『幼児期の運動指導が体力・運動能力向上につながる運動プログラムに関する研究(内田智子 ・筒井清次郎 )(2019) 』について、ご紹介します。
これは、幼児期の運動指導に関する研究で、「指導者による運動指導」と「自由遊び」のどちらが運動能力向上に効果的かを比較したものです。
その結果、この2つの方法だけでは大きな差は見られませんでした。
しかし、指導に“遊びの要素”を加えたプログラムを実施したところ、自由遊びを行った子どもよりも運動能力が向上することが確認されました。
つまり、幼児期の運動能力を高めるためには、ただ教えるだけでも、ただ遊ばせるだけでも不十分で、「遊び」と「指導」の両方をうまく組み合わせることが最も効果的であると示されています。
JPCでは遊びと指導、楽しさとチャレンジが両立した授業づくりを大切にし、子どもたちの運動能力を理論的に伸ばす環境を整えています。