「子どもの運動神経を伸ばしたい」
「将来スポーツをするときに役立つように、今からできることはないか」と考える保護者の方も多いのではないでしょうか。
走る・飛ぶ・投げるなどといったあらゆる運動やバランス感覚の土台となっているのが「体幹」です。
「体幹を鍛える」と聞くと、筋トレなどを想像するかもしれませんが、3歳から小学生頃の子どもは、おもちゃを使って遊びの中で楽しく鍛えることが効果的です。
この記事では、3歳から小学生頃の子どもが体幹を鍛えるメリットや、おもちゃを選ぶポイント、トレーニングにおすすめのおもちゃをご紹介します。
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目次
なぜ子どもに体幹が必要なのか
体幹とは、頭や手足を除いた胴体部分のことで、大きな筋肉や関節を含み、走る・飛ぶ・投げるなどさまざまな動きをスムーズに行うために重要な役割があります。
ここでは、なぜ3歳から小学生に体幹が必要なのかについて解説します。
体幹はすべての運動の土台
子どもの頃にどれだけ運動体験をしたかは、将来の運動能力にも影響します。
なかでも体幹は、止まった状態で正しい姿勢を保つ力と、動いているときにも身体がぶれないよう支える力に関わる、大切な役割を担っています。
体幹が安定すると無駄な力を使わずに身体を効率よく動かせるようになるので、走る・飛ぶ・投げるといったさまざまな動きがスムーズになり、スポーツのパフォーマンス向上にもつながります。
3歳から小学生の頃から体幹を安定させる習慣を身につけておくことは、これからスポーツに取り組むうえで、技術を習得しやすくするための土台づくりになります。
身体の使い方が育ちやすい時期
3歳から小学生にかけては、身体の動かし方を身につけたり、自分の身体をコントロールする力が育ちやすい時期とされています。
- 3歳~幼児期:神経機能が大きく発達し、さまざまな動きを経験することで身体の使い方の基礎を習得していく時期
- 小学生:幼児期に身に付けた基本動作をもとに、より複雑な動きや力加減、バランス感覚を発達させていく時期
この時期は、部分的な筋肉を鍛えることよりも、身体全体を使い、動きの中で体幹をしっかり育てることが重要です。
体幹を鍛えることで期待できる変化
運動能力の土台である体幹を鍛えることは、スポーツに関わるさまざまな力が育ちやすくなります。
ここでは、体幹を鍛えることでどのような変化が期待できるのか解説します。
身体の軸が安定する
体幹を鍛えて軸が安定すると、走る・跳ぶ・投げるといった基本動作をよりスムーズに行えるようになります。
例えば、走るときに姿勢がぶれにくくなったり、ジャンプの着地でバランスを保ちやすくなる他、地面を蹴る力をスムーズに上半身へ伝えられるため、全身を連動させた効率的な動きがしやすくなります。
さらに、肩や腕、脚に無駄な力を使わずに動けるようになることで、新しい動きを習得しやすくなったり、フォームが安定しやすくなるのもメリットです。
運動するとすぐに疲れてしまったり、姿勢やフォームが崩れやすかったりする場合は、体幹の弱さが関係している可能性があります。
怪我の予防につながる
体幹がしっかりしていると重心をコントロールする力が高まりバランスを崩しにくくなるため、スポーツや遊びの中で転倒しにくくなったりとっさに体勢を立て直したりでき、怪我のリスク軽減につながります。
また、身体の軸が安定することで、動いたときの負担が特定の部位に集中しにくくなり、足首や膝など関節へのダメージを抑えやすくなるのもメリットです。
体幹を鍛えて怪我をしにくい身体づくりをすることは、子どもがスポーツを続けるための大切な土台になります。
運動への苦手意識を減らしやすい
体幹が安定し身体を思い通りに動かせるようになると、「できた」という成功体験が増えていきます。
こうした小さな成功の積み重ねは自信につながり、運動への苦手意識が減ることで、自然と運動に対して前向きな気持ちが生まれていきます。
3歳から小学生の時期に身体を動かす楽しさを知ることは、その後の運動習慣づくりやさまざまなスポーツに挑戦するきっかけにつながり、運動を楽しむ土台づくりにつながるでしょう。
子どもの体幹トレーニングはおもちゃの活用がおすすめ
子どもの体幹づくりは、大人のように鍛えることを意識して頑張るよりも、おもちゃを使って遊びの中で自然に身体を動かす方法がおすすめです。
なかでもバランス系のおもちゃは「スポーツトイ」とも呼ばれ、遊びながら自然と体幹を使えるように工夫されています。
ここでは無理なく体幹を育てるためにおもちゃを活用するメリットを解説します。
遊び感覚で楽しめる
おもちゃを使った体幹トレーニングの魅力は、トレーニングをしていると自覚しなくても、遊びながら自然に身体を動かせることです。
無理に運動させようとすると気が進まない子どもでも、おもちゃであれば楽しく遊べるので、自然と身体を動かす時間が増えていきます。
遊んでいるうちに、日常生活ではあまり使わない筋肉や神経が刺激され、無理なく体幹が鍛えられています。
運動や体育があまり得意でない子どもでも、おもちゃを使うことで抵抗なく楽しんで取り組みやすいため、運動習慣を身に付けるきっかけづくりにもなるでしょう。
身体を動かすことを「義務」ではなく「楽しい」と思える経験は、これから先のさまざまな運動への前向きな気持ちを育てることができます。
継続しやすい
体幹トレーニングは、少しずつでも長く継続することが大切です。
その点おもちゃを使った方法は短い時間でも気軽に取り組めるため、習慣化しやすいのもメリットです。
トレーニングの時間として特別に確保しなくても、空いた時間や遊びの時間など生活リズムに合わせて気軽に取り入れられます。
また、保護者も無理なく見守れてサポートしやすいため負担が少なく、自然と継続しやすくなります。
家庭環境に合わせやすい
近年では室内で使えるおもちゃも充実しており、天候や気温に左右されず、日常に無理なく取り入れやすくなっています。
忙しい日にも無理なく遊べ、時間に余裕のある時は外でも使えるおもちゃを活用するなど、家庭のペースに合わせて体幹づくりに取り組める環境を整えやすいのも魅力です。
また、家族で声をかけ合ったり、できるようになったことを一緒に喜ぶことで、おもちゃを通じたコミュニケーションも生まれ、子どもの意欲も高まります。
子どもの体幹トレーニングにおすすめのおもちゃ
ここでは、3歳から小学生の子どもにおすすめの体幹トレーニングおもちゃを紹介します。
年齢や遊び方に合ったものを選び、無理なく楽しい体幹づくりを始める参考にしてください。
バランスボード
ゆらゆら揺れるボードに乗って立ち、姿勢を保つことで体幹のインナーマッスルを鍛えることができるおもちゃです。
不安定な状態で身体を支えるため、どうすれば倒れないかの判断をする反射神経と、バランス感覚も養われます。
最初は大人が手を添えて支え、慣れてきたら少しずつ自分でバランスを保てるように練習するとよいでしょう。
さらに、両手を広げたり、ボールをキャッチしたりすると難易度を上げられます。
バランスストーン
川の石のような形をした不安定な足場の上を渡ることで、バランス感覚や下半身の筋肉、体幹を鍛えることができます。
また、足裏の感覚を刺激し、下半身で踏ん張る力も育てられます。
石の配置や間隔などを調整して難易度も変えられるため、成長に合わせて長く楽しめるのも魅力です。
バランスボール
大きなボールの上に座ると、自然に姿勢を正そうとするので、身体を支える体幹の筋肉を鍛えられます。
子ども用の小さめサイズもあるので、ボールの上に座った時に、股関節と膝がそれぞれ直角になるくらいを目安に身長や年齢に合ったボールを選んでください。
慣れてきたら、軽く弾んだりボールの上でうつ伏せになって揺れたりすることで、さらに体幹をしっかり使うことができます。
転倒が心配な場合は固定リング付きタイプを選び、慣れるまでは転倒してケガをしないように、大人が支えたり見守ったりしましょう。
トランポリン
ジャンプしている間は姿勢を保ったり、着地の時にバランスを取ろうとするため、自然と体の軸を意識して体幹やバランス感覚を鍛えるのに役立ちます。
大きいトランポリンだと置き場所に困る場合は、クッション型のトランポリンなどもありますが、小さいトランポリンは着地できる範囲が狭いので、転んだりバランスを崩しやすい子どもは注意が必要です。
ストライダー(キックバイク)
外遊びで体幹を鍛えたい時は、足で地面を蹴って進むストライダーがおすすめです。
進むたびに身体全体でバランスをとる必要があるので、自然と体幹やバランス感覚を養うことができます。
慣れるとスピードも出やすくなるため道路では乗らず、ヘルメットを着用し、広場など安全な場所で乗りましょう。
これから自転車に挑戦したい子どもの練習にも役立ちます。
ジャングルジム
登る、ぶら下がる、移動する、といった動作を通して、身体全体を連動させるバランス感覚が鍛えられます。
自分の身体を支えながら、ひねったり伸ばしたりする動作を繰り返すことで、腕力だけでなく腹筋や背筋などの筋肉を鍛えることができます。
ぶら下がって何秒キープできるかに挑戦するなど、自分でルールを決めて遊ぶことができ、遊びながらさまざまな動きを身につけられるのも魅力です。
ホッピング
体幹の筋肉を使って跳ね続けるので、体幹、バランス感覚、下半身の筋肉を同時に育てられるおもちゃです。
最初は少し難しく感じることもありますが、繰り返し練習することで身体をコントロールする感覚が身に付いていきます。
失敗しないおもちゃ選びのポイント
体幹トレーニング用のおもちゃは種類が豊富なため、何を基準に選べばよいか迷うかもしれません。
せっかく購入しても、子どもに合わなかったり家で使う時に困ったりすると長く活用できません。
ここでは、失敗しないためのおもちゃ選びのポイントを紹介します。
3歳~幼児期はシンプルさと安全性
3歳〜幼児期のおもちゃ選びで大切なのは、「難しすぎないこと」と「安全に遊べること」です。
複雑すぎたり難易度が高すぎると、うまくできずに苦手意識を持ったり、すぐに飽きてしまいます。
まずは、シンプルで簡単に遊べて、「できた」という成功体験を積み重ねることが大事です。
また子どもが小さい頃は、大人が目を離した隙に思わぬ行動をとることもありますので、おもちゃの対象年齢は必ず確認し、尖った角がないか、つかまって倒れやすいなど不安定にならないか、口に入れても安全な素材かなど、安全性を最優先してください。
落下したり転倒したりする可能性もあるため、安全に遊べるようになるまで大人が近くで見守ったりサポートしたりすることが重要です。
好きなキャラクターや色などがついたおもちゃは、小さい子どもにとって遊びたい気持ちを引き出しやすくなります。
小学生は適度な負荷
小学生になると、簡単すぎるおもちゃでは物足りなく感じ、飽きてしまうことがあるので、少し頑張ってできるくらいの難易度や、成長に合わせてアレンジしたり負荷を調整できるものを選ぶと、楽しみながら継続できます。
体格が大きくなる時期でもあるため、耐荷重やサイズも確認し、小さい頃のおもちゃで怪我をしないように成長に合ったものへ見直しも重要です。
例えば、配置を変えて難易度を上げられるバランスストーンや、空気の量で調整できるバランスボールなどは、成長に合わせて長く使いやすいおもちゃです。
置き場所を考える
大きなおもちゃは身体全体を使えるため子どもが楽しみながら体幹づくりに取り組みやすいのが魅力ですが、購入前に置き場所や使用スペースも確認しておくことが大切です。
飛んだり跳ねたりする動きがある場合、プレイマットやジョイントマットを敷いて、床が傷つくのを防止したり、下の階への防音対策をしておくと安心です。
ジャングルジムなどを置く場所は、ぐらついたり不安定にならないように安定した場所を選びましょう。収納スペースや設置場所に不安がある場合は、コンパクトに片づけられるタイプを選んだり、レンタルサービスを活用したりする方法もあります。
家のスペースや生活スタイルに合ったものを選ぶことが、無理なく長く続けるコツです。
体幹をおもちゃで鍛える!3歳から小学生向けバランス感覚を育てるトレーニング|まとめ
子どもの体幹づくりは、将来の運動能力やバランス感覚を育てる大切な土台になります。
特に3歳から小学生の時期は、身体の使い方を身につけやすい時期ですので、楽しみながら体幹を育てることが大切です。
無理にトレーニングをする必要はなく、バランスボードやトランポリン、ストライダーなどのおもちゃを活用すれば、遊びの中で自然に身体を動かし、無理なく体幹を鍛えられます。
おもちゃを選ぶ際は、年齢や安全性、難易度や置き場所などを考慮し、長く使えるようなおもちゃを選ぶことがポイントです。
遊びに体幹トレーニングを取り入れ、楽しみながら継続することで、将来の運動能力につながっていきます。
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羽島本店
経歴
岐阜県立岐阜城北高校卒業後、中学硬式野球クラブチームの監督を2年間務める。(全国大会ベスト4)
現在JPCスポーツ教室の本部統括を務め、羽島本店の指導員として在籍中。
SV(スーパーバイザー)として主に関東エリアの店舗管理を行う。
資格
KOBA式体幹トレーニング Bライセンス
KOBA式体幹トレーニング Aライセンス
KOBA式体幹トレーニング Sライセンス

