「夏休みに美味しいものを食べすぎたせいか、子どものお腹周りが気になる…」
といった親御さんも多いのではないでしょうか。
夏休みは意識しないと運動不足になりやすく、さらに食べる量が増えると肥満につながりやすいです。
そこで、この記事では「子どものダイエットにおすすめしたい5つの運動」をまとめました。
他にも「子どもの肥満度をチェックする方法」や「リバウンドを防ぐために大切なこと」も合わせて解説します。
運動習慣を身につけて太りにくい体づくりをさせたい方、運動能力の向上を期待している方はぜひ最後まで読んでみてください。
子どものダイエットにおすすめの運動5選
ダイエットといえば激しい運動やスポーツをイメージする方もいるかと思いますが、まずは運動習慣を身につけるために、簡単に始められることから取り入れてみるのがおすすめです。
- 朝のウォーキング
- 公園やアスレチックで遊ぶ
- 家事や掃除などのお手伝い
- YouTubeのダンス動画で踊る
- 体操教室でたのしく運動習慣を身につける
簡単に始められるとはいえ楽しくないと継続は難しいので、子どもが喜んでできることを見つけましょう。
おすめの運動①朝のウォーキング
まずは、朝の涼しい時間に親子でウォーキングを始めましょう。
いつも自家用車や交通機関を利用しているところを歩くだけで新鮮に感じたり、太陽の光を浴びて幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」が分泌されたりするため、朝のウォーキングは脳にも良い影響を与えます。
また、ウォーキングを習慣化すると早寝早起きの癖がついて生活リズムも整うので、朝の散歩はダイエット以外にもさまざまな効果を得られるでしょう。
おすすめの運動②公園やアスレチックで遊ぶ
公園の遊具やアスレチックで思いっきり遊ぶだけでも、充分ダイエットにつながります。
例えば、子どもが大好きな「ブランコ」は足腰をしっかり使い腹筋や体幹が鍛えられるため、お腹周りのダイエットにおすすめの遊具です。
アスレチックも子どもがたのしく遊びながら運動できるため、無理なくダイエットできる環境と言えます。
しかし、夏休み明けはまだ暑い地域が多いので、日陰で涼む時間を設けたり、水分や塩分補給をしっかり行なうなど熱中症対策は徹底しましょう。
おすすめの運動③家事や掃除などのお手伝い
家事や掃除など、親のお手伝いをコツコツ続けるだけでもダイエット運動になります。
特に雑巾掛けは全身の筋肉を使うことによりカロリー消費量が多く、ダイエット効果が期待できるので、クイックルワイパーで済ませていたところをあえて雑巾掛けを行なってみるなどすると良いでしょう。
掃除機をかけるときも、姿勢良く腕をしっかり伸ばして行うだけで二の腕や上半身のダイエットになります。
しかし、家事や掃除はウォーキングやスポーツなどの運動と比べると消費カロリーが少なく、毎日継続しないと効果が出にくいため、下記のような工夫をしましょう。
- 運動会などテンポの良いBGMをかける
- 親子で競争したりタイムを測ったりする
- 掃除する前と後の写真を撮って、家族に送る
家事や掃除をする時は気持ちが上がるような曲をかけたり、親子で勝負してタイムを測ったりするとより楽しめます。
また、ビフォーアフターの写真を撮っておき、家族が「綺麗になった」と褒めることで子どものモチベーションが上がり、継続しやすくなるためおすすめです。
おすすめの運動④YouTubeのダンス動画で踊る
子どもが大好きなYouTubeは、ダイエットするためのツールとして活用してください。
ダンスは室内でできる「有酸素運動」で、たのしく短時間で続けやすいのが魅力です。
「子ども ダイエット ダンス」などと検索すると「小中学生向け」「幼児でもできる」など子どもの年齢に合わせたダンス動画がたくさん出てきます。
全身の筋肉をバランス良く使って運動するので、1週間続けるだけで良いダイエットになるでしょう。
しかし、初めから難しいダンスに挑戦すると挫折しやすいので、子どもが特にこだわらなければ親も一緒にできる簡単な曲でチャレンジすると良いです。
おすすめの運動⑤体操教室で楽しく運動習慣を身につける
今後も運動習慣を身につけられて、楽しくダイエットをさせたいなら「体操教室」に通うのも良いでしょう。
特に「体幹トレーニング」に特化している体操教室だと、下記のような効果が期待できます。
- 基礎代謝が上がる
- 体幹を鍛えて姿勢が良くなる
- 運動能力が向上する
- 心身ともに健康になる
基礎代謝が上がることで体脂肪の減少につながり、さらに体幹を鍛えて正しい姿勢を維持できるようになると、エネルギー消費が効率的になるためダイエット効果を高めることが可能です。
また、運動能力が向上すると他の運動も楽しくなるので、運動量や消費カロリーを増やせるようになるでしょう。
体操教室で友達やコーチと一緒に体を動かしていくうちに自信がついて、ダイエットのモチベーションにもつながります。
子どもの肥満度チェックをしよう
見た目はぽっちゃりだけど、我が子は本当にダイエットが必要な肥満児なのか、気になっている方のために下記についてまとめました。
- 子どもの平均体重と身長
- 子どもの肥満度計算方法
- 子どもの肥満度判定基準
ぜひ参考にして、まずは子どもの現状を把握しましょう。
子どもの平均体重と身長
男の子と女の子に分けて、平均体重と身長を表にしたのがこちらです。
【男の子の平均体重と身長】
学年 | 体重(kg) | 身長(cm) |
---|---|---|
小学1年生 | 24.9 | 123.2 |
小学2年生 | 28.3 | 128.9 |
小学3年生 | 31.9 | 134.3 |
小学4年生 | 35.8 | 140.0 |
小学5年生 | 40.2 | 146.5 |
小学6年生 | 45.6 | 154.0 |
【女の子の平均体重と身長】
学年 | 体重(kg) | 身長(cm) |
---|---|---|
小学1年生 | 24.2 | 122.4 |
小学2年生 | 27.3 | 128.3 |
小学3年生 | 30.2 | 134.6 |
小学4年生 | 35.3 | 141.2 |
小学5年生 | 40.1 | 147.5 |
小学6年生 | 44.3 | 152.2 |
(参考サイト:身長データ満載!スクスクのっぽくん)
小学生は成長期なため、身長や体重の変化が大きい時期です。
子どもの成長には個人差があり、同じ年齢でも成長のペースはさまざまなので、周りの友達と比較して身長や体重が違っていたとしても落ち込む必要はありません。
子どもの肥満度計算方法
子どもの肥満度は「ローレル指数」の算定方法で確認しましょう。
「ローレル指数」とは、わかりやすくいうと小中学生の肥満状態を知るための指数で、生後3ヶ月〜5歳までは「カプウ指数」を使って計算します。
計算結果が割り出せたら、次に紹介する「肥満度判定基準」の表と割り出した数値を照らし合わせてみましょう。
(自動算定はこちらがおすすめ:子どもの肥満 高精度計算サイト)
子どもの肥満度判定基準
我が子は太りすぎなのか、それともやせすぎなのかは「肥満度判定基準」を確認してみましょう。
判定 | 指数 |
---|---|
やせすぎ | 100未満 |
やせぎみ | 100〜115未満 |
標準 | 115〜145未満 |
太りぎみ | 145〜160未満 |
太りすぎ | 160以上 |
標準以上の数値が出た場合は、先ほど紹介した運動を積極的に行ってみてください。
(参考サイト:子どもの肥満 高精度計算サイト)
ダイエット後、子どもがリバウンドしないために
子どもがダイエットに成功しても元通りになっては意味がないので、リバウンドを防ぐために次のことを意識しましょう。
- 早寝早起きで生活習慣を整える
- 1日3食よく噛んで食べる
- 体幹を鍛えられる遊びをする
やることはシンプルなことが多いので、ぜひ参考にしてください。
早寝早起きで生活習慣を整える
子どもが太るのは、消費されなかったエネルギー(前日の夜ご飯など)が脂肪として体内に残り、どんどん蓄積されてしまうからです。
夜ご飯は寝る2時間前までに済ませて早く寝ると、体内で消費する時間を確保できるだけでなく、睡眠の質も上がるので子どもの成長を促します。
また、朝はストレスによる過食を防ぐことが見込める「セロトニン」という幸せホルモンが、5時から7時の間に起床すると脳に分泌されるため、早寝早起きはダイエットに効果的です。
1日3食よく噛んで食べる
ダイエットした後体型を維持するなら、1日3食よく噛んでしっかり食べましょう。
よく噛んで食べると満腹感が得られるまでの時間を確保できたり、レプチンやグレリンなどの満腹ホルモンが分泌されたりするので、食べ過ぎ防止になります。
また、たくさん噛むと消化不良や胃腸の負担を軽減でき、健康状態を保てるので、最低でも30回は噛むよう子どもに伝えましょう。
体幹を鍛えられる遊びをする
子どものダイエット後にリバウンドを防ぐためには、体幹を鍛えることは重要です。
【風船バランスゲーム】
風船を落とさないように手や頭でバランスを取りながら運ぶ遊びです。風船を落とさないように体を動かすので、体幹が鍛えられます。
【ツイスターゲーム】
カラフルなマットの上で指示された色に手足を置く遊びです。バランス感覚が身につきたのしく体幹の筋力が鍛えられます。
【プランクゲーム】
プランクのポーズを取り、誰が一番長くキープできるか競争しましょう。
片手・片足を上げてみると、 体幹全体の筋力をより強化することができます。
運動を楽しめるようにもなるため、体幹を鍛えると健康的な生活習慣を継続しやすくなります。
体幹トレーニングを日常に楽しく取り入れながら、健康的な体重管理を目指してください。
【今すぐできる】子どものダイエットにおすすめの運動5選!|まとめ
子どものダイエットにおすすめの運動5つと、我が子は本当に肥満なのかを調べる方法やリバウンドを防ぐ方法も合わせてご紹介しました。
子どものダイエットで大切なことはたのしく取り組めるかどうかですが、どの方法も自主的に取り組むものは基本的に親が一緒に行いましょう。
さらに、運動習慣を身につけて効率よくダイエットに成功するなら体操教室に通うのも非常におすすめです。
特に体幹トレーニングに特化している「JPCスポーツ教室」は、遊びのなかで体幹を鍛えながらダイエットするのに最適な環境が整っています。
子ども一人ひとりの体力や目標に合わせたプログラムが提供されるため、無理なく運動を続けられます。
また、友達との交流が社会性を育てるための取り組みも積極的に行なっているため、ダイエット以外にも良い影響を与えるでしょう。
ぜひお近くの店舗で無料体験レッスンを受講してみてください。
JPCスポーツ教室の教室一覧はこちら羽島本店
経歴
岐阜県内の幼稚園、保育園で体操指導員として2010年より10年間指導にあたり、現在JPCスポーツ教室羽島本店の指導員として在籍中。
SV(スーパーバイザー)として主に愛知エリア・九州エリアの店舗管理を行う。
資格
KOBA式体幹トレーニング Sライセンス
NESTA キッズコーディネーション トレーナー
子ども身体運動発達指導士