ボールが来ると顔をそむける。投げようとしても、すぐ足元に落ちる。そんな幼児のボール遊びの苦手さが気になったら、「転がす」「かごに入れる」「近くで受け取る」遊びから、本人が楽しめるものを選んでみましょう。
この記事では、3〜6歳の園児と家でできる3つの親子遊びを紹介します。雨の日や、外で遊びにくい暑い日にも取り入れやすい内容です。
好きな1つから、数分の親子遊び
座って転がし、両手で止める
すぐ近くから、入れる・落とす
手渡しから。怖がったら戻す
全部できなくてもOK。順番も固定しません。
幼児のボール遊びが苦手なときは、まず難しさを調整
「投げる」「捕る」は、ボールに触れるだけの遊びより動きの組み合わせが増えます。できない場面だけを見て、運動の得意・不得意を決めつける必要はありません。
まずは、本人が困っている場面を見てみましょう。
- 顔の近くへ飛んでくるのを嫌がる → 空中に投げず、床で転がす
- ボールを持ちにくそう → 両手で扱いやすい大きさ・重さに変える
- 的に届かない → 距離を近づけ、的を大きくする
- 説明が長いと離れてしまう → 大人が一度やって見せ、声かけを短くする
文部科学省の「幼児期運動指針」も、子どもが自分から楽しめる遊びを通して、多様な動きを経験することと、発達の個人差に配慮することを大切にしています。
年齢ごとの合格ラインを決めず、「今、楽しめる難しさ」に合わせることが出発点です。
家でできる親子のボール遊び3選
用意するのは、子どもが両手で無理なく持てる柔らかいボールと、角や縁でけがをしにくい低いかごです。ボールは製品の対象年齢を確認してください。
以下の距離や回数は、遊びを始めるための例です。3つ全部を行う必要はありません。1つを数分、本人が「もう一回」と思える範囲で楽しみましょう。
1|座って「ころころパス」
親子で向かい合って床に座り、ボールをゆっくり転がします。最初は手が届きやすい近さから始め、慣れたら50cm〜1mほどを目安に離れてみましょう。
- 大人が「いくよ」と声をかけて、床を転がす
- 子どもは両手でボールを止める
- 止められたら、大人へ押し返す
声かけは「両手でお迎えしよう」。体に当たる速さや、顔へ跳ねる転がし方は避けます。ボールが横へそれたら大人が近くへ戻し、追いかけさせなくても大丈夫です。
止められたことに加えて、「ボールを見ていたね」「こっちへ返してくれたね」と、実際にできた動きを伝えましょう。
2|近くのかごへ「お届け遊び」
まずはかごのすぐそばで、持ったボールを中へ入れるところから。投げる前の「持つ・運ぶ・手を離す」遊びとして楽しめます。
- かごの近くで、両手のボールを中へ落とす
- 楽しめたら、半歩ほど離れて下からふんわり投げる
- 外れたら、かごを近づけるか、広いものに変える
「かごへお届けしよう」と誘い、強く投げることや、遠くへ飛ばすことを目標にしません。腕や手を持って無理に動かすより、大人がゆっくり見本を見せてみましょう。
慣れてきたら、かごの位置を少し変えるだけでも遊び方が広がります。一度に距離・的の大きさ・投げ方を全部変えず、1つずつ調整すると様子を見やすくなります。
3|手渡しから「近くで受け取り」
空中のボールが怖い子は、手渡しで十分です。「投げられたボールを捕る」ことを急ぐ必要はありません。
- 大人が子どもの胸より低い位置で、ゆっくり手渡す
- 子どもが両手で受け取り、大人へ返す
- 本人が試したがったら、ごく近くから低く・ゆっくり投げてみる
合言葉は「両手でどうぞ」。顔へ向けて投げず、受け損ねても拾って渡せば遊びは続きます。怖がったらすぐ手渡しに戻しましょう。
「捕れた回数」だけで評価せず、自分から手を出せた、ボールに触れた、返せた、といった一つひとつを見てください。
遊ぶ前に、安全を確認
- 滑りにくい平らな床で、家具・窓・階段から離れる
- 保護者がそばで見守り、周囲の人や物との距離を確保する
- 対象年齢に合う柔らかいボールを使い、顔へ投げない
- 嫌がる、痛みや疲れが出るときは中止する
うまくいかないときの変更は、1つずつ
遊びを嫌がったら、回数を増やす前に道具や距離を変えてみましょう。次の表は、家庭で試しやすい調整例です。
| 子どもの様子 | 最初に変えること |
|---|---|
| ボールが怖い | 空中のやり取りをやめ、床のころころパスへ |
| かごに届かない | 的を近づける。すぐ横から入れてもOK |
| 持つのが大変そう | 柔らかく、両手で扱いやすいボールへ |
| 飽きる・嫌がる | いったん終了。次は好きな遊びを1つだけ |
| 失敗すると悔しそう | 「ボールを見ていたね」など、できた動きを伝える |
「もっと頑張って」より、遊びの条件を変えて、本人が参加しやすくすることを意識しましょう。楽しく終われた日は、それ自体が次の遊びへの入口になります。
親子チェック
- 本人が楽しめる遊びを選んだ?
- 難しさは1つずつ変えた?
- 痛み・疲れ・怖さがないか見ている?
なお、ここで紹介した数分の遊びは、日々の体を動かす時間の一部です。これだけで一日の運動が足りるという意味ではありません。散歩や公園遊びなども、生活の中で無理なく組み合わせてください。
桑名で園児の運動教室を探している保護者の方へ
家では同じ遊びになりがち、友達と一緒に体を動かす経験も増やしたい。そんな家庭には、運動教室での体験も選択肢になります。
JPCスポーツ教室 桑名店の園児向けクラスでは、体操体幹トレーニングクラスで、遊びを通して走る・跳ぶ・投げるなどの基本動作に取り組みます。
無料体験では、教室の雰囲気、コーチとのやり取り、子どもがどんな活動に興味を持つかを見てみましょう。申込フォームの相談欄に「ボールが顔に近づくと怖がる」「手渡しなら楽しめる」などと書くと、気になることを具体的に伝えられます。
体験は通常の授業に参加する形です。この記事の3つの遊びや、ボールだけの個別指導を必ず行うものではありません。
無料体験の準備
- 前日までに、年齢と希望日・時間を伝えて申し込む
- 店舗からの案内で、参加できる日時・クラスを確認する
- 動きやすい服装、室内履きシューズ、水分を用意する
- 当日は開始10分前を目安に来店する
公式案内では、準備体操を含むおおよそ60分の授業を体験できます。対象クラスや体験可能日は、申込時に最新の案内をご確認ください。
よくある質問
Q. 3歳でうまく投げられなくても、練習した方がよいですか?
無理にフォームを教え込む必要はありません。持つ、転がす、近くのかごへ入れるなど、本人が楽しめる遊びを選びましょう。習得のペースには個人差があります。
Q. 室内でもボール遊びはできますか?
周囲に十分な空間があり、滑りにくい床で、保護者が見守れる場合に行いましょう。狭い場所では投げる遊びを避けてください。集合住宅では音や振動にも配慮し、転がす・手渡す遊びから選ぶと取り入れやすくなります。
Q. ボールを捕れない原因は体幹ですか?
捕れないという様子だけで原因は判断できません。ボールや距離、怖さなどを調整して、楽しめる場面を探しましょう。痛みがある場合は中止し、日常生活にも気になる困りごとが続く場合は、かかりつけ医などへ相談してください。
Q. ボール遊びが苦手でも無料体験を申し込めますか?
まずは年齢や気になることを店舗へお伝えください。苦手な場面だけでなく、好きな遊びも伝えると相談しやすくなります。体験日時や参加クラスは、店舗からの案内をご確認ください。
運動経験の考え方を知りたい方は「もう遅い」は勘違い?運動神経がぐんと伸びる年齢とは?もご覧ください。小学生の兄姉の走り方にはかけっこの3つのコツを紹介しています。
親子で「楽しい」を見つける、最初の体験へ
JPCスポーツ教室 桑名店で、授業の雰囲気とお子さまに合うかを確かめてみませんか。年齢や好きな遊び、気になることを添えてご相談ください。
体験日時・参加クラスは店舗の案内をご確認ください。