現代はコロナ禍の影響などで子供の運動不足が注目されていることから、夏休み前に、運動習慣を身につけるよう促す学校は9割以上です。
とはいえ、もともと運動習慣がない我が子に、具体的に何をしてあげたら良いか悩んでいませんか?
この記事を読むと、下記の内容についてわかり、これから迎える夏休みを親子ともに充実させることができるようになります。
- 小学生の夏休み期間で運動習慣をつけるべき理由
- 夏休み中の小学生に運動習慣をつけさせる方法
- 室内でできる!夏休み中道具を使った運動遊び
- 小学生の夏休みに運動習慣がないとどうなる?
- 夏休み中の小学生の運動で意識すべき点は?
上記を知って、これから迎える夏休みを親子ともに充実させることができます。
「運動習慣をつける方法を知って、健康な体づくりをさせたい」
「自ら進んで運動するようになって欲しい」
「テレビやYouTubeも上手く活用して行きたい」
1つでも当てはまれば必ず価値のある内容となっているので、ぜひ最後までお読みください。
目次
夏休み中の小学生が運動習慣をつけるべき理由

夏休みは、小学生にとって1年で最も自由な時間が取れる期間です。
朝から晩まで予定が決まっていない日も多く、遊びや勉強、家族との時間など、さまざまな体験を選ぶことができます。
普段の生活リズムから少し離れたこの時期だからこそ、「運動習慣」を意識してみませんか?
まずは、夏休み中の小学生が運動習慣をつけるべき理由を紹介します。
短期間で運動習慣が身につきやすい
夏休みは学校の授業がない分、この期間を上手に使えば運動の習慣を身につける絶好のチャンスになります。
日々の生活リズムが変わりやすい夏休みですが、朝や夕方に決まった時間で運動することで自然と「体を動かすのが当たり前」という感覚が育ちます。
習慣化には「毎日同じ時間」「楽しさ」「無理のない範囲」の3つがポイントです。
毎日少しずつでも運動を続けることで、短期間でも小学生の体力や筋力は目に見えて伸びていきます。
体育の苦手な箇所を克服できる
夏休みに運動をする習慣がつくことで、体育の「苦手」を克服するチャンスにもなります。
鉄棒やマット運動、跳び箱など学校の授業ではどうしても練習時間が限られてしまいますが、夏休みなら自分のペースでじっくり練習することが可能です。
自分の体の動かし方に意識を向けて楽しみながら取り組めば、運動が「苦手なもの」から「楽しいもの」へと変わっていきます。
運動が得意になると体育の授業で活躍の場面も増え、自己肯定感が高まり学習への意欲も向上するケースも多く見られます。
コミュニケーション力も養成できる
夏休みに始めるスポーツとして、サッカーやバスケットボールなどのチーム競技や複数人で指導を受ける体操教室などもおすすめです。
勝ったときやできることが増えたことの喜びを通じて、感情のコントロールや相手を思いやる気持ちが自然と育まれます。
このような経験は学校や家庭では得られにくい貴重な学びであり、将来どんな場面でも役に立つ「コミュニケーション力」を育てられるでしょう。
夏休み中の小学生に運動習慣をつけさせる方法

小学生の運動量は1日60分がベストと言われていますが、普段運動しない子供にとっては、少しハードルが高く感じられます。
そこで、運動習慣がない子供でも継続できる方法を3つご紹介します。
- 朝起きてラジオ体操をする
- YouTube動画をフル活用する
- 体操教室に通う
我が子に効果的な内容はどれか、順番に見ていきましょう。
朝起きてラジオ体操をする
夏休みに運動習慣を身に付けたいなら、朝のラジオ体操を始めましょう。
「ラジオ体操で運動になるの?」と思う方もいるかもしれませんが、実はすごい効果がいくつもあるのです。
- 全身にかかる負荷が少ないため、子供の体にも負担になりにくい
- 代謝が良くなり血流がよくなる
- 普段使わない筋肉を刺激する
- 脳が活性化され、記憶力アップにつながる
- 決まった時間に行うと生活リズムが整う
運動会などでよく行われる「ラジオ体操第一」は約3分間のうちに13種類もの動きをしていて、終わった後は思った以上に体がポカポカして「良い運動になった」と感じるでしょう。
YouTubeで「ラジオ体操」と検索してもできますが、近所でラジオ体操を開催している場所に足を運んでみるのも良いです。(各会場はNPO法人全国ラジオ体操連盟などで探せます)
もし近くに実施している所がなければ、朝6:25〜6:35にNHKで毎日放送されている「テレビ体操」の時間に起きてもできます。
運動習慣だけでなく、早起きの習慣も身につくので一石二鳥です。
YouTube動画を活用して親子で運動する
ラジオ体操の他に、YouTubeに多数上がっている「室内でもできる運動動画」などをフル活用して運動習慣をつけるのもおすすめです。
子供が運動しないのは身近な大人が影響していることが考えられるので、YouTubeを使って親子で身体を動かしましょう。
親がテレビやスマートフォンを見て動かない時間が多いほど、子供も同じように動かなくなる傾向があるのだそうです。
反対に、親が一緒に運動すると子供も自然と動くようになるので、大人が率先して子供とYouTube動画を利用して運動してください。
体操教室に通う
ラジオ体操やYouTube動画は、どちらも同じことを繰り返すだけになるため、親が積極的に声をかけないと継続は難しいかもしれません。
効率よく運動習慣を身につけるなら、夏休みから体操教室に通うのがおすすめです。
「体操教室に通う=夏休みの予定」になり、親が頑張らなくても体を動かす習慣がついて、その中でプロの講師がていねいに指導してくれます。
通うともちろん費用がかかるため、お金をかけずに体力作りしたい方にはデメリットになるかもしれませんが、体操教室は長期的に見て、子供に金額以上の対価を与えてくれます。
体操教室に通うメリットは下記の通りです。
- ゴールデンエイジ期*に運動の基礎を学ぶことで、運動機能の発達を促す
- 体幹が鍛えられる
- 姿勢が良くなり、勉強意欲も向上
- 怪我しにくい体になる
- 基礎体力がつくため疲れにくくなる
- 熱中症の心配なく運動できる
- 新しい友達ができて、夏休みがより充実する
- 運動に対して自信がつき、ポジティブになる
(*ゴールデンエイジ期とは、6歳〜12歳の期間に様々な動きを習得できる、運動するのに最も適した時期のこと)
場所によってプログラムやレベルも異なります。
今まで運動習慣がなかった子供であれば、運動が苦手な子でも気軽に通える「JPCスポーツ教室」がおすすめです。
1回60分のカリキュラムの中で、子供の「運動=楽しい」を引き出すために、専門のコーチがさまざまな遊びをしながら体幹を鍛えられるよう、毎回異なるトレーニングメニューを組んでいます。
気になる方は、最寄りの教室でどんなトレーニングが行なわれているかぜひチェックしてみてください。
室内でできる!道具を使った夏休みの運動遊び

室内でもできる道具を使った運動遊びは、どんなものがあるのでしょうか。
- トランポリン
- なわとび
- フラフープ
- バランスボール
どれも手軽に始められるので、ぜひ参考にしてください。
トランポリン
夏休み、室内遊びをするならトランポリンを活用しましょう。
トランポリンは子供達が大好きな遊びの1つで、大きく3つのメリットがあります。
- 空間認知能力が育つ
- 臨機応変な対応力がつく
- バランス感覚が磨かれる
まっすぐジャンプするだけでなく、トランポリンの上で走るように足踏みしたり、体を回転させて飛んだりするなど、遊び方を工夫できます。
今は折りたたんだり開いたりできる収納式のトランポリンもあるため「良いけど場所をとるな…」と悩む方も安心です。機能や大きさによって金額も変わるので、ご自宅にぴったりのものを探してみてください。
なわとび
なわとびも、子供が楽しく遊びながら運動できる道具です。
「なわとび=外でやる遊び」という印象ですが、今は室内でできる「紐なしなわとび」があります。
なわとびは、体幹がついたりリズム感も身についたりするのがメリットで、ダイエット目的で使用する大人も多いです。
紐がないのでマンションや集合住宅でもできますが、ジャンプし続けると下の階に響いてしまうので、布団の上で行うか、時間帯に気をつけて取り組みましょう。
フラフープ
フラフープも安いものだと100円均一でも売っていて購入しやすいことから、非常に始めやすいです。
お腹周りの筋肉を強化できて、音楽を聴きながら、テレビを見ながらなど「ながら遊び」ができます。
家に1つ置いておくと、子供が目に入ったタイミングでささっと取り組めるのも魅力です。
もしフラフープを買っても上手に回せなかったら、大きさや重さが体に合ってないことが原因かもしれません。
大きさは、フラフープが子供のおへそより数センチ上のもので、重さは200g〜300g程度のものが良いでしょう。
親子で何秒回してられるか、時間を測って競争するとさらに楽しめます。
バランスボール
バランスボールも、手軽に購入できる上にすぐ運動を始められるアイテムのひとつです。
テレビを見ながらなど「ながら運動」にも使いやすく、家に1つ置いておけば子どもが気が向いたときにポンと座って使えます。
バウンドしたり転がしたり、座ってバランスを取ったりと飽きずに続けやすいのも特長です。
子ども用には身長に合わせて直径45cm〜55cm程度のものが使いやすく、足がしっかり床につく高さをチェックして買うようにしましょう。
また安全に使うために床にマットを敷いたり、周囲に家具がないスペースで使うようにすると怪我を防止できます。
小学生の夏休みに運動習慣がないとどうなる?

もし運動習慣がないまま夏休みを過ごすと、どうなるのでしょう。
- 体力・免疫力の低下
- ストレスを感じやすくなる
- テレビやYouTubeに依存する
- 姿勢や体の柔軟性の悪化
1つずつ解説していきます。
体力・免疫力の低下
夏休みに全く運動しないと、当然体力も免疫力も低下してしまいます。
学校があるときは、登下校で歩いたり体育で運動したりしますが、動く機会がなくなると意識しない限り体を動かさなくなってしまいます。
普段運動習慣がない子供が夏休みに全く体を動かさなくなると、下記のようなトラブルが考えられます。
- 動いてないのに「疲れた」が口癖になる
- 寝つきが悪くなり毎朝機嫌が悪い
- 外出を拒否する
- 体調を崩しやすくなる
- 怪我しやすく、傷の治りも遅い
夏休み中運動不足が続くと、新学期にも響く恐れがあるので、できる限り運動を続けられるように環境を整えましょう。
ストレスを感じやすくなる
運動不足は、ストレスを増加させる原因の1つです。
体を動かすと自律神経が整い脳が活性化されるほか、体内にエンドルフィンという「幸せホルモン」が分泌され、ストレスが軽減されます。
このことから「イライラしてたけど動いたら気持ちが晴れた」という現象は、運動により「幸せホルモン」が身体中に広がったことが考えられます。
子供も同じように、動かない日が続くと少しのことでイライラしたり機嫌が悪くなったりするので、1日5分からでもいいので、運動する習慣を作ってあげましょう。
テレビやYouTubeに依存する
夏休みにテレビやYouTubeなどの「スクリーンタイム」が増えると、運動不足を引き起こしやすくなります。
友達と公園で遊んだり、家族で出かけたりすることよりも、動かなくても映像を見て楽しめるため依存しやすいです。
特に、夜スクリーンから出る「ブルーライト」を浴び続けると脳が覚醒し、寝つきが悪くなるため「遅寝遅起き週間」を作ってしまいます。
テレビやYouTubeは「脳を覚醒させても良い午前中や3時のおやつまで」「1日1時間」など、親子で納得できるルールを決めて上手に活用してください。
姿勢や体の柔軟性の悪化
運動をしないで長時間座って過ごしていると、どうしても姿勢が崩れやすくなります。
このような生活が続くと猫背や反り腰などのクセがつき、そこから肩こりや腰痛といった身体への悪影響が出やすくなってしまうのです。
また体を動かさない期間が続くと、柔軟性が失われることで体が硬くなってしまいます。
運動会や体育の授業など、突然の運動でケガをしてしまう子の多くは、こうした“体の硬さ”が原因のひとつです。
夏休みの間も体をしっかり使って遊ぶ時間を確保できれば、ケガをしにくく良い姿勢を保ったまま新学期を迎えることができるでしょう。
夏休み中の小学生の運動で意識すべき点は?

「夏休みは運動をがんばろう!」と意気込んでも、暑さや体調の問題、続けるモチベーションなど、気をつけるべきポイントもたくさんあります。
また成長期の小学生にとって本当に効果的な運動とは何かを知っておくことで、夏休みをより充実した時間にできるでしょう。
幼少期の運動習慣は一生物
幼少期に身につけた運動習慣は、その後の人生にも大きく影響します。
特に小学生期のゴールデンエイジは運動能力が飛躍的に伸びるタイミングであり、この時期に運動習慣をつけておくと後の能力の伸び具合が段違いです。
また運動を通じて得られるのは自己管理能力や協調性、集中力ややる気といった「非認知能力」も育ちやすくなります。
逆に小学生のこの時期に運動から離れてしまうと将来的に運動への苦手意識が強くなってしまうこともあるため、小さいうちから遊び感覚で「楽しく続けられる運動環境」を整えてあげることが大切です。
熱中症には注意を
気温や湿度が高くなる夏は、体に大きな負担がかかります。
特に子どもは大人に比べて体温調節が苦手なため、少しの油断が脱水症状や熱中症につながることもあるのです。
屋内で運動する場合でも、必ず以下のような備えを持って行くようにしましょう。
- 水筒(水やスポーツドリンク)
- 塩分タブレット
- タオル
- 帽子
- 日焼け止め
- 緊急連絡先メモ
また時間帯にも注意が必要で、日中の暑さがピークになる前後の時間(午前10時〜午後3時)を避けて朝の涼しい時間や夕方に運動する工夫も効果的です。
幼少期ならJPCスポーツ教室で体幹を伸ばすべき
体幹とは姿勢やバランスを保つために欠かせない部位で、体幹がしっかりしていると転びにくさや運動能力の向上につながります。
特に幼少期や小学生の時期における体幹トレーニングは、将来の運動スキルはもちろんやケガの予防に大きな役割を果たすのです。
JPCスポーツ教室では「体幹と心の育成」のためのプログラムを提供しており、跳び箱やマット運動、鉄棒やボール運動などをバランスよく取り入れた内容によって自然と体幹が鍛えられる構成となっています。
【開設クラス概要】
- 体操体幹トレーニングクラス:3歳児~6歳児 / 7歳児~12歳児向け
- 基礎的な運動から、体を動かす楽しさや礼儀を身につけられるクラス
- 体幹トレーニングクラス:スポーツをしている小学生~高校生向け
- スポーツで勝つための、より実践的なトレーニングができるクラス
JPCスポーツ教室はきめ細やかな指導で一人ひとりの体の使い方や成長スピードに合わせたトレーニングを行うため、「運動が苦手……」というお子さまでも、楽しみながら成長を実感できます。
以下のような安全対策も揃っているため、過酷な暑さの夏でも安心して通わせられるでしょう。
- プログラム中は10分〜15分おきに水分補給
- 体幹トレーニングの有資格者が指導
- 全室冷暖房完備
- プログラム前後のストレッチ徹底
- スポーツ保険の加入
また料金面も入会金や年会費が無料かつ月謝が設定されており、かかる費用が一目でわかるのも通わせやすいポイントです。
JPCスポーツ教室では無料体験もあるため、夏休みをきっかけに体幹を鍛える第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか?
【夏休みの小学生必見】暑い夏に運動習慣が身につく3つの方法!|まとめ
この記事では夏休みに運動習慣を身につける具体的な方法や、室内でできる運動遊びの道具、身体の発達に最適なこの期間に体を動かすことの大切さがわかりました。
しかし、普段から体を動かしていない子供にとって、実際に継続していくのは容易ではありません。
子供のやる気を引き出し、自主的に運動習慣を身につけてほしいなら「JPCスポーツ教室」の無料体験レッスンへ行ってみてください。
「運動が大好きになった」「体幹を鍛えたら姿勢が良くなり、勉強の集中力も上がりました」など、通っている子供や親からの口コミもあります。
「継続は力なり」と言いますが、続けられる環境を与えるのは親の役目です。
ぜひ下記のリンクから、お近くの教室へ問い合わせてみてください。
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羽島本店
経歴
岐阜県内の幼稚園、保育園で体操指導員として2010年より10年間指導にあたり、現在JPCスポーツ教室羽島本店の指導員として在籍中。
SV(スーパーバイザー)として主に愛知エリア・九州エリアの店舗管理を行う。
資格
KOBA式体幹トレーニング Sライセンス
NESTA キッズコーディネーション トレーナー
子ども身体運動発達指導士