「ちょっと失敗しただけで、すぐにあきらめてしまう」
「新しいことに挑戦する前から、どうせ無理だと決めつけてしまう」
そんな子どもの様子に、もどかしさを感じている保護者の方にこそ知っていただきたいのが、「成長マインドセット」という考え方です。
これは、努力や工夫によって人は成長できるという信念であり、実際にスポーツや運動などの体験を通して自然に育てていくことができると言われています。
この記事では、成長マインドセットの基本的な意味から、その伸ばし方までをわかりやすく紹介していきますので、子どもの挑戦力を育みたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
成長マインドセットとは何か?固定マインドセットとの違い

子どもが困難にぶつかったとき、それをどう受け止めるかには、「考え方のクセ」が大きく影響しています。
はじめに、努力や工夫を肯定する「成長マインドセット」と、才能や素質で結果が決まると考える「固定マインドセット」の違いについて解説します。
まず、どちらの考え方がご自身のお子さんの考え方に近いか、確認してみましょう。
成長マインドセットとは?
「今はできないけれど、練習を重ねればきっとできるようになる」と考えられること、それが成長マインドセットの本質です。
この考え方を持つ子どもは、失敗を恐れることなく挑戦し続けることができ、自分の成長に喜びを感じながら前向きに努力を重ねられます。
他者と比較して落ち込むのではなく、自分の進歩を見つめられるので、継続する力が自然と育っていきます。
固定マインドセットとは?
固定マインドセットとは、「能力は生まれつき決まっていて変わらない」と考える思考のことを指します。
つまり、「自分はこういう人間だから」「できる・できないは才能で決まる」といった前提で物事をとらえるのが特徴です。
たとえば、「自分はもともと運動が苦手だから」「どうせ頑張っても無理だし」といった思い込みを持つ子どもは、まさに固定マインドセットの影響を受けている状態です。
こうした考え方では、失敗を“努力不足”ではなく“自分の能力のなさ”と結びつけてしまうため、チャレンジそのものを避けがちになり、成功体験を得られることができず、自信を失っていくという悪循環に陥ってしまいます。
スポーツが成長マインドセットを育む3つの理由

スポーツには、挑戦と失敗、努力と達成という体験が詰まっており、成長マインドセットを育むうえで非常に有効な手段と考えられています。
スポーツで体を動かすことを通じて、子どもはたくさんの感情や出来事に出会うことができるのです。
ここでは、成長マインドセットにスポーツが効果的な理由を3つに分けてご紹介していきます。
①失敗を「挑戦」の機会に変える場になる
スポーツの世界では、勝つこともあれば負けることもあり、失敗は決して特別なものではありません。
だからこそ、「負けたからこそ練習する理由ができた」「今度はこうしてみよう」と、自然と次への行動につなげやすい環境が整っています。
失敗を経験しても立ち上がる、その姿勢こそが成長マインドセットの土台です。
②小さな目標達成で「できた!」体験を積む
スポーツでは、「昨日より少しうまくできた」「先週よりも長く走れた」など、自分の成長を日々感じることができます。
こうした“できた!”の積み重ねは、子どもにとって大きな自信となり、「また挑戦してみよう」という気持ちを後押ししてくれます。
結果よりもプロセスに目を向ける習慣が身につくことで、努力すること自体が楽しくなっていくのです。
③人からのフィードバックで「努力を評価される」の実感
「今日も頑張ってたね」「成長してるね」という周囲の言葉は、子どもにとって何よりの励ましになります。
特に、保護者や指導者からの肯定的なフィードバックは、努力すること自体に価値を見出すきっかけになります。
他人の目に見える結果だけでなく、“努力を認められる経験”こそが、挑戦を続けるエネルギーなのです。
スポーツ・運動を通じたトレーニング法

では、成長マインドセットを育てたいと考えたとき、どのような運動や練習に取り組めば良いのでしょうか?
ここでは、子どもが無理なく前向きに取り組めるスポーツトレーニングの工夫をご紹介します。
大切なポイントは「できるようになる喜び」をしっかり感じさせてあげることです。
繰り返し練習が努力への抵抗感を減らす
最初はできなかった動作も、何度も繰り返すことで「できた!」という実感につながっていきます。
このプロセスを通して、子どもは「努力すれば変われる」という感覚を体で覚えていきます。
苦手意識がある子こそ、簡単なことの繰り返しで、小さな成功体験を一緒に喜んであげることがポイントになります。
チームプレーで失敗しても応援される経験
仲間と一緒に取り組むチームスポーツでは、ミスをしても「大丈夫、次頑張ろう!」と励まされる経験がたくさんあります。
子どもの成長において「失敗しても大丈夫なんだ」と安心できる場所があることはとても重要です。
そして、その経験から、いつかは自分も仲間を支える側になれるはず、という確信が生まれ、挑戦を恐れない積極性の源になっていきます。
体幹トレーニングでやり抜く“軸”を養う
体幹トレーニングは、運動の基礎となる姿勢の安定やバランス感覚を養うだけでなく、集中力や持続力といった「心の土台」も育ててくれる効果があります。
たとえば、姿勢が安定すると呼吸も整いやすくなり、気持ちが落ち着いて物事に取り組めるようになるなど、思うようにいかないときにも安定している“心の軸”は、まさにこのような身体の安定感から育まれていくのです。
このように、体幹を鍛えることで、単に体が動きやすくなるだけでなく、挑戦を支える内面の力も引き出されます。
家庭で育てる成長マインドセット習慣

スポーツだけでなく、家庭でも成長マインドセットはしっかり育てることができます。
ちょっとした声かけや、親子での過ごし方を意識するだけでも、子どもの「挑戦する力」は着実に変わっていきます。
ここでは、今日からできる3つの実践法をご紹介するので、ぜひ取り入れてみてください。
親子で挑戦する時間を作る
「一緒に新しい料理に挑戦してみよう」「初めての場所へ出かけてみよう」など、親子で何かにチャレンジする時間を意識的に作ってみましょう。
大人が失敗を恐れずに挑戦している姿を見せることで、「やってみること自体に意味がある」と伝えることができます。
挑戦は一人で頑張るものではなく、楽しみながら一緒に経験するものだと伝えることが大切です。
「できない」を「できるかも」に変える声かけ
「できない」の一言で終わらせず、「まだできないだけかもしれないね」とやさしく言葉をかけてみてください。
こうした声かけが、子どもの中に「可能性」を感じさせるスイッチになります。
そのうえで、「じゃあ次はどうする?」と一緒に考える時間を持って、前向きな視点を育んでいきましょう。
体験からの振り返りを習慣にする
「今日一番楽しかったことはなに?」
「うまくいかなかったことって、どんなふうに感じた?」
といった問いかけを、1日の終わりにしてみましょう。
経験を振り返る時間が、自分の思考を整理する力につながります。
書き出すことが好きなお子さんなら、ノートや日記に残すのもおすすめです。
成長マインドセットとは?スポーツトレーニングで育てる子どもの挑戦力|まとめ
成長マインドセットとは、「努力によって人は伸びていける」という前向きな信念です。
この考え方を育むには、日々の小さな挑戦を繰り返すこと、そしてその過程を認めてもらえる経験が欠かせません。
スポーツの力を借りながら、家庭での関わりの中でも、子どもの中に「できるかもしれない」と思える感覚を少しずつ育てていきましょう。
そこでJPCスポーツ教室では、ただ運動の技術を教えるのではなく、子ども一人ひとりの「やってみたい」という気持ちを大切にしながら、挑戦する力と自信を育てる指導を行っています。
「うちの子にも、成長マインドセットを育てていきたい」と思われた方は、ぜひ一度、JPCスポーツ教室の体験レッスンでその空気を感じてみてください。
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羽島本店
経歴
岐阜県内の幼稚園、保育園で体操指導員として2010年より10年間指導にあたり、現在JPCスポーツ教室羽島本店の指導員として在籍中。
SV(スーパーバイザー)として主に愛知エリア・九州エリアの店舗管理を行う。
資格
KOBA式体幹トレーニング Sライセンス
NESTA キッズコーディネーション トレーナー
子ども身体運動発達指導士