「子どもの運動神経が良くなるためには、外遊びをたくさんさせた方がいいの?」「忙しくて、なかなか外遊びに連れて行けないけれど大丈夫?」
子どもの成長を考えるなかで、このような疑問や不安を感じている保護者の方もいるのではないでしょうか。
外遊びの重要性はさまざまな場面で伝えられていますが、なぜ大切なのか、子どもの成長にどのような影響があるのかまでは、意外と知らないものです。
そこでこの記事では、外遊びをたくさんした子は運動神経が良くなるのか、外遊びによって育つ力やおすすめの遊び方について解説します。
また、外遊びさせない場合に考えられる影響や、忙しい家庭でも取り入れやすい運動方法も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
外遊びをたくさんした子は運動神経が良くなる?
外遊びをたくさんしたからといって、必ずしも運動神経が良くなるとは限りません。
そもそも「運動神経が良い」とは、特定の神経の働きだけで決まるものではありません。
しかし、幼児期に外遊びを通してさまざまな身体の動きを経験することは、運動能力の土台を育てるうえで大切です。
一般的には、走る・跳ぶ・投げる・バランスを取るなど、状況に合わせて身体をスムーズに動かせる状態を指して使われています。
公園で遊ぶだけでも、子どもは遊具に登ったり、広場を走ったり、段差から跳んだりと、さまざまな動きを自然と身につけていきます。
このように、外遊びは多様な身体の使い方を学ぶきっかけとなり、結果として運動能力の土台を育てる大切な要素のひとつになると考えられます。
外遊びをすることで育つ子どもの力
外遊びは、運動能力だけでなく、子どものさまざまな力を育むきっかけになります。
ここでは、外遊びを通して身につく力や、子どもの成長に期待できる影響について詳しく見ていきましょう。
基礎的な運動能力が身につく
外遊びでは、走る・跳ぶ・登る・投げる・ぶら下がるなど、さまざまな身体の動きを自然に経験できます。
例えば、公園の遊具で遊ぶだけでも、階段を上る、手すりにつかまる、身体を支える、バランスを取りながら移動するなど、複数の動きを組み合わせています。
幼児期にこうした多様な動きを繰り返し経験することで、少しずつ身体の使い方を覚え、基礎的な運動能力を身につけていくことができます。
体力や丈夫な身体づくりにつながる
外遊びでは、歩く・走るなどの動作が自然と増えるため、日々の体力づくりにも役立ちます。
また、遊具では、腕や脚だけでなく身体を支える体幹も使います。遊びながら全身を動かすことで、基礎的な筋力や体幹を育むことができるでしょう。
さらに、屋外で日光を浴びながら過ごすことは、生活リズムを整えたり、骨の健康に欠かせないビタミンDの生成を促したりする効果も期待できます。
季節の変化を感じながら外で身体を動かすことは、健やかな身体や生活習慣を育むうえでも大切な経験といえます。
考える力や判断する力が育つ
外遊びは、身体だけでなく、考える力や判断する力を育む機会にもなります。
例えば、「どうすれば遊具の上まで登れるかな」「どこに逃げれば鬼につかまらないかな」など、子どもは遊びながら周囲の状況を見て、自分で考えて行動しています。
試行錯誤しながら挑戦を繰り返すなかで、自然と思考力や判断力が育まれ、遊びの場面だけでなく、日常生活や学びに必要な「自分で考える力」を養うことにもつながるでしょう。
「外遊びをたくさんした子は賢い」と単純に言い切れるものではありませんが、外遊びには身体だけでなく頭を使う場面もたくさんあります。
「賢い」というと勉強ができることをイメージしがちですが、自分で考えたり、その場の状況に合わせて判断したりする力も、子どもの成長に欠かせない大切な力です。
コミュニケーション力や社会性が育つ
友だちとの外遊びでは、身体を動かすだけでなく、人との関わり方を学ぶ機会も生まれます。
例えば、集団遊びではルールを決めたり、遊具では順番を待ったりと、相手の気持ちや周囲の状況を考えながら遊ぶ場面があります。
ときには、「自分が先にやりたい」「ルールが違う」と意見がぶつかることもあるでしょう。こうした経験を重ねながら、自分の気持ちを伝える、相手の話を聞く、ルールを守るといったコミュニケーション力や社会性を少しずつ身につけていきます。
運動神経を育てるおすすめの外遊び
子どもの運動神経を育てるために、特別なトレーニングを行う必要はありません。
身近な外遊びにも、運動能力の土台となるさまざまな動きが含まれています。
ここでは、幼児期におすすめの外遊びと、それぞれの遊びで経験できる身体の動きを紹介します。
公園の遊具遊び
すべり台やジャングルジム、うんていなどの遊具を使った遊びでは、登る・ぶら下がる・身体を支える・バランスを取るなど、さまざまな動きを経験できます。
特に、遊具の上で姿勢を保ったり、手足を使って身体を支えたりする動作では、腕や脚だけでなく体幹も使います。
また、「次はどこにつかまろう」「どこに足を置こう」と考えながら身体を動かすため、自分の身体をコントロールする力を身につけることにも役立つでしょう。
年齢や発達に合った遊具を選び、保護者が安全を見守りながら、子ども自身が自由に身体を動かせる時間をつくってみてください。
鬼ごっこ
鬼ごっこは、幼児期から取り入れやすく、楽しみながら全身を動かせる外遊びです。
一見すると「走る」ことが中心の遊びに見えますが、実際には、急に止まる・方向を変える・相手をよける・スピードを調整するなど、さまざまな動きが含まれています。
さらに、鬼や友だちの位置を確認しながら「どちらに逃げよう」と瞬時に判断する必要があるため、身体だけでなく頭を使う遊びでもあります。
まだルールを理解するのが難しい年齢であれば、親子で追いかけっこをするだけでも十分です。
子どもの年齢に合わせながら、思い切り走る楽しさを経験させてあげましょう。
ボール遊び
ボール遊びでは、投げる・捕る・蹴る・転がす・追いかけるなど、多様な身体の動きを経験できます。
特に「投げる」という動作は、腕だけでなく、肩や体幹、下半身など全身を連動させて行う動きです。
最初から上手に投げたり捕ったりする必要はありません。小さな子どもなら、大きめのボールを転がして追いかける、親子で蹴り合うなど、簡単な遊びから始めてみましょう。
集団であれば、ドッジボールやサッカーなど、ボールを使ったルールのある遊びもおすすめです。
自然のなかでの遊び
公園や広場だけでなく、自然のなかで身体を動かす遊びも取り入れてみましょう。
坂道やでこぼこした道、砂浜などでは、平らな場所とは異なり、足元の状態に合わせながら身体のバランスを取る必要があります。
例えば、坂道を上る、石をまたぐ、落ち葉の上を歩くといった何気ない動きでも、子どもは全身を使いながら身体の動かし方を学んでいます。
また、虫を探したり、木の実や葉を拾ったりすることも立派な外遊びです。
自然のなかで「これは何だろう」「どうしてこうなっているのだろう」と疑問を持つことは、自分で考えたり、新しいことを知ろうとしたりするきっかけにもなります。
「外遊びをすると賢い子になる」といわれる理由のひとつには、自然のなかで好奇心が育まれ、自ら考えたり学んだりする意欲につながることも関係していると考えられるでしょう。
外遊びさせないと子どもに影響はある?
ここまで、外遊びが子どもの成長に与えるよい影響についてお話ししましたが、「外遊びさせないと、子どもの運動神経や成長に悪影響があるのでは?」と心配になる方もいるかもしれません。
しかし、外遊びの時間が少ないからといって、それだけで子どもの運動能力や発達に問題が生じるわけではありません。
大切なのは、外遊びの時間だけにとらわれず、日々の生活のなかで身体を動かす機会をつくることです。
ここでは、外遊びさせない場合に考えられる影響について見ていきましょう。
身体を動かす機会が少なくなりやすい
外遊びをする機会が少ないと、日常生活のなかで身体を動かす時間も減ってしまう可能性があります。
室内ではスペースが限られているため、思い切り走ったり、大きくジャンプしたりすることが難しい場合もあるでしょう。
また、マンションやアパートなどに住んでいる場合は、近隣への影響を考え、室内で走ったり跳んだりする遊びを控えているご家庭もあります。
もちろん、室内でも身体を動かすことはできますが、住環境によってはできる動きや運動量が限られやすい点も、外遊びが少ない場合に考えられる影響のひとつです。
運動能力を育てる経験が減ってしまう
外遊びでは、走る・跳ぶ・登る・ぶら下がる・投げるなど、多様な身体の動きを自然に経験できます。
また、遊具や坂道、でこぼこした地面など、周囲の環境に合わせて身体を動かすことも外遊びならではの特徴です。
外遊びをさせないことで、こうしたさまざまな身体の使い方を経験する機会が少なくなる可能性があります。
外ならではの刺激に触れる機会が少なくなる
外遊びでは、身体を動かすだけでなく、室内とは異なるさまざまな刺激に触れることができます。
風の強さや気温の変化を感じたり、土や砂に触れたり、虫や植物を見つけたりする経験もそのひとつです。
外遊びをする機会が少なければ、こうした屋外ならではの経験も少なくなるでしょう。
とはいえ、毎日長時間外遊びをする必要はありません。 散歩をしながら季節の植物を探すなど、短い時間でも屋外でさまざまなものに触れる機会をつくってみるのがおすすめです。
外遊びが難しいときにできること
仕事や家事で忙しかったり、天候が悪かったりと、毎日十分な外遊びの時間を確保するのが難しいご家庭もあるでしょう。
大切なのは、「外遊びをさせなければ」と無理をすることではなく、生活スタイルに合わせながら、子どもが身体を動かす機会をつくることです。
ここでは、外遊びが難しいときに取り入れたい方法を紹介します。
室内でも身体を使った遊びを取り入れる
外へ出られない日は、室内でできる遊びを取り入れてみましょう。
例えば、布団を使ったマット運動、風船遊びなどは、広いスペースや特別な道具がなくても取り入れやすい遊びです。
また、音楽に合わせて踊ったり、親子で簡単な体操をしたりするだけでも、楽しみながら全身を動かすことができます。
「今日は外遊びができなかった」と考えるのではなく、室内でも子どもが楽しみながら身体を動かせる方法を見つけてみましょう。
短い時間でも外で過ごす習慣をつくる
外遊びは、必ずしもまとまった時間を確保する必要はありません。
保育園からの帰り道を少し歩いたり、買い物へ行く途中に広場で休憩をとったりするなど、日常生活のなかに外で心地よく過ごす習慣を取り入れる方法もあります。
休日にたくさん遊ばせようと頑張るよりも、無理なく続けられる方法を見つけることが大切です。
体操教室やスポーツ教室を活用する
家庭だけで外遊びの時間を確保するのが難しい場合は、体操教室やスポーツ教室を活用して身体を動かす方法もあります。
スポーツ教室では、走る・跳ぶ・投げる・バランスを取るなど、運動能力の土台となるさまざまな動きを経験できます。
また、専門的な指導のもと、子どもの年齢や成長にあわせた運動に取り組めるため、「どんな遊びをさせればよいのかわからない」「ケガをしないか心配」という保護者の方にもおすすめです。
特に幼児期は、特定のスポーツの技術だけを身につけるのではなく、体幹を使いながら全身を動かし、身体の使い方を学ぶことも大切です。
子どもの運動能力を伸ばすならJPCスポーツ教室がおすすめ
「外遊びだけで運動量が足りているのか心配」
「いろいろな身体の動きを経験させてあげたい」
「安全面にも配慮しながら、思い切り身体を動かせる環境をつくりたい」
このようにお考えの方には、JPCスポーツ教室がおすすめです。
JPCスポーツ教室では、子どもの年齢やレベルに合わせながら、体幹トレーニングや基礎的な身体の使い方を身につけるための指導を行っています。
外遊びだけですべての運動経験を補おうとする必要はありません。
家庭での外遊びや室内遊びとスポーツ教室を上手に組み合わせながら、子どもが楽しんで身体を動かせる環境を整えていきましょう。
「どのようなトレーニングをするの?」「子どもが楽しく続けられるか心配」という方は、まずは体験トレーニングで教室の雰囲気や内容を確かめてみてはいかがでしょうか。
まとめ|外遊びたくさんした子は運動神経が良く賢くなる?外遊びさせない影響とは?
外遊びをたくさんしたからといって、必ずしも運動神経が良くなるとは限りません。
しかし、幼児期に走る・跳ぶ・登る・投げるなど、多様な動きを経験することは、運動能力の土台を育てるうえで大切です。
また、「外遊びをたくさんした子は賢い」と一概にいえるものではありませんが、外遊びには、自分で考えて行動したり、周囲の状況に合わせて判断したりする場面がたくさんあります。
身体を動かすだけでなく、考える力や判断する力、コミュニケーション力など、子どものさまざまな力を育む経験になるでしょう。
一方で、外遊びをさせないからといって、それだけで子どもの成長に問題が生じるわけではありません。
天候や家庭の事情で外遊びが難しいときは、室内遊びを取り入れたり、短い時間でも身体を動かしたりするなど、生活スタイルに合った方法を取り入れてみましょう。
また、体操教室やスポーツ教室を活用すれば、家庭では取り入れにくいさまざまな動きを、専門的な指導のもとで経験することもできます。外遊びの時間だけにとらわれず、子どもが「身体を動かすのは楽しい」と感じられることが大切です。
外遊びや室内遊び、習い事などを上手に組み合わせながら、子どものペースに合わせて運動能力の土台を育てていきましょう。
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羽島本店
経歴
岐阜県立岐阜城北高校卒業後、中学硬式野球クラブチームの監督を2年間務める。(全国大会ベスト4)
現在JPCスポーツ教室の本部統括を務め、羽島本店の指導員として在籍中。
SV(スーパーバイザー)として主に関東エリアの店舗管理を行う。
資格
KOBA式体幹トレーニング Bライセンス
KOBA式体幹トレーニング Aライセンス
KOBA式体幹トレーニング Sライセンス