バスケットボールはスピード感があり、接触プレーが多いスポーツです。
ドリブル中の接触やディフェンス時の体の寄せ方など、ちょっとした動きの違いでファールを取られてしまう場面も少なくありません。
小中学生の場合、体幹が未発達なためにバランスを崩しやすく、それが原因で「押した」「ぶつかった」と見なされてしまうこともあります。
そのため、ファールが起きやすいパターンをあらかじめ知っておくことが、上達への第一歩です。
この記事では、ファールを取られやすい場面やその背景、そしてファールを減らすための体幹の使い方やトレーニング方法について詳しく紹介します。
目次
バスケでファールを取られやすい典型的な場面とは

バスケットボールでは、接触そのものが避けられないため、ファールの判定は非常にシビアです。
特にディフェンス時やリバウンド、1対1のドライブなどでは、わずかなバランスの乱れや動作のクセでファールになることがあります。
ここでは、ファールを取られやすい代表的な場面を具体的にみていきましょう。
1対1のドライブで体が流れたとき
オフェンスの選手がドライブで相手を抜こうとしたときに、体幹が弱いとバランスを崩してしまい、肩や腕が相手に当たってしまいます。
審判からは「チャージング」と判断されやすく、意図していなくてもファールとなるケースがあります。
ファールを取られないためには、動き始めから止まるまで、軸を安定させた動きを意識することが大切です。
リバウンド争いで押し返そうとしてしまうとき
リバウンドでは体を張った争いになりますが、体幹が不安定だと相手の勢いに負けて後手に回り、無意識に手で押し返す動きが出てしまいます。
これが「プッシング」のファールとなる場合が多く、特に小中学生では自覚のないまま反則を取られてしまうこともあります。
体幹が弱いゆえに、上半身を無理に使ってバランスを取ろうとし、結果的に余計な力が入ってしまうことが原因です。
ディフェンスで止まれず体がぶつかったとき
ディフェンスの動きで相手に寄せる際に、スライドステップや急停止の動作が甘いと体が流れて相手にぶつかってしまいます。
これは「ブロッキング」としてファールになる典型例で、しっかり止まれる力があるかどうかが重要な判断材料になります。
体幹が安定していると、こうした急停止や切り返しにも対応が可能です。
バスケのファール対策に体幹トレーニングが効果的な理由

ファールを減らすためには、ルールの理解だけでなく、「体の使い方」を身につけることがとても重要です。
ここで言う体の使い方とは、姿勢・バランス・力の入れ方・止まり方・ぶつかったときの受け身など、動き全体をコントロールする力を指します。
その中でも特に基礎となるのが「体幹の安定」です。
体幹が安定していると、姿勢やバランスが保ちやすくなり、無駄な力みや不要な動きが減っていきます。
ここでは、体幹がどのようにファール対策に役立つのかを3つの理由から紹介します。
理由①|姿勢を安定させることでチャージングを防ぐ
体幹がしっかり安定していると、ドライブ時に体が流れにくくなり、相手との不必要な接触を防ぎやすくなります。
姿勢が崩れると、バランスを取ろうとして無意識に腕が前に出たり、肩が強く当たってしまいがちになります。
また、姿勢の安定は、プレー全体をスマートに見せることにもつながるため、疑わしいプレーを減らす効果も期待できるでしょう。
理由②|相手との距離を保ち、ブロッキングを避ける
体幹が安定すると、ディフェンス時に自分の位置をしっかりキープできるようになります。
相手との距離感を保ちながら動けるため、無理に体を寄せることなく対応が可能です。
結果として、ファールにつながる不必要な接触が減っていきます。
理由③|手・腕の動きがコントロールできる
体のバランスが崩れると、手や腕で支えようとする動きが出やすくなります。
これが相手を押したりつかんだりする形になり、「ホールディング」や「プッシング」のファールを誘発する原因です。
体幹が強ければ、手や腕に余計な力を入れず、下半身と体幹でバランスをとることができ、ファールを回避できます。
バスケでファールを取られない安定した体幹を作るには?

バスケにおいてファールを減らすには、日々の体幹トレーニングで安定した動作を身につけることがポイントです。
特に試合中の動きに直結する「動的体幹トレーニング」を取り入れることで、より実践的な効果が期待できます。
ここでは、無理なく始められて継続しやすい体幹トレーニングの取り入れ方をご紹介します。
ファールを防ぐために取り入れたい動的体幹トレーニング
バスケは止まった状態ではなく、動きながら体をコントロールする場面が多いスポーツです。
そのため、ジャンプランジや片脚バランスなど動きの中で姿勢をキープするような動的な体幹トレーニングが特に効果的です。
たとえば「ジャンプして着地したときに姿勢を保つ練習」や、「ドリブル中に片足立ちで止まってみる」など、まずは遊び感覚で始めてみてもよいでしょう。
こうしたトレーニングを繰り返すことで、試合中の不意な動きにも対応できる“ブレない体”が鍛えられます。
無理なく続けられる内容を選ぶことが、体の変化を実感する近道です。
トレーニング効果を高めるには継続できる環境が大切
体幹トレーニングは、一度やっただけではすぐに効果が出るものではありません。
体幹トレーニングの効果を実感するためには、「続けられるかどうか」がとても大きなポイントです。
最初の数日だけ頑張っても、正しいフォームや負荷の調整ができなければ意味がありません。
だからこそ、継続的にサポートしてもらえる環境があることが理想的です。
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バスケでファールを取られないために!安定感を高める方法を解説|まとめ
ポイントのおさらい:
- ファールはちょっとした体のブレや接触で取られやすい
- 体幹を鍛えると姿勢や動きが安定し、無駄な接触が減る
- 毎日のトレーニングがファールを減らす第一歩
バスケでファールを取られてしまう場面には、動きの不安定さや無意識な接触が関係しています。
体幹を鍛えることで、そうした不安定な動作を抑えられ、審判にとっても「自然なプレー」に見えるようになるでしょう。
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試合中に「いつの間にかファールが減った」と実感できる瞬間が、きっと訪れるはずです。
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羽島本店
経歴
岐阜県立岐阜城北高校卒業後、中学硬式野球クラブチームの監督を2年間務める。(全国大会ベスト4)
現在JPCスポーツ教室の本部統括を務め、羽島本店の指導員として在籍中。
SV(スーパーバイザー)として主に関東エリアの店舗管理を行う。
資格
KOBA式体幹トレーニング Bライセンス
KOBA式体幹トレーニング Aライセンス
KOBA式体幹トレーニング Sライセンス