「体育が楽しくない…」
「できないことばっかり…」
「休み時間もつまらない…」
などと、学校生活を楽しめてない子どもをみて、運動が苦手でも通える習い事はないかと悩んでいませんか?
本当は体育を楽しんだり休み時間友達と外で遊んだりしたいはずなのに、落ち込んでる様子が続くと切なくなり、居ても立ってもいられないですよね。
この記事では運動が苦手な子どもにおすすめの習い事や、原因と選び方について詳しく解説していきます。
運動会を控えているなど、今すぐにでも解決してあげたいと思う方はぜひ最後まで読んでくださいね。
目次
子どもが運動を苦手になる原因
運動に対してあまり抵抗がなかった子どもが、急に苦手意識を持ってしまう原因は大きく4つです。
- 運動経験が少ない
- 幼少期からのゲームやスマートフォン
- 体幹が弱い
- 周りと比べられる
ここでは上記4つの原因と、原因を踏まえた対応をそれぞれ説明していきます。
運動経験が少ない
運動が苦手になってしまう原因の1つとして、幼少期の運動経験が少ないことが考えられます。
基本的に運動能力は遺伝的なものではないので、過去の運動量が少ない子どもは苦手と感じやすいです。
公園や広場で遊ぶよりも室内遊びが多かったり、そもそも運動系の習い事をしてこなかったりなど、振り返ると運動量が少なかったと気付く方もいるのではないでしょうか。
例えば、初めて体育で「跳び箱」の存在を知り、今まで運動してこなかった子どもがいきなり6段飛ぶのは難しいですよね。
もちろん運動経験はこれから積んでいけばいいのですが、苦手意識を持ってしまうと一歩踏み出すのはとても勇気がいることです。
なので、まずは子どもの気持ちを聞いてあげることから始めましょう。
「できなかった…」と落ち込んで帰ってきたら「また頑張りなさい」と励ますのではなく「頑張ったんだね」と言って、挑戦したことをたくさん褒めてください。
それだけで子どもは安心しますし、そこから「じゃあどうなりたい?」という質問もできます。
幼少期からのゲームやスマートフォン
昔と比べて、今は外遊び以外にも楽しめるコンテンツが増えました。
ゲームやYouTubeなどは子どもが夢中になりやすいツールなので、雨で外に出られない時や外食時など、様々な場面で活用する機会も多いですよね。
しかし、ルールを決めずに長時間使用させてしまうと、以下のようなトラブルが起きかねません。
- 同じ姿勢が続き筋力が落ちる
- 視力が低下する
- 運動よりゲームやスマホが楽しくなる
ゲームなどに熱中してしまうと運動量はもちろん減ります。
体力もつけられないことから「体を動かす=疲れる」となり、自然と運動を避けるようになってしまいます。
また、画面を見続けると眼球運動量も減って感情の起伏が激しくなったり、ブルーライトの影響で脳が覚醒し時間帯によっては寝つきも悪さも目立ったりするので、使用する際は家族でルールを徹底しましょう。
体幹が弱い
運動が苦手な子どもは、姿勢が悪く猫背な子が多いです。
運動神経が急成長する「プレ・ゴールデンエイジ(3歳〜6歳)」に運動量が少ないと、体を支える体幹筋も未発達なため姿勢が悪くなってしまいます。
- 普段から猫背気味
- 勉強中すぐ姿勢が崩れる
- 運動してもすぐ疲れる
このような様子が見られたら、原因は体幹の弱さが関係しているかもしれません。
放っておくとそのうち首や腰にも負担がかかり、腰痛にもなりかねないので、一度子どもの姿勢を一緒に見直してあげましょう。
周りと比べられる
小学校に入ってから運動が苦手になったなら、運動能力を比べられる環境にストレスを感じたことが原因かもしれません。
例えば、マット運動が初めてで前転も後転もできないA君がいたとします。
A君が上手くできないなか、先生は悪気なく他のできる子を褒めるので「どうして僕はできないんだろう…」と、無意識に比べられた気になり落ち込んでしまいます。
この状態でA君に「頑張れ」などと応援すると、やり方もわからないのに応援されて、かえってやる気を奪ってしまうかもしれません。
比較されることもなく対等に遊べていた環境から、急に「できるできない」で分けられる世界に変わっただけでも精神的苦痛だということを忘れてはいけませんね。
子どもの習い事選びに大切なこと
運動が苦手と感じる子どもの習い事を選ぶ際、特に大切なことを4つご紹介します。
- 本人が楽しめるか
- 親のエゴを押し付けない
- 一度に複数の習い事はしない
- 費用・通いやすさ
順番に解説していきます。
本人が楽しめるか
習い事を選ぶうえで1番大切なのは「本人の気持ち」なので、いくつか見学や体験に行って子どもの様子を観察しましょう。
「楽しい!」とワクワクした感情は、子どもが習い事を継続するための原動力になります。
「努力は夢中に勝てない」という言葉があるように、自分が楽しいと感じて決めた習い事なら、たとえ挫折しても簡単に諦めないので精神的にも成長できますよね。
また、子どもが楽しいと思える習い事がなかったら、無理にやらせないよう気をつけましょう。
親のエゴを押し付けない
流行りのスポーツや親自身が昔やりたかった習い事など、子どもの意見を聞かずに通わせるのは絶対にやめましょう。
やる気がないと子どもにとって苦痛ですし、嫌な思い出になるだけです。
特に自分の意見を言うのが苦手な子どもだと、我慢していた不満が爆発し親子関係にヒビが入る恐れがあります。
親はできるだけ多くの選択肢を与え、子どもの可能性を広げるサポートに徹してくださいね。
一度に複数の習い事はしない
習い事は1つずつ始めることをおすすめします。
というのも、複数の習い事に通うことで遊ぶ時間がなくなったり、学校の宿題が疎かになったりすると、忙しさのあまりどれも嫌いになってしまうことが考えられるためです。
また、いっぺんに始めたは良いものの、どれも中途半端だと親も毎月払っている月謝が無駄に感じてしまいます。
たくさんのジャンルに興味を持っても、このようなリスクがあることを踏まえて親子でしっかり話し合ってから決めましょう。
費用・通いやすさ
習い事を始めるということは、月々の支払いや送迎の時間も考慮しなければいけません。
月謝以外にかかる費用(道具代やユニフォーム代など)や、送迎が必要なのかは事前に把握しておきましょう。
せっかく子どもが夢中になれる習い事が見つかっても継続できなければ意味がありません。
習い事を続けていくために、各種費用やアクセスは事前に確認しておくことをおすすめします。
運動が苦手な子どもにおすすめの習い事3選
運動が苦手な子どもに運動習慣を身につけさせたい場合におすすめの習い事は、下記の3つです。
- スイミング
- ダンス全般
- 体操教室
順番に説明しますね。
スイミング
スイミングは上半身と下半身どちらも強化されるというメリットがあります。
水の抵抗は空気の約12倍もあるため、水中で全身を動かすと陸上で運動するよりも体に負荷をかけることができます。
短時間で全身の筋力をバランス良く鍛えられるので、さらに風邪を引きにくい身体にもなるでしょう。
スイミングは水自体に慣れるところからスタートするので、運動が苦手な子どもでも挑戦しやすいジャンルです。
また、小学校で水泳の授業が始まる前に泳ぎを習得できるだけでも、子どもの自信と安心につながります。
ダンス全般
ダンスはスポーツというより体を動かす楽しさを覚えられる習い事なので、運動が苦手でも気軽に始められるでしょう。
音楽に合わせて踊るとリズム感や表現力も身につき、ダンスで自己表現できるようになるとストレス発散にもなります。
今は「表現運動」という名目で授業に取り入れる小学校も増えてきているので、これ以上できないことを増やさないために一度近くにあるダンススクールへ行ってみてくださいね。
体操教室
体操教室は、正しい体の使い方や動かし方を学べるので、運動嫌いな子どもにも人気の習い事です。
他にも大きく3つのメリットがあります。
- 体育で自信のない種目を練習できる
- 体幹が鍛えられ、猫背が改善される
- ゴールが見えやすいため成功体験を積みやすい
正しい体の使い方を正しくアドバイスすることは、知識がないと難しく感じるかもしれません。
感覚でできていたり、または元々できなかったりすると、いざ頼られた時に上手く伝えられない方がほとんどだと思います。
しかし、体操教室では専門のコーチが言語化できないことも丁寧に教えてくれるので、マット運動や跳び箱など体育でつまずいた子どもには非常におすすめです。
また、通っていくうちに自然と体幹がつくので姿勢が改善されますし、小さな成功体験を積みやすいため少しずつ自己肯定感と自信が育っていくでしょう。
運動が苦手な子どもに特におすすめの習い事|まとめ
運動が苦手だけど運動習慣を身につけてほしいという子どもには、本人が楽しめるジャンルの習い事を選ぶのが良いということがわかりましたね。
全身運動ができる水泳やリズム感が身につくダンスも魅了的ですが、体育の授業でつまづいているなら、最初は体操教室がおすすめです。
中でも、体幹トレーニングに特化している「JPCスポーツ教室」は、運動習慣がない子どもや苦手意識を持つ子ども向けのコースがあるため、自分と似た境遇の友達と楽しみながら成功体験を得られる環境が用意されています。
始めは緊張していても専門のコーチが環境に慣れることから工夫してくれるので、親子ともに安心してレッスンを受けられるのも魅力です。
JPCスポーツ教室は東海地方を中心に全国で教室を展開しており、見学や体験もできるため、詳しくは近くの教室に問い合わせてみてくださいね。
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経歴
岐阜県立岐阜城北高校卒業後、中学硬式野球クラブチームの監督を2年間務める。(全国大会ベスト4)
現在JPCスポーツ教室の本部統括を務め、羽島本店の指導員として在籍中。
SV(スーパーバイザー)として主に関東エリアの店舗管理を行う。
資格
KOBA式体幹トレーニング Bライセンス
KOBA式体幹トレーニング Aライセンス
KOBA式体幹トレーニング Sライセンス