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鉄棒の前回りを正しいやり方と「できない・怖い」を克服する5つの練習法

子供が鉄棒を前に「できない・怖い」と泣いている姿を見て、なんとか前回りができるようにしてあげたいと悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

結論から言えば、大人がサポートしながら鉄棒に対する恐怖心を取り除き、子供に前回りのコツを覚えてもらうことが重要です。

本記事では「できない・怖い」と泣いていた子供が自信に満ちた顔で「できる・楽しい」と笑顔になるように、鉄棒の前回りを正しくマスターできるコツと練習方法を解説します。

鉄棒の前回りで「できない・怖い」を克服する5つの練習法

鉄棒の前回りを練習する子ども

前回りのコツを覚える前に「できない・怖い」といった子供の鉄棒に対する恐怖心を払拭しなければいけません。

子供は自分の体を支える筋力が足りない場合も多いため、落下しないように大人がサポートしながら、徐々に鉄棒に慣れさせることが大切です。

そこで、鉄棒を目の前にして「できない・怖い」と思ってしまう気持ちを克服するために、子供向けの5つの練習方法をお伝えしますのでぜひ参考にしてください。

ブランコで筋力を鍛える

今ではあまり見かけなくなった遊具のブランコではなく、鉄棒にぶら下がって前後にブラブラと揺れる遊びをブランコと呼ぶことがあります。

自分の全体重を支えなければならないため、自然と腕の筋力を鍛えられるだけでなく、腹筋や背筋も使うことから体幹強化にも効果的です。

大人がサポートすれば3歳未満の子供でもできるほど簡単なので、鉄棒への恐怖心を克服する第一歩として最適な練習方法と言えるでしょう。

低い鉄棒で練習する

前回りに対して「できない・怖い」と恐怖心が先行している子供は、無理をせず低い鉄棒で練習を始めましょう。

ただし、鉄棒が低すぎると地面との距離が近くなり体の回転が窮屈になることから、かえって子供が苦手意識をもってしまう危険性があります。

そのため、子供の胸からへその間の高さを目安にして、体の回転に支障がない程度の少し低い鉄棒を選んで挑戦してください。

ツバメのポーズで高い位置に慣れる

鉄棒を上から両手で掴み、軽くジャンプして腕の力だけで体を支えると、木にとまるツバメの姿に似た体勢になります。

腕と背筋を伸ばしツバメのポーズを安定させることで、高い位置に子供の目が慣れてくるようになり、鉄棒に対する恐怖心が自然となくなります。

ツバメのポーズに慣れてきたら、足を前後にスイングして前回りをする直前の感覚を少しずつ掴んでいきましょう。

なお、正しいツバメのポーズができるようになるまでは、地面に足がつく高さで練習するのがポイントです。

布団干しのポーズで恐怖心を克服する

正しいツバメのポーズをマスターしたら、そのままの姿勢から足の付け根の位置で体を折り曲げて、ベランダの手すりに布団が干されているような体勢になってみましょう。

頭が下になった状態で手を放す練習をすると、鉄棒が「できない・怖い」という子供の思い込みをなくすための良い訓練になります。

鉄棒から手を離せるようになれば、子供同士で布団干しのポーズのままジャンケンなどができます。楽しく遊ぶことが「できない・怖い」から「簡単・楽しい」に変わるきっかけとなるでしょう。

体操教室でプロのコーチングを受ける

子供に鉄棒を教える自信や時間がない方は、体操教室でプロの指導者から鉄棒のコツを教えてもらうと驚くほど簡単に前回りができるようになります。

楽しい遊びを取り入れた体幹トレーニングは、鉄棒に対する苦手意識や恐怖心を取り除いてくれるだけでなく、メンタルや体力強化にも効果的です。

JPCスポーツ教室は、子供の心と体を成長させることに加えて、自分自身で課題を克服するための「論理的思考力」を養う指導を行っています。

子供に安定したメンタル・強靭な体・明晰な思考力を身に付けさせたい方は、ぜひ全国30都府県にあるJPCスポーツ教室の無料体験をお試しください。

【鉄棒】前回りの正しいやり方

正しい前回りのやり方

子供が鉄棒に対する「できない・怖い」の恐怖心を克服できたら、前回りを正しくマスターするためのコツを覚えましょう。

ツバメのポーズや布団干しのポーズをマスターしていれば、前回りのコツを覚える準備は万全です。ただし、子供の恐怖心がぶり返さないように大人のサポートは欠かせません。

ここでは、正しい前回りのやり方と併せて、鉄棒がさらに上手くなって楽しくなるコツをご紹介していきます。

ツバメのポーズをする

まずは、前回りをするために窮屈にならない程度の高さの鉄棒で、正しい姿勢のツバメのポーズをとってください。

ツバメのポーズから前回りをするために重要なのは、鉄棒の握り方のコツを覚えることです。鉄棒の下から親指を回し、他の4本の指で上から包み込むように握るのがポイントです。

鉄棒を握る位置は、狭すぎたり広すぎたりすると上手く体を支えることができないため、肩幅よりも少し広めの位置で鉄棒を握るとバランスが良く、体を回転しやすくなります。

おへそを見ながら前に倒れる

次に、ツバメポーズの体勢からおへそを見るようにして、勢いをつけながら前方に身体を倒してみましょう

布団干しのポーズと要領は似ていますが、前回りをするには鉄棒を軸にしてスイングするように回転しなければいけません。

そのため、回転する感覚を掴めるようになるまでは、再び「できない・怖い」などの恐怖心が蘇らないように、大人が子供の頭や背中を支えながらサポートしてあげましょう。

スイングの勢いのまま回りきる

最後に大事なのは、体を前方にスイングする勢いを保ったまま回転できるように、繰り返し鉄棒の練習をすることです。

背筋を伸ばしたまま子供の体が地面と水平になるタイミングで顎を引き、鉄棒を軸に体を丸めるようにすれば、自然にクルっと回転できます。

なお、前回りをする際には、お腹に力を入れることも押さえておきたいコツです。子供が回転するタイミングで「グッとお腹に力を入れて」と声かけをしてあげると良いでしょう。

前回りの恐怖心を克服する方法と正しいやり方のまとめ

本記事では、鉄棒に対する「できない・怖い」といった恐怖心を克服し、鉄棒の前回りを正しくマスターできるコツと練習方法を解説してきました。

しかし、一度でも鉄棒に嫌悪感をもってしまうと、子供のモチベーションを上げるのは簡単ではなく、親の方が憂鬱な気持ちになってしまうことも少なくありません。

そこで、鉄棒をする基礎的な筋力や柔軟性を付けるために、子供に体操を習わせてみてはいかがでしょうか。楽しく体操を学べれば、自然と体力もついて簡単に前回りもできるようになります。

JPCスポーツ教室では、子供が楽しく体操を学べる無料の体験レッスンの受付を随時行っていますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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監修者情報
服部優希
服部優希
JPCスポーツ教室
羽島本店

経歴
岐阜県内の幼稚園、保育園で体操指導員として2010年より10年間指導にあたり、現在JPCスポーツ教室羽島本店の指導員として在籍中。
SV(スーパーバイザー)として主に愛知エリア・九州エリアの店舗管理を行う。

資格
KOBA式体幹トレーニング Sライセンス
NESTA キッズコーディネーション トレーナー
子ども身体運動発達指導士

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