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運動は子どもの自己肯定感を高める!自信を育てるスポーツの選び方

運動は子どもの自己肯定感を高める!自信を育てるスポーツの選び方

「うちの子、何に対しても消極的で自信がなさそう…」

そんなふうに感じたことはありませんか?

自己肯定感は、子どもが将来にわたって伸びやかに成長するための土台です。

そして近年、「運動やスポーツには自己肯定感を高める効果がある」という研究や実践例が注目されています。

本記事では、運動がなぜ心に良い影響を与えるのか、家庭でできる運動習慣、そして子どもに合ったスポーツの選び方までをわかりやすく紹介します。

なぜ運動・スポーツが自己肯定感を高めるのか

駆け回る子どもたち

運動やスポーツが子どもの心に与える影響は、体力や技能の向上にとどまりません。

実は、心の土台である「自己肯定感」を高める力も持っています。

ここでは、なぜ身体を動かすことで子どもの内面が育ち、自信に繋がっていくのかを、科学的な観点と体験ベースの視点から解説します。

小さな成功体験が「自分を認める力」を育てる

自己肯定感とは、「私は私でいいんだ」と思える感覚のことです。

運動は、その基盤となる「成功体験」を得やすい活動と言われています。

たとえば縄跳びで連続10回跳べた、昨日より速く走れた、こうした達成感は、子どもに「できた!」という感覚をもたらします。

この「できた」の積み重ねが、「自分はやればできるんだ」という自信を育て、自己肯定感を高める核となるのです。

身体を動かすと“心が整う”科学的理由

運動をすると、脳内ではセロトニンやドーパミンなどの神経伝達物質が分泌されます。

これらはストレスを和らげ、気持ちを前向きにする働きがあると言われています。

そのため、落ち込んでいた子どもが外で体を動かすだけで表情が明るくなったり、「また頑張ろう」と思えたりするのです。

運動には単なる体力づくり以上に、心の安定や情緒の発達にも良い効果があることが、脳科学の分野でも裏付けられています。

仲間との関係性が「社会的自己肯定感」に繋がる

野球やサッカーなど団体競技では、子どもは仲間と協力しながら目標を目指します。

「自分の動きがチームに役立った」「ありがとうと言われた」という体験は、子どもにとって自己肯定感を高める強力な源です。

社会の中で「自分は役に立つ存在なんだ」と感じることは、“社会的自己肯定感”を育てる上で欠かせない要素となります。

家庭でできる!自己肯定感を高める運動習慣

手をあげる男の子と女の子

スポーツや習い事に通わせることが難しいご家庭もあるかもしれません。

ここでは、日常の中で子どもの自己肯定感を高める方法をご紹介します。

親子で楽しみながらできる簡単な運動や、その際の関わり方、目標設定のコツなど、具体的な家庭での実践アイデアを、ぜひ参考にしてみてください。。

親子で楽しめる簡単な運動のアイデア

特別な器具や広い場所がなくても、以下のように家庭でできる運動もたくさんあります。

  • 縄跳びチャレンジ(10回→20回と回数を増やす)
  • 親子でキャッチボール
  • 公園での鬼ごっこや追いかけっこ
  • 家の中でラジオ体操や柔軟体操

このような遊びや習慣の中でも子どもの自己肯定感を高めることは十分可能です。

もうすでにやったことがあるものも多くあるのではないでしょうか。

今度からは「正しくできること」よりも、「楽しみながら挑戦し、達成する経験」を積むことを意識して、より楽しく取り組んでみてください。

目標設定の工夫が「継続する力」を育てる

いきなり高い目標を設定すると、失敗体験に繋がってしまいます。

「今日は10分外で遊ぶ」「1回でも多く跳べたらOK」など、“達成しやすい目標”を用意することが成功体験につながります。

また、目標は「他人と比べる」のではなく、「昨日の自分と比べる」視点で考えるのがポイントです。

褒め方ひとつで子どもの自己評価が変わる

「すごい!」と結果だけを褒めるより、「頑張ってたね」「あきらめなかったね」とプロセスを認める褒め方が、子ども自身の“自分を見る目”を育てます。

また、「一緒にやって楽しかった!」という声かけは、親子関係を良好にするだけでなく、子どもが自分自身を肯定する力も高めることができます。

気づいたときにぜひこのワードを使って、少しずつ声かけを変えていってみてください。

自己肯定感を高めるスポーツの選び方

ストレッチをしている子どもたち

子どもをスポーツの習い事に通わせたいと考えたとき、「どんなスポーツをさせたらいいか分からない」と迷う保護者の方も多いのではないでしょうか。

スポーツにはそれぞれ特性があり、子どもの性格や課題に合ったものを選ぶことが大切です。

ここからは、自己肯定感の成長に役立つスポーツの種類と、その効果や向いている子のタイプについて解説します。

個人競技:自分の成長が見えやすい

水泳・陸上・体操・ダンスなどは、自分の努力が記録や演技に直接反映されやすい個人競技です。

特に「他人と比べられるのが苦手」というタイプの子には、“昨日の自分”と向き合える競技が向いています。

目に見える成長が実感しやすく、「できるようになった!」という感覚が自己肯定感を高めるきっかけとなります。

団体競技:他者と協力する喜びがある

サッカー・バスケットボール・リレーなどは、仲間との連携やチームの一体感を味わえるスポーツです。

「ありがとう」「ナイスプレー」といった声かけを受ける経験は、子どもの心に深く残ります。

特に、他人と関わるのがやや苦手だったり、自分に自信がなく消極的になりがちな子どもには、団体競技が新しい世界への扉になります。

「自分の行動が誰かのためになった」と実感することで、社会性と自己肯定感を一緒に高めることができるでしょう。

体幹トレーニング:心と身体の軸を整える運動

体幹トレーニングは、運動の基礎力だけでなく「安定感を高めること」や「自信がつくこと」に直結するトレーニングです。

そのため、運動が苦手で「自分はできない」と思いがちな子どもにおすすめです。

「姿勢を保つ」「バランスを取る」「集中する」などの力は、すべて体幹から生まれます。

バランス感覚や姿勢が整うことで見た目の印象も変わり、外見と内面の両方で自信を持ちやすくなります。

体幹と心を強くするJPCスポーツ教室は、3歳から中学生、大人まで、年齢やレベルに合わせた体幹トレーニングを専門的に提供している教室です。

「運動が苦手」「すぐに諦めてしまう」というお子さまでも、小さな成功を積み重ねることで、心と体の軸を整えることで、自然と自己肯定感を高めることができます。

運動は子どもの自己肯定感を高める!自信を育てるスポーツの選び方|まとめ

運動やスポーツには、子どもの自己肯定感を高める大きな力があります。

「できた!」という体験、体を動かして気持ちが前向きになる感覚、そして仲間との関わりで得られる承認、どれもが子どもの心を支える栄養です。

家庭でのちょっとした遊びや声かけから始め、続けられる運動習慣を作ることで、子どもは少しずつ、自信に満ちた姿へと変わっていきます。

さらに一歩踏み出したい方は、JPCスポーツ教室のような専門的な環境での体幹トレーニングを取り入れることで、心と身体の軸が整い、ぐんと成長する姿が見られるでしょう。

興味がある方は、ぜひ無料体験・見学をお試しください。

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監修者情報
高橋建二
高橋建二
JPCスポーツ教室
羽島本店

経歴
岐阜県立岐阜城北高校卒業後、中学硬式野球クラブチームの監督を2年間務める。(全国大会ベスト4)
現在JPCスポーツ教室の本部統括を務め、羽島本店の指導員として在籍中。
SV(スーパーバイザー)として主に関東エリアの店舗管理を行う。

資格
KOBA式体幹トレーニング Bライセンス
KOBA式体幹トレーニング Aライセンス
KOBA式体幹トレーニング Sライセンス

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