ある日のトレーニング中、1人の小学生の男の子が、ちょっと集中を切らしてふざけてしまいました。
他の子と笑い合って、注意してもどこか上の空。
以前の自分なら、「ちゃんとやりなさい」「今は真剣な時間だよ」と強めに伝えていたかもしれません。
でも、その日は少しだけ立ち止まって、「なんで集中できなかったんだろう?」と考えてみました。
声をかけて話してみると、その子はポツリとこう言いました。
「最近、試合でミスばっかりして、自信なくなってきた」
「野球も、トレーニングも、自分だけヘタな気がして、なんかイヤになった」
――あぁ、そうか。
ふざけてるように見えても、それは“逃げ”じゃなくて、がんばってる子の“心の防御”だったんだな、と気づかされました。
JPCスポーツ教室では、競技に取り組む子どもたちに対して、技術や体の使い方だけでなく、「気持ちの部分」にも寄り添う指導を大切にしています。
競技スポーツでは、ミスを責められたり、自信を失ったり、周りと比べてしまうことも多い。
でも私たちは、そういう時こそ「ちゃんと見てくれてる人がいる」「信じて声をかけてくれる人がいる」という経験が、次の一歩につながると信じています。
先ほどの男の子は、その後も完璧にはなりません。
でも、少しずつ自分のペースで取り組み始め、「やっぱり野球が好き!上手くなりたい!」と言えるようになりました。
トレーニングでは、
☑️ 体幹やバランスの強化
☑️ スポーツ動作の安定
☑️ 怪我の予防とフォーム改善
といった技術的なことは当然やります。
でもそれ以上に、「本人が前向きになれる環境づくり」も、私たちの大事な仕事だと感じています。
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