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子どもの運動神経を伸ばしたい!親が知っておくべき3つのコツ

子どもの運動神経を伸ばしたい!親が知っておくべき3つのコツ

子どもの運動神経を伸ばしてあげたい、体育の授業で困らないくらいにはしてあげたいけれど、どうしたら運動神経を伸ばしてやれるか分からない、と考えている親御さんは多いと思います。

実は、子どもの運動能力を伸ばすには、適切な時期とやり方があるんです!

運動神経の基礎知識と子どもの運動神経を伸ばす3つのコツを知って、お子さんが運動神経をスムーズに伸ばせるようサポートしてあげてください。

子どもの運動神経は伸ばせるの?

リレーで走っている子どもたち

子どもの運動神経は、3歳〜12歳頃までの期間に段階的に伸ばしていくことが出来ると言われています。

運動神経をスムーズに伸ばすには、年齢や発達の段階に合わせて、様々な運動をさせてあげることが重要です。

大切な時期にお子さんを的確にサポートできるよう、運動神経の基礎知識と、子どものうちから運動神経を伸ばす重要性を学びましょう。

そもそも運動神経ってなんだろう?

「運動神経」という言葉は一般的に使われていますが、実は実際にそういう神経があるわけではなく、脳から筋肉に指令を伝える神経回路のことを指しています。

医学的に説明すると、「運動神経」は生まれ持った才能やセンスではなく、脳や筋肉を繋ぐ神経の総称を指すのです。

そして「運動神経が良い」とは、この神経回路がうまく働き、体をスムーズに動かせることを言います。

つまり、運動神経は遺伝で決まるものではなく、誰にでも備わっていて、訓練することで性能を高めることが出来るものなのです。

なぜ子どもの運動神経を伸ばすことが大切なの?

子どもの運動神経は、3歳~8歳頃までの「プレ・ゴールデンエイジ」、9歳~12歳頃の「ゴールデンエイジ」と呼ばれる時期に急速に発達すると言われています。

この時期にさまざまな運動を経験することで、体をスムーズに動かす事が出来るようになり、子どもの運動神経を大きく伸ばすことができるのです。

また、運動が神経回路を刺激することで脳の発達も促せるため、社会性や学習能力が向上したり、小さな成功経験を積み重ねることで子どもの自信にも繋がります。

運動神経を伸ばすために色々なスポーツに取り組むことで、他の様々な力を伸ばすことも出来るので、子どもの可能性を広げるためにも運動神経を伸ばすためのサポートをしてあげたいですよね。

子どもの運動神経を伸ばす3つのコツとは

テニスをする子ども

お子さんの運動神経を伸ばすためには、正しい知識に基づく親からの適切なサポートは欠かせません。

日常生活の中で運動神経を伸ばすために心がけたり、取り入れるべき知識とポイントを、3つのコツとして具体的にまとめましたので、子どもが楽しみながら運動神経を伸ばせるよう、適切なサポートをしてあげましょう。

多様な運動を経験させてあげよう

子どもの運動神経をスムーズに伸ばすためには、3歳頃から多様な運動を経験させてあげることが重要になります。

幼いうちに多くのスポーツやアクティビティを経験すると、歩く、ジャンプ、押すなどの動きを覚え、様々な筋肉を使うことで神経が発達します。

また、神経回路を刺激することで、バランス感覚や柔軟性、持久力を総合的に高めることもできるのです。

それ以外にも、多様な運動に挑戦することで子どもに自信と積極性をつけ、ポジティブに挑戦する心を育むこともできますよ。

コーディネーショントレーニングを意識しよう

「コーディネーショントレーニング」という言葉を初めて聞く、という方も多いかもしれません。

この記事の最初の方で「運動神経とは、脳や筋肉を繋ぐ神経の総称である」という話をしましたが、コーディネーショントレーニングとは、この「脳や筋肉を繋ぐ神経」を鍛えるトレーニングなのです。

ジャンプやバランス、反応速度を鍛える楽しいエクササイズを取り入れることで、神経系に働きかけ、体の操作力を向上させることを目的としています。

自分で障害物コースを作って挑戦したり、ボールを使ってキャッチやパスの練習を行うと、神経を効果的に刺激できるため、スポーツ全般への適応力が上がり、様々な運動に対する基礎力が身につきます。

楽しい運動を心がけて毎日続けよう

運動神経を伸ばすためには、子どもが「またやりたい!」と感じる運動を日常生活に取り入れることも大切です。

子どもが楽しめるアクティビティを見つけることで、運動への興味を持続させ、地道なトレーニングを自然に積めるようになります

楽しい時間を意識して作ることで毎日無理なく運動に取り組めるようになるので、運動神経をスムーズに伸ばせるようになりますよ。

家族や友人同士で楽しめる運動を見つけて、子どもが自分から進んで体を動かすようになる習慣を作りましょう。

子どもの運動神経を伸ばすために、親はどうサポートすべき?

親子でランニングする様子

子どもの運動神経を伸ばしたい、3つのコツを上手に取り入れたいと思っても、実際に何をしてあげたらいいのか迷ってしまうかもしれません。

そんな方には運動系の習い事がおすすめですし、実は日常生活の中でも工夫次第で運動能力を高めることもできるんです。

ここでは習い事で運動神経を伸ばす方法と、家庭で簡単にできる取り組みについてまとめましたので、お子さんに合った方法を探してみるのもいいでしょう。

習い事で効率良く運動神経を伸ばす!

運動系の習い事に通わせることは、子どもの運動神経を伸ばすために取り組みやすい方法ですよね。

習い事教室は子どもに合わせた細かなノウハウを持っていますから、親が指導方法に悩むこともなく、安心して任せることが出来ます。

運動遊びで基本的な体の使い方を覚える体操や、音楽に合わせてリズム感やバランス感覚を学ぶダンスは、特に3歳〜8歳頃までのプレ・ゴールデンエイジ期にぴったりの習い事です。

9歳〜12歳までのゴールデンエイジ期には、基本的な動きを組み合わせたより複雑な動きができるようになるため、スイミングやサッカーなどのスポーツに挑戦することで、子どもの運動神経を飛躍的に伸ばすことができます。

日常生活でできることってどんなこと?

生活の中にちょっとした工夫を取り入れた遊びを行うことでも、子どもの運動神経を伸ばすことができますよ。

鬼ごっこやキャッチボールなど、親子で外遊びを楽しむ時間を作れば、日常生活で体を動かす機会を増やせます。

雨の日には家にあるもので障害物コースを作って家遊びに運動要素を取り入れたり、親子で体操をするのも効果的です。

親が積極的に関わることで子どもも楽しく運動できますし、子どもの運動神経を伸ばすだけでなく、親子の絆を深める良い機会にもなりますね。

子どもの運動神経を伸ばしたい!親が知っておくべき3つのコツ|まとめ

運動神経は遺伝ではなく、適切な訓練で向上させられるもので、子どもの運動神経は、3歳から12歳頃までの期間に効果的に伸ばすことができます。

子どもの運動能力を高めるには、習い事や日常生活での工夫を通じて神経を効果的に刺激することが重要です。

多様な運動経験、コーディネーショントレーニング、そして楽しみながら継続することという3つのコツを意識して、お子さんの運動神経を伸ばすサポートをしてあげましょう。

監修者情報
高橋建二
高橋建二
JPCスポーツ教室
羽島本店

経歴
岐阜県立岐阜城北高校卒業後、中学硬式野球クラブチームの監督を2年間務める。(全国大会ベスト4)
現在JPCスポーツ教室の本部統括を務め、羽島本店の指導員として在籍中。
SV(スーパーバイザー)として主に関東エリアの店舗管理を行う。

資格
KOBA式体幹トレーニング Bライセンス
KOBA式体幹トレーニング Aライセンス
KOBA式体幹トレーニング Sライセンス

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