寒い冬は子どもが外に出たがらず、運動不足や肥満気味で心配なお父さん・お母さんも多いのではないでしょうか。
外に出るのが億劫になりがちな冬に子どもの運動不足・肥満を解消するためには、親のサポートが不可欠で、散歩や室内での運動などを親子で行うのが最もおすすめと言えます。
本記事では、子どもが冬に運動するメリットと注意点を解説しつつ、日常生活の中で運動不足・肥満を解消するコツを解説していきます。
目次
冬に運動する利点と注意点を解説
まずは冬場に運動することにどのようなメリットがあるのかを見ていきましょう。
結論から言うと、冬場の運動は子どもの免疫力を強化するだけでなく、学校の長期休暇で乱れがちな生活リズムを整える効果があります。
本項では、冬に運動するメリットと合わせて、冬の運動を安全に楽しむための注意点も解説していくので、ぜひご覧ください。
冬の運動は利点が多い
子どもが冬に運動する主なメリットは以下の3つが挙げられます。
- 日中に体を動かすことで、生活リズムの乱れや睡眠不足を回避できる
- 血液やリンパ液の流れが活発化し、免疫力を強化できる
- 親子で運動することで、コミュニケーションを自然に増やせる
特に、小学生の場合は長期休暇で生活リズムが崩れると、子どもが朝起きれず遅刻してしまうということも多々あります。
冬の運動は精神面・肉体面ともにメリットが大きいので、積極的に取り入れていくようにしましょう。
冬の運動の注意点
子どもにとってメリットの多い冬の運動ですが、水分補給や服装は夏場の運動と同じように注意しなければいけません。
寒い環境下で運動する場合も汗が出ますが、冬の方が喉の渇きを感じにくくなる傾向があります。子どもが喉の渇きを訴えないときも、親が意識して水分補給を促すようにしましょう。
また、子どもの服装にも注意が必要です。汗が乾いて体温が下がりすぎないように、こまめに汗を拭いたり、上着を着たりして体温が下がりすぎないよう注意してください。
冬の運動不足・肥満解消につながる運動のコツ
子どもにとって冬場はクリスマスや正月などのイベントが多いため食欲は増すものの、日中でも寒さを嫌がり、外出の頻度が減る季節です。
そこで本項では、子どもの運動不足を自然に解消できる5つのコツを詳しく解説していきます。
「そもそも運動自体が苦手」「できれば親も一緒に運動したい」という方にもおすすめの運動方法なので、子どもの運動不足で悩んでいる方は参考にしてみてください。
散歩やランニングに行く
冬に子どもが運動しないとお悩みの方は、まず親子で散歩することから始めましょう。遠出する必要はないので、早朝の冷たい空気を感じるだけで体のリズムを整えるメリットもあります。
また、冬ならではの体験として霜柱や枯葉を踏んで感触や音を楽しんだり、枝などで霜を削って絵を書いたりすると、親子のコミュニケーションにもなるためおすすめです。
なお、運動が得意な子どもであればランニングを取り入れても良いかもしれません。汗拭きタオルや防寒具を準備して、風邪を引かないように気を付けつつ、運動を楽しみましょう。
公園に出かける
近隣に公園がある場合は、比較的暖かい日中に公園へ出かけるのもおすすめです。道中も運動の一環となりますし、遊具を使えば遊び感覚で運動を楽しめます。
遊具がない公園では人数が少なくても楽しめる鬼ごっこや縄跳びが最適で、運悪く友達がいない日でも親子で一緒に体を動かせます。
特に、鬼ごっこは持久力や瞬発力、急に体の方向を変えることでバランス力も養えるので、子どもの運動不足が気になる場合は積極的に取り入れてみましょう。
室内での遊びを取り入れる
どうしても子どもが「寒い!」「外に出たくない」という場合は、室内で遊べるレクリエーションを活用するのもおすすめです。
例えば、ティッシュを息だけで浮かせたままにする遊びや、座ったままで風船をバレーボールのようにラリーするなど、発想さえあれば子どもが飽きずに楽しめるでしょう。
ただし、室内は物が多いため、カーペットなどで子どもがつまずくなどの思わぬ事故が発生することもあります。
室内であっても親が見守ったり、一緒にレクリエーションを行ったりすることで、子どものテンションが上がりすぎないように注意しておきましょう。
お手伝いをしてもらう
子どもと一緒に行う冬の運動としておすすめなのが、家のお手伝いです。普段頼まないことも積極的に子どもに頼むことで、子どもも新鮮な気持ちでお手伝いを行うことができ、自然に運動不足解消も図れます。
子どもが小さい場合は、掃除機をかける際にコードを持ってついてきてもらったり、畳んだ洗濯物を積んでもらうなどのお手伝いを遊び感覚で頼んでみましょう。
親子のコミュニケーションが増えるだけでなく、「できることが増えた」という子どもの達成感にも繋がるので、ぜひ取り入れてみてください。
習い事を利用する
ここまでお伝えしたのは日常の中における運動不足解消のコツですが、子どもの体力をアップさせたり、運動能力を向上させたいという目的がある場合は習い事の活用も検討してみてください。
特に、体操教室は運動が苦手な子どもにもおすすめで、体操を通して体の柔軟性やバランス感覚が向上することで、予期せぬ怪我に繋がりにくくなります。
いきなり本格的な体操指導から始まる教室の場合、運動が苦手な子どもは嫌がる可能性が高いので、JPCスポーツ教室のように運動の楽しさを重視する教室を探すようにしましょう。
痩せるには運動だけでなく食事も重要
ここまで、冬の運動不足に重点を置いて解説してきましたが、子どもが肥満気味になっているとお悩みの場合は、食事面での改善も視野に入れてみてください。
食事改善とは言っても難しく考える必要はありません。朝食を食べていない場合は意識して食べさせる・お菓子を食べ過ぎていないか気を付けるなどの簡単なことから改善していけば問題ありません。
また、どうしても野菜が不足しがちになる子どもの食事ですが、野菜が苦手な場合でも一緒に料理を作ってみると「苦手でも食べてみよう」と感じる子どもも多い傾向にあります。
子どもの肥満改善では食事量を少なくするのではなく、野菜・肉・お米など栄養バランスの良い食事が重要となるので、冷凍総菜も活用しつつ食卓の彩りを増やしてみましょう。
運動不足・肥満解消に効果的な冬に運動するメリット・注意点|まとめ
今回は、冬に運動しない子どもが心配な方向けに、子どもの運動不足を解消するコツを詳しく解説してきました。
冬場は寒く動きたくないという子どもも多いですが、冬ならではの体験を活用したり、暖かい室内での運動を取り入れたりすることで、運動不足解消を図れます。
体を冷やしすぎない・水分補給はこまめに行うといった点に注意しつつ、この冬は子どもと一緒に運動してみてはいかがでしょうか。
また、JPCスポーツ教室では運動が苦手な子どももスポーツの楽しさを実感できる授業をご用意していますので、冬の運動不足が心配という方はぜひ無料体験に申し込んでみてください。
JPCスポーツ教室の教室一覧はこちら羽島本店
経歴
岐阜県内の幼稚園、保育園で体操指導員として2010年より10年間指導にあたり、現在JPCスポーツ教室羽島本店の指導員として在籍中。
SV(スーパーバイザー)として主に愛知エリア・九州エリアの店舗管理を行う。
資格
KOBA式体幹トレーニング Sライセンス
NESTA キッズコーディネーション トレーナー
子ども身体運動発達指導士