「ドッジボールは遊び」というイメージが強く、ドッジボールだけで運動神経が向上するのか疑問に感じる方もいるのではないでしょうか?
じつは、ドッジボールは遊びながら運動神経を鍛えられる万能スポーツなのです。
今回は、ドッジボールで鍛えられる効果や子どもの運動能力を養うためのポイントなども解説していくので、ぜひご覧ください。
目次
ドッジボールが運動神経を向上させる理由

ドッジボールは、子どもが成長期に真剣に取り組めば、運動神経の向上も期待できるスポーツです。
まずは、ドッジボールで運動神経が良くなる理由3つを順番に解説していきます。
- 瞬発力・腕力などが育つから
- 動体視力が身につくから
- 楽しみながら体力向上が期待できるから
瞬発力・腕力などが育つから
ドッジボールは、ボールを避ける、キャッチする、投げる動作を通じて瞬発力や腕力などがバランスよく鍛えられるため、運動神経の向上につながります。
特に瞬発力や腕力は、野球やサッカー、鉄棒やマット運動といったあらゆる運動で、優れたパフォーマンスを発揮するために重要です。
ドッジボールでは、上記のスポーツに必要な動きを一通り補えるため、運動神経の向上につながると言えます。
動体視力が身につくから
ドッジボールはボールを目で追うため、瞬発力や腕力だけでなく、様々なスポーツで活かせる動体視力も養うことができます。
動体視力は、動いている物体を目で追い、正確に動きを把握する能力のことで、運動能力と密接に関係しています。
ドッジボールでは、ボールや相手の動きを瞬時に把握して体を動かすため、「目と体の連携」である動体視力を鍛えやすく、野球やサッカーといった他のスポーツにも活かせます。
楽しみながら体力向上が期待できるから
ドッジボールは、友達と遊び感覚で取り組みやすいスポーツであり、楽しみながら自然に運動能力の向上が期待できます。
特に、「ゴールデンエイジ期」と呼ばれる6歳〜12歳の子どもが全身運動であるドッジボールを続けることは、体力や運動神経の向上につながります。
また、ドッジボールでボールを避けるだけでも瞬発力のトレーニングにつながるため、球技が苦手な子どもや、走ったり複雑な運動をするのが苦手な子でも運動神経の向上トレーニングとして取り入れやすいのが魅力です。
【運動神経以外】ドッジボールで鍛えられる3つの能力

ドッジボールでは、運動神経以外にも以下3つの能力が鍛えられます。
- コミュニケーション能力
- 論理的思考
- 集中力
上記の能力は、日常生活でも役立てることができるため詳しく見ていきましょう。
コミュニケーション能力
ドッジボールでは、相手チームにどうすれば勝てるかを話し合ったり、チームメイトのミスに「大丈夫だよ!」「次!」などの声かけを通じてコミュニケーション能力を養うことができます。
ドッジボールは団体競技なので、試合に勝つためにはチームの仲間たちとコミュニケーションを取れるかが大切です。
また、コミュニケーション能力はスポーツから離れた日常生活でも役立つため、ドッジボールでは積極的にコミュニケーションを取っていきましょう。
論理的思考
ドッジボールで強くなるには、「外野と内野でどのようにボールを回すか」「誰から狙えば勝てるか」など、試合運びを考える必要があるため論理的思考が育ちます。
ドッジボールで論理的思考を養うことができれば、日常生活においても「宿題を終わらせるには」「テストで満点を取るには」など、様々な面で活かすことができるでしょう。
また、論理的思考は他のスポーツに取り組むようになってからも重要なので、ドッジボールを通して早めに養っておくのがおすすめです。
集中力
ドッジボールでは、ボールや相手の動きをしっかり追わなければすぐに当てられてしまうため、自然と集中力を磨くことができます。
集中力は勉強にも活かされる能力なので、ドッジボールを活用して、子どものうちから鍛えていきましょう。
ドッジボールで運動神経を効率よく養う3つのポイント

ドッジボールを練習することで運動神経を養えるものの、単なる遊びとしてドッジボールを行なっているだけでは効果が半減してしまいます。
ここからは、ドッジボールによって運動神経を効率よく養うポイントを3つ解説していきます。
ドッジボールに本気で取り組む
ドッジボールを通して効率よく運動神経を養うためには、ボールを投げる・受ける・避けるといった一つの動作を、本気で取り組むことが大切です。
本気で取り組む事で、上手くいかなかったときも「なぜ上手くいかなかったのか」を自分で考えたり、練習を重ねることにつながり、結果的に運動神経を養うことに役立ちます。
まずはドッジボールを遊び感覚で始めて、慣れてきたら投げる、受ける、避ける動作を真剣に行うことで、自然と全身を使えるようになり、運動神経向上の効率アップにつながります。
正しいフォームでボールを投げる・キャッチする
ドッジボールでボールを投げる・キャッチする動作を正しいフォームで行うことで、より効果的に運動神経の向上につなげることができます。
ドッジボールの正しい投げ方・受け方は以下の通りです。
ボールの投げ方
- ボールを手のひら全体で包むように持つ
- ボールを持っていない手は前に伸ばし、伸ばした腕側の足も前に踏み出す
- ボールを持つ腕は肩より上に持ってきて、体を捻りながら体重を前に移動させる
- 腕が肩より下に来ないように、手首を返してボールを投げる
ボールの受け方
- 両足は肩幅くらいに開き、腰を落とす
- 手だけで取ろうとせず、両腕とお腹で受け止めるようにキャッチする
ボールを投げる・受けるといった動きはあらゆるスポーツで活かせる動きになります。
ドッジボールを通じて練習を続けることで、運動能力と共に技術の向上も期待できます。
ぜひ取り入れてみてください。
相手の動きをよく観察する
相手の動きをよく観察することで、ドッジボールで効率よく運動神経向上を目指すことが可能です。
なぜなら、相手の動きをよく観察することで、動体視力を養うことにつながり体との連動を意識できるようになるからです。
例えば、「ボールがどこに飛んでくるか?」「相手がどの方向に逃げるか?」などを観察し、予測して動くには頭と体を連動させることが重要になります。
そのため、ドッジボールで相手の動きをよく観察することは、運動神経向上の効率アップにつながると言えます。
運動神経をさらにアップさせたいなら体操教室もおすすめ

ここまでを通して、ドッジボールが運動神経の向上につながる理由や身につく能力について解説してきました。
そのうえで、さらに効率よく運動能力を鍛えたいなら、スポーツ教室を併用するのもおすすめです。
トレーニング内容はスポーツ教室によって様々ですが、中には体幹トレーニングで体の使い方や正しい姿勢の保持を基礎から学べるものもあります。
特に、JPCスポーツ教室では、心・考・体を大切にしており、心と体の発達をサポートします。
小中学生向けの体幹トレーニングクラスでは、KOBA式体幹トレーニングを取り入れ、「柔軟性」「安定性」「バランス」「連動性」をバランスよく鍛えることができるため、ぜひ無料体験教室へお申し込みください。
ドッジボールが運動神経育成に繋がる理由まとめ
ドッジボールはボールを避けたり投げたりなど、全身運動ができるため、運動神経が向上していきます。
- ドッジボールを真剣に練習する
- 正しいフォームで投げる・キャッチする
- 相手の動きをよく観察する
上記を意識して取り組むと、ドッジボールの技術と一緒に運動能力も同時に磨かれていくでしょう。
また、ドッジボールを通して運動神経向上を目指すなら、体操教室へ通って体の動かし方などを身につけるのもおすすめです。
JPCスポーツ教室では、運動が苦手な子どもはもちろん、今よりもワンランク上のパフォーマンスを発揮したい子どものサポートも行なっているので、ぜひお近くの教室へ足を運んでみてください。
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羽島本店
経歴
岐阜県内の幼稚園、保育園で体操指導員として2010年より10年間指導にあたり、現在JPCスポーツ教室羽島本店の指導員として在籍中。
SV(スーパーバイザー)として主に愛知エリア・九州エリアの店舗管理を行う。
資格
KOBA式体幹トレーニング Sライセンス
NESTA キッズコーディネーション トレーナー
子ども身体運動発達指導士