「キレの良い空手技を出せない」
「空手の試合でなかなか勝てない」
空手を練習している中で、こんなお悩みを抱えている小中学生のみなさん、実は体幹を鍛えることで、これらの問題を解消することができるかもしれません。
空手の試合に勝てるようになるためには、技の練習だけでなく体幹を鍛えることが非常に重要です。
体幹がしっかりしていると、技のインパクトが増し、動きがスムーズになるだけでなく、バランス感覚も良くなります。
この記事では、空手で勝つための体幹トレーニングと、その効果を詳しく紹介します。
体幹を強化して、次の試合に向けてレベルアップを目指しましょう!
目次
体幹を鍛えると空手で勝てるようになる3つの理由
一流の空手選手は、優れた技術だけでなく、安定した体幹を持っています。
体幹がしっかりしていると、技の威力やスピードが増し、試合での動きのキレが一段と良くなるからです。
ここでは、体幹を鍛えることがなぜ空手で勝つために重要なのか、その3つの理由を解説します。
体幹トレーニングを取り入れて、試合でのパフォーマンスを飛躍的に向上させましょう。
体の軸がブレなくなる!
体幹を鍛えると、技を繰り出す際に体の軸がブレにくくなります。
体の軸がしっかりしていると、突きや蹴りの際にバランスを保ちやすくなり、技の安定性が向上します。
特に、強力な突き技や素早い蹴り技でその安定性が発揮され、技の成功率も高くなるでしょう。
俊敏な動きができるようになる!
体幹を鍛えると、全身のバランスが良くなり、素早い動きが可能になります。
空手では、相手の攻撃を避けたり、反撃するために俊敏さが求められる場面が多く、素早く動けることも強い選手の条件の1つです。
体幹が強くなると、特に、ステップや回避動作がスムーズになり、試合中の動きにキレが出てきます。
技の威力がアップする!
体幹が強いと、技の威力が大幅にアップするので、力強さを出したいときには、まず体幹を鍛えることが重要です。
突きや蹴りを繰り出す際に、全身の力を効率よく技に伝えることができるため、相手に大きなダメージを与えることができます。
特に、回し蹴りや突き技では、体幹の力を活かして威力を最大限に引き出すことができます。
空手のための体幹トレーニング5選
ここまで、空手で勝つためには、体幹を鍛えることがとても大切な理由を説明してきました。
では次に、「実際どんなトレーニングをすればいいの?」という体幹トレーニングに挑戦してみたい方のために、初心者の人にも始めやすい体幹トレーニングを5つ紹介します。
これらのトレーニングを日常の練習に取り入れて、技のキレと威力をさらに高めましょう。
①フロントブリッジ
フロントブリッジは、体幹全体を鍛える基本的なトレーニングです。
- うつぶせになり、肘を床につけて、つま先と腕で体を持ち上げます。
- 体が一直線になるようにし、10秒から20秒キープします。
- これを3セット行います。
フロントブリッジを行なうことで、全体的なバランス感覚が向上し、安定した姿勢での攻撃や防御が可能になります。
また、体幹が強化されることで、突きや蹴りの力が増し、技の威力もアップします。
②サイドブリッジ
サイドブリッジは、側腹部の筋肉を鍛えるトレーニングです。
- 横向き寝転がり、片肘を床につけて体を持ち上げます。
- 体が一直線になるようにし、10秒から20秒キープします。
- これを左右それぞれ3セット行います。
サイドブリッジを行なうことで、横方向への動きがスムーズになり、回し蹴りや側蹴りなどの技がより効果的に繰り出せるようになります。
③バックブリッジ
バックブリッジは、背中とお尻の筋肉を強化し、体の後部を安定させます。
- 仰向けになり、両足を曲げて両手は床につけます。
- 骨盤を持ち上げて、頭・骨盤・膝が一直線になるようにして10秒キープします。
- これを3セット行います。
バックブリッジを行なうことで、後ろ回し蹴りや後ろ突きなどの技が安定して繰り出せるようになります。
また、体の後ろの筋肉が強化されるため、後ろに下がる動作がスムーズになります。
④ダイアゴナル
ダイアゴナルは、背中とお腹の筋肉をバランスよく鍛えるトレーニングです。
- 四つん這いになり、片手と反対の足をまっすぐに伸ばします。
- 数秒間キープしてから、元に戻します。
- 反対側も同じように行います。これを10回繰り返します。
ダイアゴナルを行なうことで、体の左右バランスが改善され、左右対称の動きがスムーズになります。
これにより、回し蹴りや横蹴りなどの技の安定性が向上し、正確な技が繰り出せるようになります。
⑤シットアップツイスト
シットアップツイストは、腹筋を強化しながら体をひねる動作を取り入れたトレーニングです。
- 仰向けになり、膝を曲げて足を床に置きます。
- 上半身を起こして、右肘を左膝に近づけます。
- 左肘を右膝に近づけ、また仰向けに戻ります。
- これを交互に20回繰り返します。
シットアップツイストを行なうことで、体のひねり動作がスムーズになり、回し蹴りや逆突きの際のパワーが増します。
また、腹筋が強化されるため、長時間の練習でも疲れにくくなり、スタミナが上がります。
空手のための体幹をより効果的に鍛えるコツ
より空手に効果的な体幹トレーニングをするために、いくつかのポイントを押さえておくことが重要です。
これから紹介する3つのポイントを意識して、トレーニングの効果を最大限に引き出しましょう。
呼吸を意識する
トレーニング中は、呼吸を止めずに自然に行なうことが重要です。
正しい呼吸を意識することで、筋肉への負担が軽減され、効果的なトレーニングが可能になります。
深呼吸をしながら、リズムを崩さずに動作を行ないましょう。
ゆっくりとした動作で行なう
トレーニングは急がず、ゆっくりとした動作で行なうことも意識してみてください。
急いで行なうと、フォームが崩れやすくなり、効果が薄れてしまいます。
筋肉に十分な刺激を与え、回数が少なくても効果的な負荷をかけられるように、ゆっくりと確実に実践しましょう。
正しいフォームを意識する
まだ成長途中の小中学生のみなさんは特に、正しいフォームでトレーニングすることを忘れないでください。
フォームが正しくないと、筋肉に適切な刺激が与えられず、効果が半減してしまうだけでなく、怪我の原因にもつながります。
適切な指導のもと、体幹トレーニングに取り組むことをおすすめします。
【小中学生向け】空手で勝つ!体幹トレーニング5選|まとめ
今回紹介した体幹トレーニングを日常の空手の練習に取り入れることで、空手の技術が全体的に向上し、試合でのパフォーマンスが飛躍的に向上します。
体幹を鍛えることは、空手で勝つための基礎を作る重要なステップです。
JPCスポーツ教室では、スポーツを行っている小学生・中学生・高校生を対象にスポーツのパフォーマンスの向上のための体幹トレーニングクラスを開講しています。
KOBA式体幹バランストレーニングを取り入れて、当たり負けしないカラダ作りやスムーズに動かすことができるカラダ作り、怪我をしにくいカラダ作りを目指します。
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JPCスポーツ教室の教室一覧はこちら羽島本店
経歴
岐阜県内の幼稚園、保育園で体操指導員として2010年より10年間指導にあたり、現在JPCスポーツ教室羽島本店の指導員として在籍中。
SV(スーパーバイザー)として主に愛知エリア・九州エリアの店舗管理を行う。
資格
KOBA式体幹トレーニング Sライセンス
NESTA キッズコーディネーション トレーナー
子ども身体運動発達指導士