小学一年生になると、走る・跳ぶ・投げるなど、さまざまな運動を経験する機会が増えていきます。
そのため、子どもの様子を見て「周りの子より運動が苦手かもしれない」と気になる保護者の方もいるかもしれません。
ただ、小学一年生の時期は身体の成長や発達のスピードに大きな個人差があります。
「今できるかどうか」よりも、この時期にどんな運動体験を積み重ねるかが、子どもの運動神経に大きく影響します。
そこで、この記事では、小学一年生の運動能力の特徴や、運動神経を良くする方法、家庭でできる関わり方のポイントについて解説します。
「子どもの運動能力を伸ばしたい」「楽しく身体を動かせる環境を作ってあげたい」という方は、ぜひ参考にしてください。
目次
小学一年生の運動能力はどれくらい?
子どもの運動能力には個人差があり、一概に平均を数値化できるものではありません。
しかし一方で、小学一年生になると文部科学省の新体力テストを実施する小学校もあり、おおよその目安として参考にできるデータも発表されています。
新体力テストで測定されるのは、以下のような項目です。
- 50m走
- 立ち幅跳び
- ソフトボール投げ
- 反復横跳び
- 長座体前屈
例えば50m走では小学1年生の平均タイムとして11秒台、ソフトボール投げは男女差があるものの5〜9m前後が平均とされています。
「うちの子は平均より遅い」「投げる力が弱いかも」と気になる方がいるかもしれませんが、これらはあくまで平均値です。
外遊びやスポーツ経験の積み重ねによっても得意・苦手は変わるため、一部の結果だけで運動神経の良し悪しを判断する必要はありません。
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幼少期の運動体験はその後の運動能力にも影響してきます。
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子どもの運動神経は、何歳からでも伸ばすことができます。
特に、小学一年生の時期は「プレゴールデンエイジ期」と呼ばれ、運動能力の土台が育つ大切なタイミングです。
一般的に、子どもの運動能力の発達は次の3つの時期に分けられます。
- プレゴールデンエイジ期:5〜8歳頃
- ゴールデンエイジ期:9〜12歳頃
- ポストゴールデンエイジ期:13〜15歳頃
プレゴールデンエイジ期は、神経系が大きく発達する時期とされており、身体の動かし方やさまざまな動きを吸収しやすい特徴があります。
その後、動きや技術を習得しやすいゴールデンエイジ期を経て、ポストゴールデンエイジ期になると、筋力や体格も大きく成長します。
よって、小学一年生の時期は、多様な動きを経験しながら、運動能力の土台を作ることが大切です。
小学一年生で伸ばしたい基本動作
プレゴールデンエイジ期の小学一年生には、特定のスポーツ技術を磨くより前に、さまざまな身体の動きをバランスよく経験することが重要です。
特に「走る」「跳ぶ」「投げる」などの基本動作は、将来どんなスポーツに取り組むうえでも土台になる動きです。
ここでは、小学一年生で伸ばしたい基本動作について解説します。
走る
「走る」は、あらゆるスポーツの基礎となる動作です。
小学一年生の頃は、まっすぐ走るだけでなく、止まる・方向を変える・スピードを調整するといった動きも少しずつ身についていきます。
鬼ごっこやかけっこなどの遊びは、楽しみながら自然に走る力を養えるのでおすすめです。
「速く走れること」だけを目標にするより、まずは身体を動かす楽しさを感じられるようにしましょう。
跳ぶ
「跳ぶ」は、バランス感覚や脚力、身体をコントロールする力につながる動作です。
小学一年生の頃は、両足でジャンプして着地のバランスを取る動きが発達していく時期でもあります。
縄跳びやトランポリン、遊具など、日常の遊びのなかで自然に取り入れながら、バランス感覚を養っていきましょう。
投げる
「投げる」は、一見シンプルに見えて、実は腕・肩・体幹・下半身など全身を連動させながら行う動作です。
大人でも意識しないと難しい動作のため、うまく投げられない・苦手と感じる子どもも少なくありません。
小学一年生の頃は、キャッチボールやドッジボールなど、遊びのなかで少しずつ投げる動きを経験していくのがおすすめです。
小学一年生の運動神経を良くする方法
プレゴールデンエイジ期は、「運動が苦手だから練習を増やす」のではなく、まずは身体を楽しく動かせる環境づくりを意識しましょう。
ここでは、小学一年生の運動神経を良くする方法や、意識したいポイントについて解説します。
外遊びの時間を増やす
小学一年生から運動神経を良くする方法として、まず家族や友だちと楽しく身体を動かす機会を持つことが大切です。
特に、鬼ごっこや公園遊びなどの外遊びでは、「走る」「跳ぶ」「バランスを取る」など、さまざまな動きを自然に経験できます。
また、開放的な空間でのびのびと身体を動かすことで「運動は楽しい」という気持ちも育ちます。
まずは、短時間でも外で身体を動かす習慣を意識してみましょう。
「できた」を増やす声かけを意識する
小学一年生の時期は、小さな成功体験を積み重ねることで、子どもの自信につながり、「もっとやってみたい」という気持ちも育ちます。
「速く走れた」「上手にできた」といった結果だけではなく、「最後まで頑張れたね」「前より上手になったね」など、過程を認める声かけを意識してみましょう。
運動への前向きな気持ちは、将来的な運動習慣づくりにもつながる大切な要素です。
運動を継続できる環境を整える
運動能力を伸ばすためには、短期間で結果を求めるのではなく、継続することが大切です。
特に小学一年生の時期は、経験を積み重ねることで、運動への自信につながり、自然と身体の使い方を習得できるようになります。
例えば縄跳びで、「1回跳べた」「昨日より多く跳べた」など、小さな成長を一緒に喜ぶことも大切です。
また、できた回数をカレンダーに記録したり、シールを貼ったりするなど、成長を可視化する工夫を取り入れるのもよいでしょう。
習い事で楽しく身体を動かす
家庭での外遊びや声かけに加えて、習い事を通じて定期的に身体を動かす環境を整えることも効果的です。
決まった曜日・時間に身体を動かす習慣ができることで、運動経験が自然と積み重なっていきます。
また、習い事では家庭では教えきれない正しい身体の使い方や、年齢に合った専門的なアドバイスを受けられるのも大きなメリットです。
楽しみながら続けられる習い事を見つけることが、子どもの運動神経を効率よく伸ばすことにもつながるでしょう。
小学一年生におすすめの習い事
では、具体的にどのような習い事が小学一年生に向いているのでしょうか。
ここでは、プレゴールデンエイジ期の子どもにおすすめの習い事を3つ紹介します。
水泳
水泳は、全身の筋肉をバランスよく使いながら、体幹も自然に鍛えられる習い事です。
「運動が苦手」と感じている子どもでも、水遊び感覚から始めやすく、楽しみながら身体を動かす習慣をつくれます。
また、継続することで持久力も身につくため、子どもの体力づくりにも効果的です。
球技系スポーツ(サッカー・野球など)
サッカーや野球などの球技系スポーツは、走る・跳ぶ・投げる・蹴るなどの基本動作を、ゲームを楽しみながら自然に経験できる習い事です。
チームで活動することで、技術力だけでなく、コミュニケーション力や協調性も育まれます。
また、「楽しく身体を動かすこと」を大切にしているスクールであれば、運動に苦手意識がある子どもでも、前向きな気持ちを持ちながら取り組めるでしょう。
体操教室
体操教室では、あらゆる運動の基礎となる動きを総合的に身につけることができます。
器械体操や体幹トレーニングを通じて、身体をバランスよくコントロールする力が育つため、将来どんなスポーツに進んでも活きる土台づくりにもなります。
特定のスポーツに縛られず、まずは身体の使い方を身につけたい、運動への苦手意識を減らしたいという方は、体操教室から始めてみるのもおすすめです。
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「子どもの運動能力を伸ばしてあげたい」
「運動神経を良くする方法をもっと知りたい」
「運動が苦手でも、楽しく身体を動かせる環境を作ってあげたい」
とお考えの方には、スポーツ教室で専門的な指導を受けるのもおすすめです。
JPCスポーツ教室では、子どもの年齢やレベルに合わせながら、体幹トレーニングや基礎動作の習得をサポートしています。
プレゴールデンエイジ期の小学一年生にとって大切な、「走る」「跳ぶ」「投げる」「バランスを取る」といった多様な動きを楽しみながら経験できる環境が整っている点も特徴です。
また、「できた」という成功体験を積み重ねながら、一人ひとりのペースに合わせて身体の使い方を身につけていけます。
「どんな内容か詳しく知りたい」「まずは教室の雰囲気を見てみたい」という方は、ぜひ体験トレーニングからお気軽にご参加ください。
JPCスポーツ教室 お近くの教室を探すまとめ|小学一年生の運動神経はまだ伸びる?良くする方法・おすすめの習い事も解説
小学一年生の運動能力は、子どもによって大きな差があります。
得意な動きや苦手な動きも一人ひとり異なるため、平均値や周囲の子どもと比べすぎないことが大切です。
この時期(プレゴールデンエイジ期)は、神経系が急速に発達する段階です。
走る・跳ぶ・投げるなどの基本動作をさまざまな形で経験しながら、身体の使い方の引き出しを増やしていくことが、将来の運動能力を伸ばすことにもつながります。
運動音痴かどうかは、この時期の経験次第で大きく変わります。
楽しく身体を動かせる環境を整えてあげることが、もっとも大切な第一歩です。
外遊びや習い事を通じて、焦らず、子どものペースに合わせながら、一緒に楽しんで取り組んでいきましょう。
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羽島本店
経歴
岐阜県内の幼稚園、保育園で体操指導員として2010年より10年間指導にあたり、現在JPCスポーツ教室羽島本店の指導員として在籍中。
SV(スーパーバイザー)として主に愛知エリア・九州エリアの店舗管理を行う。
資格
KOBA式体幹トレーニング Sライセンス
NESTA キッズコーディネーション トレーナー
子ども身体運動発達指導士