生徒と同じ空間で活動を行うため、自然と協調性が養われます。
さらに、講師や他の生徒とのコミュニケーションを通じて、相互理解やチームワークの大切さを学び、コミュニケーション能力の向上にも繋がります。
運動能力の向上だけでなく、社会生活において必要とされる協調性やコミュニケーション能力を身につけられるという点は、体操教室の大きな魅力の1つです。
体操教室を選ぶ時の5つのポイント
ここまでで、小学生から体操教室に通わせた方がいいということはわかりましたが、
「体操教室ってたくさんあるけど何が違うかわからない」
「どういう基準で体操教室を選んだらいいの?」
と悩んでいる人もいるかもしれません。
ここでは、体操教室を選ぶ時の以下の5つのポイントについて解説します。
- 習う目的で選ぶ
- 対象年齢を確認する
- レッスンの形式で選択する
- 体操教室の場所で決める
- 野外活動の有無を確認する
- 予算で選ぶ
それでは1つずつ見ていきましょう。
①習う目的で選ぶ
まずは子どもの目的にマッチした体操教室を選ぶことがもっとも重要です。
アクロバット技を身につけたい、基本的な体操スキルを磨きたいなど、目的に合わせて教室を選びましょう。
教室によって「健康増進」「オリンピック選手を育成する」など目指す方向性も違うのでその点もチェックしておきましょう。
②対象年齢を確認する
体操教室には、対象となる年齢が設定されています。
子どもがその年齢に該当するかを確認し、適切な教室を選びましょう。
特に、自分の子どもと近い年齢の子が多い教室だとより通いやすくなるので、その点もチェックしておきましょう。
③レッスンの形式で選択する
教室によって、大人数のグループやマンツーマンなどレッスン形式はさまざまです。
子どもの性格や学び方に合った形式を選ぶことで、より効果的に技術を習得できます。
グループでの交流を重視するか、個別の指導でじっくり学ぶか、お子さまの目的に応じて選びましょう。
④体操教室の場所で決める
体操教室の立地も重要な選択肢の1つです。
家から近い、通いやすい場所にある教室を選ぶことで、継続して通うモチベーションを保ちやすくなることや、送迎の負担も軽減されます。
地域の治安についてもリサーチしておきましょう。
⑤野外活動の有無で選ぶ
野外活動やイベントの有無も、教室選びの1つのポイントです。
野外での活動を通じて他の生徒との交流を深めたり、様々な体験を通して体操以外のスキルを学ぶ機会にもなります。
子どもが外で活動することを楽しめるかどうかを考慮しましょう。
⑥費用で選ぶ
子どもを継続的に通わせるには予算にあった教室選びが大切です。
単に月会費だけで選ぶのではなく、入会金や年会費・備品等の料金も考慮して、経済的に持続可能な教室を選びましょう。
体操教室ではどんなことをする?
体操教室では、子どもたちが楽しみながら体を動かし、様々な技術を身につけることができます。
一般的な体操教室のカリキュラムでは、基礎体力をしっかりと養い、イメージ通りのカラダの使い方を体現できるようになるためのトレーニングがメインです。
また、マット運動では、前転や補助倒立などを始め、跳び箱では両脚ジャンプ、鉄棒ではぶら下がりなど、基礎からじっくりと技術を身につけていけるような種目が行われています。
中には子どもの体幹トレーニングを専門としている「JPCスポーツ教室」の体操体幹トレーニングクラスで行なわれる「体幹あそび」のように、教室特有のカリキュラムも行っているケースもあります。
「体幹あそび」は、低反発と高反発の素材が備わっている特殊なマットの上で走ったりジャンプしたりすることで、楽しみながら基礎運動能力を高められるメニューです。
ゲーム性を取り入れた内容で、子どもたちはみんなで協力したり競い合ったりしながら自然と運動能力を向上させていきます。
体操教室を選ぶ時はカリキュラムの内容もチェックし、子どもが楽しんで通えそうなところを選びましょう。
小学生の可能性を引き出す!体操教室で得られる3つの大きなメリット|まとめ
小学生のなかでも、特に低学年は運動神経や身体能力が著しく発達します。
この時期の習い事として、体操教室は最適な選択肢の1つと言ってもいいでしょう。
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