「小学生になったらどんな習い事をさせるべき?」
「小学生はいくつまで掛け持ちできる?」
小学生になるタイミングで新しい習い事を始めたいと考える親御さんも多いでしょう。
子ども自身が楽しめる習い事をさせてあげたいと思っても、いくつか候補がないと見学や体験レッスンにも行けませんよね。
そこで、この記事では小学生におすすめの習い事や、掛け持ちできる数、習い事をするメリットを詳しく解説していきます。
習い事をきっかけに得意なことを増やしてあげたい、楽しく続けられて自信をつけさせたいと思う方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
小学生が習い事をするメリット

小学生が習い事をすることには、下記のようなメリットがあります。
- 得意なことが増えて自信がつく
- 学校以外の楽しめる場が増える
- 運動系なら体力や運動能力がつく
順番に解説していきますね。
得意なことが増えて自信がつく
好きで始めた習い事が得意になると「できた」という成功体験が増えて、自信がつきます。
たとえば、体操教室に通ってから跳び箱が7段飛べるようになって学校で褒められたり、ピアノの発表会で難しい曲を上手に弾けるようになったりすると、嬉しくてさらにやる気も出ますよね。
また、得意なことが増えると、他の分野にも積極的に挑戦する意欲が高まるため自己肯定感が上がります。
親は子どもの好きや得意を伸ばしてあげられるように、さまざまな習い事の見学や無料体験などに足を運んで、選択肢を与えてあげましょう。
学校以外に楽しめる場が増える
習い事は新しい友達や先生との交流があるため、学校とは違った楽しさを味わえる場でもあります。
子ども自身も学校生活にストレスを抱えたりすることもあるので、自分が楽しめる環境があればリフレッシュできたり、気持ちを切り替えたりできるしょう。
また、習い事をとおして学校では学べない経験をすると視野が広がり、新たな興味や好奇心が生まれるかもしれません。
子ども自身が楽しめる環境が増えると心身ともに健康でいられます。
本人が楽しく通えそうな習い事を見つけたら、可能な限り挑戦させてあげることが大切です。
運動系なら体力や運動能力がつく
小学生の時期(6歳〜12歳)は、運動神経が急速に発達するため「ゴールデンエイジ」と言われています。
運動系の習い事をとおして自然に体を動かす機会を増やし、運動能力や体力を上げていくと下記のような効果が得られます。
- 体幹がつき運動を楽しめるようになる
- ケガしにくい体になる
- さまざまなスポーツの習得が早くなる
この時期に体を動かすことで骨や筋肉の発達をサポートする他に、免疫力がついて風邪を引きにくい体質にもなるため親は安心ですよね。
また、運動を楽しめると体育の授業にも積極的に参加するようになるため、小学生の頃に運動習慣を身につけるのは大きなメリットです。
子どもが楽しめるのが第一条件ですが、できれば1つでも運動系の習い事をさせてあげると良いでしょう。
小学生におすすめの習い事10選

小学生におすすめの習い事は以下の10個です。
- 水泳(スイミング)教室
- 体操教室
- 武道全般
- サッカー・フットサル教室
- ダンス教室
- 音楽教室
- プログラミング教室
- 英会話教室
- そろばん教室
- 習字教室
親は月々の費用や送迎のしやすさなどを考慮した上で、子どもに多くの選択肢を与えるために、ぜひ参考にしてください。
水泳(スイミング)教室
小学校へ入学するとプール授業が始まり、大体1年に4回〜6回行われるのが一般的です。
水泳教室に通うことで、水が苦手で顔をつけられないなどの恐怖心がある子どもは小学校前に克服できます。
また、水泳教室は級ごとに泳ぎをマスターしていくので達成感を得やすく、大会やスクールでチーム活動をとおして競争心や協調性も養えます。
水中で体を動かすことは全身の筋肉を鍛えられるだけでなく、水の刺激が脳を活性化させるため、体にも脳にも良い影響を与えられるのも魅力です。
水への恐怖心を克服して友達とプール授業を思い切り楽しめるように、水泳教室を検討するのも良いでしょう。
体操教室
体操教室では、運動の基礎を身につけるために跳び箱やマット運動、鉄棒、体幹トレーニングなど、様々な運動に取り組みます。
小学生から体操教室に通っておくことで、小学校の体育に自信を持って取り組めるだけでなく、他のスポーツにも活かせる運動能力が身につきます。
体操教室に通うメリット
- 体の使い方が上手くなり、運動が得意になる
- 体幹が鍛えられ、姿勢が良くなる
- 「できた!」という成功体験が増え、自己肯定感が高まる
- 体育の授業で活躍できるようになり、自信がつく
- 友達と協力しながら学ぶことで、社会性や協調性が育つ
体操教室のなかでも、JPCスポーツ教室は体幹トレーニングや、体の動かし方の基礎を重視している体操教室です。
運動が得意な子どもも、苦手な子どもも楽しめるプログラムで、お子様の成長をサポートいたします。
無料体験レッスンも実施しているので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
武道全般
武道は、礼儀作法や集中力、メンタルの強化といった点で非常に魅力的です。
特に小学生に人気のある武道としては、柔道、剣道、空手、合気道、少林寺拳法の5つが挙げられますが、どれも「礼に始まり礼に終わる」という共通点があります。
試合を通して、勝った時の喜びや負けた時の悔しさの両方を経験することで、精神的にも肉体的にも成長できます。
技の習得だけでなく、人としての礼儀やマナーを学ぶことができ、学校生活やプライベートでも役立つ場面が増えるでしょう。
もし子ども自身が団体競技よりも個人競技を好む傾向があるなら、武道を検討してみるのも良い選択です。
サッカー・フットサル教室
サッカーやフットボールはチームワークが大切になるため、友達とのコミュニケーション能力や協調性が育つスポーツの1つです。
試合に勝つために与えられたポジションで、どのように戦うかを考え臨機応変に対応する力が必要になり、考える力や判断力も身につきます。
試合中、長時間走ったり蹴ったりするため、はじめはある程度の体力が必要で、練習についていくのに苦労することがあるかもしれません。
しかし、継続すると次第に体力もつき、心肺機能が鍛えられ疲れにくくなるのもサッカーの魅力です。
成長期の子どもにとっておすすめのスポーツと言えるでしょう。
ダンス教室
ダンスを習うことで柔軟性やリズム感が身につき、好きな音楽に合わせて体を動かしていくので、ストレス発散にもなります。
現代はアイドルグループなどの影響があること、体育の授業でもダンスが必須種目になっていることから、注目されている習い事の1つです。
チアダンス、HIPHOP、バレエなどさまざまな種類があるため、子ども自身が好きなジャンルを選択できるとより良いでしょう。
ダンスは自分自身を表現できるようにもなるため、ポジティブ精神も育ち心身ともに良い影響を与えます。
音楽教室
音楽教室に通い、ピアノやギターなど、さまざまな楽器に挑戦するのも良いでしょう。
好きな楽器を練習し、上達するたびに達成感を味わえるため、音楽の楽しさを知ることで心の成長も促されます。
音楽の感性が磨かれるだけでなく、楽器の演奏には手や足、耳を使うため、脳に良い刺激を与えるとも言われています。
しかしはじめは自宅で練習するために、楽器を購入する費用がかかる点は注意が必要です。
また、継続していくうちに大会やコンクールに出場する場合、別途費用が発生する可能性があるため、事前に親が出せる金額を把握しておくと安心です。
プログラミング教室
プログラミングは2020年から学校の授業で必須科目になっています。
プログラミング教室でパソコンの使い方やタイピングを学べると、学校の授業にも積極的に参加できるのも嬉しいポイントです。
また、現代はスマートフォンやパソコンがより身近な存在になっているため、動画編集やアプリ制作に興味を持つ子どもたちが非常に多いです。
AIがどんどん進化していたりデジタル化が進んでいることから、プログラミングの知識を小学生のうちに身につけると将来役にたつ場面が増えていくでしょう。
目の前の問題を解決するためにどうしたら良いかを考えたり、自分で選択する判断力も磨かれたりするため、早いうちからプログラミング教室に通うことは子どもにとって良い影響を与えます。
英会話教室
小学生のうちから英会話教室に通うことで、英語に触れる機会が増えるため、自然に英語の基礎を身につけられます。
特に、リスニングや発音は、幼い頃から学び耳を鍛える必要があるため、小学生から英会話を始めるのがおすすめです。
また、英会話教室ではゲームや歌を通じて楽しみながら学ぶため、中学校で本格的に英文法を学ぶ前に英会話を始めておけば、英語への苦手意識が生まれにくいと言えます。
グローバル化が進む現代において、小学生のうちから英語に親しんでおくことで、将来の選択肢が広がることは大きなメリットです。
そろばん教室
そろばんは暗算力を鍛え、計算のスピードと正確性を高める人気の習い事で、小学生から始めることで算数の授業でのつまづきを減らせるでしょう。
また、そろばんは集中力や忍耐力を育む効果も期待できるため、勉強の習慣づけにもつながるでしょう。
数字に強くなることで、理系科目自体に苦手意識を持たずに学べるようになるため、基礎学力向上の面でもおすすめの習い事です。
習字教室
小学生になるとひらがな・カタカナ・漢字を習い始めますが、文字の形を取れるようになるには習字教室での学習がおすすめです。
習字教室では、線をきれいになぞる練習や文字を丁寧に書く練習を行ないます。そのため、書き方のコツが理解できれば、初めて習った漢字でもきれいに書けるようになります。
また、硬筆だけでなく、毛筆も習える習字教室であれば、筆圧の調整力や手先の器用さも鍛えられるため、学習や日常生活にも良い影響をもたらしてくれるでしょう。
小学生で始める習い事の選び方

ここまで小学生におすすめの習い事を10種類ご紹介してきました。
どの習い事も良さそうで「どれを選べばいいのか分からない」と悩む保護者も多いのではないでしょうか?
習い事を選ぶ際には「子どもが楽しめるかどうか」「無理なく続けられるか」「成長につながるか」を考えることが大切です。
ここでは、小学生の習い事を選ぶ際に押さえておきたいポイントを詳しく解説するので、習い事選びの参考にしてみてください。
子どもの興味を大切にする
習い事を選ぶ際には、子ども自身の興味や得意なことを優先することで、子どもが楽しんで通える習い事が見つかります。
保護者が将来のためと考えて選んだ習い事でも、子どもが習い事に興味を持てなければ、上達も難しく、途中で辞めたいと言い出す可能性があります。
まずは、無料体験や見学に行き、実際にやってみて子どもが楽しめているか、興味を持てそうかを確認しましょう。
送迎のしやすさやスケジュールを考慮する
習い事を選ぶ際には、送迎の負担や小学校のスケジュールとの兼ね合いも重要です。
特に、共働きのご家庭では送り迎えが難しい場合もあるため、通いやすい場所にあるか、バス送迎があるかなどを確認しておくと良いでしょう。
また、小学生になると学校の宿題や遊びの時間も確保しなければいけません。
いくつかの習い事を掛け持ちする場合は、子どもが無理なく通えるかどうかも考えて、レッスン時間が幅広いなど通いやすい習い事を選択してください。
継続しやすい費用かどうかを確認する
習い事には月謝だけでなく、道具代や発表会・大会の費用などがかかるため、家計を圧迫しないかも確認しなければいけません。
初めは安くても、続けていくうちに負担が大きくなることもあるため、事前に習い事で発生する費用の総額を確認しておきましょう。
特に、いくつも習い事を掛け持ちする場合は、費用が家計の負担になりやすいです。
家族で相談しつつ、無理なく続けられる習い事を選ぶことがポイントです。
習い事の掛け持ちはいくつまで?目安を解説

習い事は子どもの成長の機会となりますが、多すぎると子どもの負担になることもあります。
ここからは、小学生はいくつまで習い事ができるかの目安を解説していくので、お子様の状況に合わせて習い事の数を決めてみてください。
習い事に慣れるまでは1個がおすすめ
初めて習い事を始める小学生の場合、まずは1つの習い事に絞るのがおすすめです。
小学校1年生になったばかりですと、生活のリズムがまだ安定していないため、学校の宿題や遊びの時間とのバランスを考慮する必要があります。
新しい環境やルールに慣れる前に、いくつも習い事を始めると、混乱したり負担を感じたりすることがあるため、小学校の生活に慣れるまでは習い事の掛け持ちは避けましょう。
最初は1つの習い事にしっかり取り組み、「楽しい」「できるようになった」という成功体験を積むことで、自信につながります。
習い事に慣れて余裕が出てきたら2個~3個の掛け持ちが可能
1つの習い事に慣れて、生活リズムや時間の管理がスムーズになってきたら、習い事を2つ、3つに増やしてみてもいいでしょう。
特に、小学校中学年以降になると、体力や集中力もついてくるため、運動系と学習系を組み合わせるのもおすすめです。
例えば、以下のような組み合わせが考えられます。
- 運動系 + 学習系(例:サッカー + そろばん)
- 芸術系 + 学習系(例:ピアノ + 英会話)
- 運動系 + 芸術系(例:体操 + ダンス)
このようにバランスよく習い事を組み合わせることで、体を動かす時間と学ぶ時間の両方を確保し、より充実した時間を過ごせるようになります。
ただし、子どもが疲れすぎたり、ストレスを感じたりしていないか、定期的に様子を確認することも大切です。
習い事をいくつ掛け持ちするかは、あくまで「子どもが楽しみながら続けられる範囲」で決めるようにしましょう
小学生の習い事にかかる費用の目安

小学生の習い事にかかる費用は、種類や回数によって異なりますが、一般的には月額5,000円〜15,000円程度が相場です。
また、月謝とは別に、スポーツ系の習い事はユニフォームや大会参加費が、音楽やプログラミングなどの習い事は楽器やパソコンなどの購入費用が発生することもあります。
さらに、教室によっては最初に入会費が発生することもあるため、気になる習い事があれば、あらかじめ教室に問い合わせてみると良いでしょう。
小学生の習い事を検討する際によくある疑問を解決

小学生の習い事を検討している保護者は、以下のような疑問を感じることがあると思います。
- 学習系の習い事と運動系の習い事は組み合わせた方がいい?
- 子どもが習い事に通っているが成長が見えない。辞めさせるべき?
最後に、よくある疑問に対する答えをわかりやすく解説しますので、子どもの習い事選びや、個数の見直しで悩んでいる方は、ぜひご確認ください。
学習系の習い事と運動系の習い事は組み合わせた方がいい?
子どもに習い事をいくつか掛け持ちさせたい場合、習い事の組み合わせは悩みどころだと思います。
結論からお伝えすると、学習系と運動系の習い事を組み合わせるのは非常におすすめです。
勉強ばかりだと子どものストレスが溜まりやすく、運動ばかりだと学習習慣がつきにくくなるため、習い事として両方を取り入れることで、心身のバランスが取りやすくなります。
また、以下のようにそれぞれの習い事で身につく力が違うため、バランスのよい成長にも繋がります。
- 学習系の習い事:知的好奇心の発達、学力の向上
- 運動系の習い事:基礎的な運動力や体力の獲得、協調性の向上
とはいえ、いくつも習い事を掛け持ちすると子どもの負担も大きくなります。
一気に複数の習い事を始めず、子どもの様子を確認しながら習い事を1つずつ増やしてみましょう。
子どもが習い事に通っているが成長が見えない。辞めさせるべき?
習い事に通う小学生をもつ保護者としては、習い事の成果が見えないとヤキモキさせられることもあるのではないでしょうか?
子どもの成長には個人差があり、習い事の上達スピードも異なるため、焦らずゆっくりと見守ってあげる姿勢が大切です。
ただし、子どもが明らかに楽しんでいない場合やストレスを感じている場合は、習い事を見直すタイミングかもしれません。
習い事を続けたいかどうか、子どもと話し合った上で、必要に応じて習い事の変更を検討しましょう。
なお、先生との相性が悪い場合も、子どもの成長が見られない原因かもしれません。
教室を変えることも視野に入れ、しっかりと子どもと話し合ってみてください。
小学生の習い事おすすめ10選!掛け持ち個数やメリットも紹介|まとめ
小学生の習い事は、子どもの成長や可能性を広げる大切な機会です。
子どもの興味を最優先にし、無理なく続けられるものを選んでみてください。
また、習い事をいくつも掛け持ちする場合は、1つから始めて、慣れたら2個、3個と増やすのが理想的です。
学習系の習い事と運動系の習い事を組み合わせることで、相乗効果も期待できるので、バランスよく習い事を選ぶようにしましょう。
なお、運動系の習い事をお探しの方にはJPCスポーツ教室がおすすめです。
跳び箱やマット運動など、遊び感覚で楽しめるプログラムが用意されており、様々なスポーツに必要な体幹を鍛えることも可能です。
JPCスポーツ教室では、無料体験も実施しているので、気になる方はぜひお近くの教室をチェックしてみてください。
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羽島本店
経歴
岐阜県内の幼稚園、保育園で体操指導員として2010年より10年間指導にあたり、現在JPCスポーツ教室羽島本店の指導員として在籍中。
SV(スーパーバイザー)として主に愛知エリア・九州エリアの店舗管理を行う。
資格
KOBA式体幹トレーニング Sライセンス
NESTA キッズコーディネーション トレーナー
子ども身体運動発達指導士