3歳になった男の子や女の子は好奇心旺盛で、様々なことに興味を示すようになってきます。
「そろそろ習い事を始めてみようかな?」と考える人も多いのではないでしょうか?
ベネッセが2024年に調査した「習い事についてのアンケート」では、約6割の保護者が3歳から5歳の間に習い事をスタートさせたと回答しています。
しかし、習い事にはたくさんの選択肢があるため「どの習い事が子供にとって最適なのか」「どのように選べば良いのか」と悩ましい課題もつきません。
この記事では、3歳児におすすめの習い事を知育と芸術の分野から紹介し、それぞれの特徴やメリットについて詳しく解説します。
また、習い事を効果的に取り入れるためのポイントも合わせて紹介しますので、是非、参考にしてください。
目次
習い事を3歳から始めるメリット
子どもの脳は3歳くらいから急速に成長し、多くの情報を吸収する能力が高まるため、3歳は子どもの発達において非常に重要な時期です。
3歳から習い事を始めることは、子どもにとっても親にとってもさまざまなメリットがあります。
習い事は子どもの心身の成長にも親にもメリットがある
まず、子どもにとっての最大のメリットは、習い事を通じて新しいスキルや知識を習得することで、脳の発達を促進することができることです。
また、コミュニケーション能力や協調性を学ぶ機会が増えることにより、幼稚園や保育園での集団生活にもスムーズに適応できるようになるでしょう。
さらに、習い事で新しいことに挑戦し、少しずつできるようになる経験を重ねることは、子どもにとって大きな達成感となります。
この達成感が自信を育み、人と比べる機会が多くなる小学校までに養っておきたい、自己効力感や自己肯定感を高めることに繋がります。
そして習い事をするメリットがあるのは子どもだけではなく、親にとっても子どもの習い事により、相談相手ができて、育児中の孤独を解消できるという効果もあります。
3歳におすすめの習い事 知育編
知育編では、3歳児の知的発達を促進するために今注目されている習い事を3つ紹介します。
知育は、子どもの脳の発達をサポートし、就学前に学びの基礎を築く効果的な教育です。
ここでは、この時期の男の子や女の子にとって、楽しく学べてかつ効果的な知育を選びました。
①外国語
幼児期の子どもは、耳が非常に敏感で、発音やイントネーションを自然に覚える能力があるため、外国語の習得をスタートさせる時期として理想的です。
特に英語は小学校のカリキュラムになっていたり、中学受験で英語も受験科目になりつつあり、長期的な視点で見ても英語の習得は子供にとって大きなアドバンテージとなります。
多くの幼児向けの外国語のクラスで、歌やゲームを通じて楽しく学べるカリキュラムが用意されているので、子どもたちは遊び感覚で自然に言語を身につけることができるでしょう。
②右脳教育
右脳教育を専門とする教室は早期教育に関心がある保護者に人気の高い習い事の1つです。
右脳は直感や創造力を司る部分であり、この時期に右脳を刺激することで、豊かな感性や創造力が育まれると言われています。
机に向かって勉強するのではなく、フラッシュカードやリズム遊び、パズルなど楽しいアクティビティを通じて行うため、子供たちも飽きることなく取り組むことができます。
③モンテッソーリ教育
モンテッソーリ教育は、将棋で史上最年少でプロ棋士となった藤井聡太棋士を育てた教育として一躍有名になった教育法です。
この教育法では、自主性と独立心を育てることを目的としており、子ども自身が興味を持った活動を選び、自分のペースで学ぶことができます。
教室には、教具と呼ばれる独特の玩具からコーヒーミルなど感覚教育や日常生活の練習ができるさまざまな教材が用意されています。
バラエティーに富んだ教材なので、自分の興味があるものを自分で選んで遊びながら学ぶことができ、男の子でも女の子でもどんな子どもでも楽しめるところが魅力です。
また、先生は子供の個性や発達段階に応じてサポートを行うため、一人ひとりの成長をしっかりと見守ってほしい保護者におすすめです。
3歳におすすめの習い事 芸術編
3歳児の男の子や女の子は、赤ちゃん期に比べて感性が豊かになり、さまざまな形で自己表現を楽しむことができるようになります。
芸術編では、子どもたちが自分の感情や考えを形にする手段として重要な、創造力や表現力を育てる習い事を紹介します。
ここでは、保護者からの人気も高く、芸術的な側面からもおすすめの3つの習い事を詳しく見ていきましょう。
①リトミック
リトミックは、音楽と身体の動きを組み合わせた、昔から人気の高い教育法です。
音楽に合わせて体を動かすことで、リズム感や音感を養うことができるだけでなく、運動能力や表現力も高まります。
子どもたちが自由に音楽を楽しみながら創造力や感受性を育みつつ、グループ活動を通じて、他の子どもたちとのコミュニケーション能力を高める効果も魅力です。
②ダンス
ダンスは、身体を使った表現活動を通して、リズム感や柔軟性・バランス感覚を養うことができる習い事です。
また、音楽に合わせて動くことで、感情表現や協調性も育まれる効果もあります。
ダンスといっても、バレエ・ジャズ・ヒップホップなど、さまざまなジャンルのダンスがあり、子どもの興味や目的に合わせて選ぶのが良いでしょう。
また、発表会やイベントなどで、大勢の前で表現することで自信を育てる機会にも恵まれています。
③アート教室
3歳児は手先の感覚が発達してくる時期なので、絵画や工作などを通じてその能力をさらに伸ばしてくれるアート教室もおすすめです。
幼児期のアート教室は、クレヨンや絵の具・粘土など、さまざまな素材を使って、幼児でも楽しみながら作品を作ることができるので、男の子にも女の子にも人気の高い習い事です。
自分のアイデアを自由に形にして、それを誰からも評価・判断されることなく表現できる楽しさを経験することで、自己肯定感も高まります。
また、完成した作品を展示する機会がある教室もあり、自分の作品を他の人に見せる喜びを感じることができます。
3歳からの習い事をより効果的にする3つのポイント
いざ習い事を始めてみると「子どもが習い事を嫌がって行ってくれない」という場面に直面するのは多くの保護者からよく聞くお悩みです。
ここでは、子どもが楽しみながら習い事を続けるための3つのポイントを紹介します。
子どもにとって習い事がより充実した経験となり、成長の手助けとなるためにも、そして親にとっても習い事が有益な経験となるためにも、是非、参考にしてみてください。
3歳からの習い事をより効果的にする3つのポイント①|子供のワクワクを優先する!
3歳児にとって一番大切なことは、子どもが興味を持って習い事を楽しむことです。
ワクワクする活動を選ぶことで、自然と積極的に取り組むようになります。
興味を持つことは学びの第一歩であり、子どもの成長にとって欠かせない要素なので、子どもの反応をよく観察し、どのような活動に興味を示すかを見てください。
例えば、音楽に反応する子どもであればリトミックやダンス、物作りが好きな子どもであればアート教室など、それぞれの興味に合わせて習い事を選びましょう。
3歳からの習い事をより効果的にする3つのポイント②|親が楽しむ姿を見せる!
子どもは親の姿をよく見ているので、親が楽しんでいる姿を見せることも大切です。
親子で一緒に楽しむことができる習い事であれば、子どももその活動に対して前向きな気持ちを持つようになります。
リトミックやダンス・アート教室では、親も一緒に参加できるクラスもあるので、一緒に楽しみながら、子どものモチベーションを高めてあげましょう。
3歳からの習い事をより効果的にする3つのポイント③|結果を求め過ぎない!
習い事の目的は、子どもの成長をサポートすることなのに、出来る出来ないにこだわり過ぎると、子どもにプレッシャーを与えて逆効果になってしまうことがあります。
特に3歳児はまだ発達の段階であり、発達のペースには個人個人バラつきがある時期です。
他人と比べるのではなく、お子さんの成長過程を見守り、楽しみながらサポートする姿勢が大切です。
たとえ小さな進歩であっても、子どもの小さな成長や努力をしっかりと褒めてあげることで、子どもは自信を持ち、次のステップに失敗を恐れずに挑戦する意欲を持てる子どもに成長します。
3歳におすすめの習い事6選:子供が楽しみながら成長する秘訣も解説|まとめ
以上、3歳から始めるのにおすすめの習い事を紹介してきました。
知育編では、子どもの知的発達を促進し、自主性や独立心を育てる効果がある外国語・右脳教育・モンテッソーリ教育を、芸術編では、創造力や表現力を高め、身体的な成長も促進するリトミック・ダンス・アート教室を挙げました。
また、習い事をより効果的に取り入れるポイントとして、子どもが楽しく習い事を継続することも大切です。
習い事選びの際には、子どもがワクワクできそうか、親も楽しめそうか、そして結果を求め過ぎないでいられるかどうかをチェックしてみてください。
子どもの成長においても非常に大切な時期に、子どもにとって最適な習い事を選び、楽しみながら学ぶ環境を整えれば、子どもの可能性を最大限に引き出すことができるでしょう。
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経歴
岐阜県内の幼稚園、保育園で体操指導員として2010年より10年間指導にあたり、現在JPCスポーツ教室羽島本店の指導員として在籍中。
SV(スーパーバイザー)として主に愛知エリア・九州エリアの店舗管理を行う。
資格
KOBA式体幹トレーニング Sライセンス
NESTA キッズコーディネーション トレーナー
子ども身体運動発達指導士